シンプルかつ大きく出ました(笑)。
ピッチのこと、イヤトレのことをよくtwitterやこのブログで書いてますが、それ以前に一番大事なのが「グルーヴ」だと思います。
これはクラシックも含めてです。
よく「黒人特有の」みたいな論がありますが、やはり身体意識、身体操作などの問題だと思います。
ミトコンドリアの研究などではそもそも「人種」という概念自体、意味をなさなくなりつつあるようですし。
「文化」としての身体の使い方、感じ方としては、勿論意味はありますが。
さて「グルーヴ」、もともとは「溝」ですが、「レコードの溝」のグルグル感、回る感じが音楽での「グルーヴ」と直結してると思います。
回転運動です。
テンポが保たれていても「止まってる」演奏ってありますね。
回転感覚が足りないんだと思います。
円運動の正射影は振り子運動なので、揺れるだけでもいいと思います。
グルーヴするのに大きな身体運動は必要ないと思います。
イメージとしては例えば「皿回し」。
バランスを取って、最小の動きを手ですれば、皿は回り続けますよね。
回転の中心、動きの起点は、背骨の一番下、仙骨ですが、仙骨ピンポイントで意識を向けると固くなってしまうかもしれません。
骨盤全体をゆらしてリズムを取る、要するに「腰でリズムを取る」です。
手でのスナップや足でのカウント、ステップは、体の中心部での揺れ、回転がよく感じられていないと、「取ってつけた」感じになります。
逆に言うと、体の中心部での揺れ、体幹部の皿回し感があれば、手足はそんなに動かなくてもグルーヴできます。
あえて胴体だけでグルーヴしようとした方が、より深くグルーヴできるかもしれません。