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【重要なお知らせです!!】
井戸端カイゴの報告ブログについて
2016年4月(第34回)以降の開催報告の詳細は、下記へ移転しました!
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皆さん、こんにちは~。お元気でしょうか。
8月に入り、いよいよ夏本番!ですね!
オリンピックに熱闘甲子園・・・!
それはそれとしまして、みなさま、お仕事の方は、いかがでしょうか。
さてさて、去る7月22日(金)の午後、
井戸端カイゴ ~介護職のための情報交換と交流会~
の、第37回目を開催しましたので、その報告です!
今回は東別院の「イーブル名古屋(女性会館)」でした。
人数は、後藤含めて7名でした。久しぶりに参加くださった方もいらっしゃり、今回もとっても楽しく介護談義に盛り上がりました。
そんな会の様子を余すことなく伝えるべく、今月も頑張って、一所懸命書きますので、もしよければ読んでくださいね。
【お断り】
会話の内容や参加者の紹介については、参加者やその所属施設・法人が特定できないよう、後藤の独断で脚色・割愛している箇所があります。
また、参加者の名前もボカシたり、あえて施設形態を書かなかったりしています。
理由は、万一、参加者が特定されてしまうと、会での自由な話合いができなくなってしまいます。
そのような事態は絶対に避けたいですので、細心の注意を払っています。どうかご了承ください。
しかしながら、私も人間です。それも、結構ヒートアップしやすい部類の人間です。
従って、まれに筆がすべる場合がありますので、特に会に参加された方にお願いです。私の書いた文に対するご指摘があれば、どしどしお寄せください(メールでお願いします)。
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さて、まずはいつもの通り参加者の紹介から。
※男性は○○「氏」、女性は□□「さん」と表記しています。
■I氏:久しぶりの参加です。
介護の仕事につく前は、自営業に失敗して、タクシードライバーか介護かという選択だったそう。
亡くなられたお母さまが障がい者だった関係で介護の道に。当初は某派遣会社から紹介された老健で働きましたが、その雰囲気に全く馴染めず、体調を崩されました。
その時、ネット検索中に「こころLink」と後藤のことを知り、相談に来られました。
私が介護付有料を紹介させて頂き、はや2年半になります。女性職員達のキツイ口調にもメゲず、頑張っておられます。
彼女と温泉旅行へ行かれたり、公私ともに充実しているご様子でした。
■Fさん:Fさんも本当に久しぶりのご参加です。今年の4月まで某サービス付高齢者住宅(サ高住)で働き、その後、介護から離れ、接骨院の事務のお仕事につかれました。
しかし先生が病を患ったため当院が急に廃業することになり、最近仕事を急に失ってしまったそうです。
趣味は卓球です。こちらは充実している様子で、「結果」が出てきているとのこと。「もうあと1歩」という表現でその充実ぶりを表現されていました。
■Kさん:勤務されていた某住宅型有料老人ホームで徐々に会社上層部と現場との衝突や行き違いが多発し、かなり苦しまれたのですが、このほど後藤のご紹介で転職を果たされました。
新たな職場は、上司に相談・質問をすると本当に真摯でスピーディーな対応をしてくれるので、信頼して身を任せられる安心感があるとのこと。
また、法人トップの介護観を、いち介護職員と共有しようとする姿勢に激しく共感されておられるようです。
新たな職場では、上司やベテランスタッフが会議やミーティングで現場を離れることが多いそうですが、現場のスタッフが快く送り出しているようです。
理由は、上司たちが、現場で生じる問題点や課題を即座に話し合い改善を図ってくれるからだそうです。Kさんにとっての良い職場に出会えてよかった良かった。
■Kさん:この4月から、後藤の紹介で小規模事業所で勤務されています。めまぐるしい毎日、とのことです。
訪問介護・台所・お出かけ・レク・入浴…。
帰ると「グッタリ・・・」なのですが、翌日になると「またご利用者さんたちに会いに行きたい~」って思えるようになったそうです。
(後藤、心底「良かった~」と言い胸をなでおろす)
やはりご高齢者が大好きなんですね。
■A氏:ケアハウス勤務の方です。最近入った男性ご利用者で、共同生活に馴染めない方がいらっしゃるそう。
もう一人、認知気味で被害妄想があり、スタッフを襲ってきたり。
最近、伊勢神宮へ行かれたそうです。赤福かき氷や牛串を食べ、生ビール。鳥羽ではカキと大あさりでビール!いいですね、うらやましい~!
■Fさん:久しぶりの参加です。去年11月まで障がい者関連の事業所で勤務されていました。でも責任が重くなりキツくなってきたため、その後サ責として訪問事業所へ。
でもここが最大に苦痛だった。身体介護は良いのですが、家事援助がもう…。独居、ゴミ屋敷。ゴキブリの運動会。部屋を開けた時の臭いが強烈。今はパートでデイサービス。1か月経つけれど楽しいそうです。時間になったら帰れるそうです。
以上の6名に、後藤を交えた7人でスタート!
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■今回出た主な話題は、こんな感じでした↓
①【訪問介護。男性利用者からのセクハラ。会社から受けた対応について】
『アル中で精神患者の利用者。セクハラがヒドくて。「男が一人でいる部屋に女が一人で来るってことはどういうことか、覚悟してるんだろうな」と。上司(訪問事業所長)に「替わってほしい」と申し出たのだが「あなたしかいない」と替わってもらえず。だんだん、その利用者さんの部屋に入ることが苦痛になってきて、そのうち、自身がパニック症になってしまった。
呼吸困難やめまい、動悸等を発症したため、「休みを下さい」と申し出たが、「責任ある立場なのだからもっと責任を持て」と言われる始末。
掛かりつけの医者や夫からも、「運転中に発症すると危険だから退職しなさい」と勧められ退職を決意。
会社に「退職したいのですが」と申し出たところ、会社から「1年は無理。あなたの代わりを見つけてきたらいいよ。あなたを採用するとき、他にも応募者がいて、その人達全員断ったんだからね」とか言われた。
そんな感じで辞めさせてもらえなかったので、やむを得ず診断書を会社に提出し、強引に有無を言わせず休んだ。その結果、退職できた。』
<参加者の意見>
・「パニック症って、本当に心臓がバクバクしてきて止められないですよね。」
・「退職が決まった瞬間、ピタッと治まったんです。今は入浴介助も楽しい。」
・「訪問は1対1だから恐いですよね。せめて上司や本部が、ちゃんとその怖さを理解して守ってくれる職場環境じゃないと…。」
・「はい、行ってらっしゃ~い!」って感じですからね。上は。無責任。
・「せめてもう少し、線引きをしっかりいして欲しいですよね。”危険な利用者の場合には、薬を玄関先まで置いてくれば良しとする”、とか。」
・(後藤)「断れないんですかね?そういうご利用者を。営利法人なら、断れるのでは?」
・「断れば済む話ですよね。」
・「所長に聞いたら、同一法人のケアマネが担当しているから、それは出来ないんだ、と。断ったら、その次の受け入れ先を探すのが大変なんでしょうね。」
【後藤の個人的な意見】
『私は声を大にして言いたい。そもそも、女性が1人で男性宅を訪問する体制っておかしくないですか。これ言ったら、元も子もないことですか?
でもですね、今は何が起きても不思議ではないです。そんな時世に、正直、どれだけ能天気なんだと思います。
女性がたった1人で男性のお宅を訪問するのを「当たり前」としている業界、そして、そうせざるを得ない仕組み・制度に大きな疑問を感じます。何らかの対策を講じないといけないのではないでしょうか。
この話題を提供してくれた方は、極めて有能な方なんです。
この会に参加してくれるだけの意識の高さ、福祉という仕事への思いだけでなく、介護ビジネスの側面もきちんと考えられて問題意識も高い、そんな稀有な存在だと思っています。
そしてなにより、「サービス提供責任者」という仕事を、自ら「やりたい」と手を挙げる存在が、どれだけ貴重か。
そのような極めて得難い、貴重な存在をも追い詰め、傷心して「退場」させられる業界。
どんな業界なんでしょうか。
どうして上司がもっとフォローしてあげないのでしょうか?
きっと、その上司はたたき上げなのだろう。「私だって、誰からのサポートも受けずやってきたわよ。」とでも言うのだろう。
でも、パニック症を発症するなんて、異常ですよ。異常極まりない職場環境です。
いつも言っていますが、職員をもっともっと守ってやらないと、ダメだと思います。
それから、そういう「問題のある利用者さん」へのサービス提供を断らない理由。私は納得できない。同一法人のケアマネが文句言うからって…。
ケアマネが文句言うから、現場のサ責に全部押し付けようっていうわけですか?
違うでしょう、それは。事業所全体、そして会社全体の問題でしょそれは。どうも上から責任転嫁の連鎖が続いているだけ、臭い物にふたをし、問題を先送りしているだけのような気がします。
そしてさらに言えば、これはもう、一法人、一企業体の問題ですらなく、
社会全体で真剣に議論し改善策を打ち出して行かなければいけない課題、社会全体、国全体で支えて行かなければいけない問題であるように思います。
私に何ができるか分かりませんが、せめて、このような形で問題提起をしていきたいと思います。
そしてこのような問題を解決できる力を持つ方に届いて欲しい。
そんな私は無責任でしょうか?そうかもしれない。でも今はこれが限界。これ以上はできません。』
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②【自分に合わない施設で働くと、こうなる。】
『僕は初めての介護職が老健でした。派遣で、「未経験OK」とあったので始めましたが、これが失敗でした。
殺伐とした雰囲気の中、短時間のうちに数十人(50人を4人で見るような)を起床介助し、満足に口の開かない利用者に食事介助。
先輩職員には理不尽に怒鳴られ…。身体拘束もひどかった。仕方ない面もありますが、拘束も度を超すと、モチベーションも下がりますね。
次第にストレスがたまり、3か月くらいしたある朝、起きられなくなった。心療内科で抑うつ状態との診断で、期間満了で退職しました。
自分に合わない施設で働いてはダメだな、と良く分った。そのあと、こころLinkの後藤さんと出会い、某有料老人ホームに入職、現在に至ります。』
<参加者の意見>
・(後藤)「私なら、この彼には老健を絶対すすめません。タイプが全く違うと思うからです。」
・「知人がもし、介護の仕事を始めると言ったら老健は勧めません。有料かグループホームを勧めます。」
・(後藤)「う~ん。初心者でも、その人のタイプによっては老健のスタイルに向いている人はいると思います。」
・「今の職場(介護付有料老人ホーム)に転職した時は、先輩からちゃんと教えてもらえたのですか?」
・「はい、実は、今の職場でも、入って3か月くらいで辞めようと思ったことがあります。それは事実ですが…。要するに、先輩から言われることは頭では分かるのだが、それができない、というもどかしさがありました。
でも、またここで辞めても同じことの繰り返しになるだけだし、「自分なりに精一杯頑張ればいいのでは」、と切り換えました。それで、約2年半になります。
余談ですが、今の施設では、介護職員の「オンコール制度」があるんです。つまり自宅待機です。1,000円が手当で付きます。出勤しなくても。不労所得で、少し嬉しいです。」
・「確かに体は使わないですが、精神的には休まらないですよね?…(笑)
・(後藤)「ん?不労所得?になるのかな、それ?(笑)どこにも行けないわけですよね?(笑)会社側としては、スタッフがそうやって思ってくれれば助かりますよね。
「実は彼の職場では、年末に「頑張った大賞」と言ってスタッフ同士で投票するのですが、1年目に2位になったんですよ。」
・(一同)「すごーい!」
・「まさか、私が2位になるとは思いませんでした…。」
・「すばらしい―――。」
・「(従来型の)特養だと、やるべき仕事が多くないですか?」
・「今、特養で久しぶりに「新人」をさせてもらっていますが、先輩職員が15分で食べさせるのを終わらせる方でも私だと40分くらいかかっています。
先輩に「すみません、要領がまだ分からなくて…」と言うと、「絶対に時間のことは気にしないでね」「絶対に無理しないでね」と言ってくれます。
”これが指導だよな~”と感心しています。
もし、利用者さんの顔も覚えていないうちに「あれもできていない、これもできていない」と言われたら、きっとパニックになって覚えられなかったでしょう。
とてもいい教え方をしてくださっていると思います。あと、私の仕事ぶりを後ろから見て、「ホント楽しそうだよね!」ってクスクス笑ってたり…。
職場の空気感が心地よくて、本当にリラックスして楽しく仕事が出来ています。
やるべき仕事を終わらせようとするのではなく、他の人が次の仕事にスムーズに移れるようにサポートし合う、そんな感じです。」
【後藤の個人的な意見】
『職場が合う合わない、というのは、いろんな要素があります。スタッフ同士の人間関係とかあります、確かに。
でも、私の見る限り、まず働きやすい職場かどうかなんです。そして、働きやすい職場かどうかというのは、結局のところ、上司(上層部含む)と合うかどうかなんです。
どんな人に仕事を教えてもらえるのか。誰が責任を持ってくれるのか、上司を信頼できるか、ということ。そして、その上司の上司、さらにその上・・・。
そうです。最終的には(長期的には)、働きやすい職場かどうか、というのは、法人のトップ次第なのです。
だからですね、もちろん「老健」だから働きづらいわけではありませんよ。当たり前ですが。信頼できる良い法人が運営している老健も、数は少ないですがありますから。
ただ、自分に合わない法人で働いていると、彼のように心身病んでしまうことが多い、ということです。
大型の老健とか従来型の特養とか、先入観で避ける方が多いです。
そして、どういう施設に就職するかと言うと、「新設のユニット特養」とか、「有料老人ホーム」とか「グループホーム(GH)」とかへ就職しようとするのですが・・・、本質を見ないために就職に失敗する人が後を絶ちません。
本質とは何か?
運営法人の質です。
いいですか、「ユニット型だから」という理由だけで、利用者に寄り添った介護ができるわけではないんです。
「GHだから」、少人数のアットホームな介護が展開されているとは限りません。
「大手の会社が運営する有料老人ホームだから」、介護の質が高いとは限りません。
そして、「見た目の給料が高いから」、運営法人がスタッフのことをきちんと考えているとは限りません。
逆に、大型の従来型の特養だから介護の質が低く、殺伐とした雰囲気だとは限りません。
(ここだけの話ですが、私が「本当に質の高い施設だな~」と感じる施設は、従来型の特養がとても多いのです。全く皮肉ですよね…。なぜかわかりますか?)
本質というのは、そういうことです。見た目にごまかされないことです。もちろん、株式会社などの営利法人の中でも、信頼の置ける法人はあります。
医療法人もピンキリですし。
とにかく、先入観やイメージにこだわらず、専門家の意見に素直に耳を傾けることが、重要です。
ただし、同様に紹介会社もピンキリですから、よほど注意が必要ですが・・・。』
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③【ウンチの話】
『研修の時、実習でオムツ交換の時、オムツ外した瞬間に便がニョキニョキ出てきました。
ギョッとしたのですが、その先輩介護士は嬉しそうに「オムツ替えの時で良かったねー」って言っていました。
「ああ、こんな対応が出来るようになるんだ」と思いました。
自分が仕事に就いてすぐは、「オムツ外した瞬間にニョキニョキ出てきたらどうしよう」と思っていたんですが、すぐ慣れました。
グループホームでもウンチでオニギリ作ってきたり。自分が調理している時だったから、ちょっと大変だったけど、そのウンチ自体は何とも思わなかった。
また、帽子の中(フェルトのステキな帽子の中)に器用にウンチする人もいて。どういう格好で、どうやってしたのか?と考えたら笑えてきて。
「上手にしたね――!」って、心底ほめることができる。
それこそ、シーツとか壁に塗りたくる人もいるのに、どこも汚さず、ピンポイントで帽子の中にしてくれてありがとー!って心底思えます。』
・(後藤)「あー、ホールインワンみたいな、気持ち良さですね(笑)」
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④【「介護殺人」の番組を見て】
『「介護殺人」の番組を見て、本当に大事で愛している親だからこそ、自分がしっかりと見なきゃいけないと思うんだと思います。
そして、変わっていく親を認めたくない、何を伝えようとしているか理解できない。するとどんどん追い詰められていく。
でも、介護のプロなら、「いまおばあちゃん、こう言っているんじゃないかな?」「今笑いましたよね」「かわいいね~」とかって、半分思い込みなんだけど、
そういうポジティブな心の持ち方のヒントを与えられるかもしれない。
小さい子どもを育てるママなら、集まって喋ってストレス発散できるけど、介護する家族の方にも、そんな集まりがあるといいなと思いながらTVを見ていました。』
<参加者の意見>
・「介護のこと、勉強して良かった。姉が両親を見ていた時、母が認知症で、「ご飯、まだ食べてない!」とか「今何時だ?」とか何回も聞くので、姉はそれに対してイライラして怒っていたのですが、私が、「もうお母さんは記憶がないのだから、初めて聞くようなふりして何回でも教えてあげて」と伝えると、『だんだんイライラしなくなった』と言ってくれました。
私も、●●会という食事会で介護職仲間で集まってストレス発散している。2か月に1回とか。やはり子どもを育てる時のことを思い出します。」
・「母がグループホームにいるんですが、姉が自宅でいくら言ってもお風呂に入ってくれなかった母が、グループホームでは自分で上手に洗うし、『やはり介護のプロはすごいなあ』、と言っていました。
本当に、家族も少し勉強するだけで虐待とかも減るような気がします。姉も精神的に落ち着いてきました。」
・「主人の姉夫婦の話ですが、義兄がひどい認知症になり、訴えたいことが分からない、聞き分けがない、と言って。
誰も理解できないので行き違いがひどくなって…。結局、息子が殴ってしまったんです。
私は、『一人で悩んでいないで、誰かに相談した方がいい。施設に預ける方がいいかも知れない』と伝えました。
区役所の福祉課とか包括支援センターなど、家族にそういった知識は全くない。息子も『自分が見なきゃ』、と責任感だけで面倒を見ている。
でも仕事はしなくちゃいけないから、年老いた母と、認知症の父を自宅に残して…。そりゃ、疲れ果ててしまいますよね。
で、●●区の特養に預けたみたいです。そういうことすら全く知識がない。どうすればいいか分らない。」
・「特養には、優先的に入れた、ということですか?」
・「はい。入れたみたいです。」
・「支援センターと法律事務所がコラボした講演会に参加しました。大府のJR踏切事故の賠償責任の問題。
結局家族の責任は問われなかったのですが、でもこれが施設だったら?責任を問われるのか否か?
講師は「何とも言えません」という話だった。
【後藤の個人的な意見】
『少し知識があるかどうか、で大きく違うんでしょうね。私もそろそろ親がそのような年齢になってきました。勉強が必要です。』
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⑤【認知症の自己判断ができるか?】
『私の課題は、自分が認知症になったかどうか、いかに自己診断するか、ということ。』家族の会。家族がわかる認知症のサイン。
<参加者の意見>
・「何言ってんですか?まだそんなお年じゃないんじゃないですか?(笑)」
・「でも、それ思います。特に、かわいい認知症になりたいって。本来は認知症にならないようにしないといけないのに(笑)」
・「七夕のとき、短冊にもそう書きたくなります。」
・「利用者が長谷川スケールで診断している後ろで聞いていて、「うん、俺はまだ大丈夫だ」って(笑)。」
(”家族が作った認知症早期発見の目安<認知症の人と家族の会>”のメモを取り出し、全員で回し読み)
・(後藤)「認知症の方って、最近の記憶から失っていくって聞きますが、やはりそうなんですか?」
・「本が積んであるみたいになっていて、上に積んである本からなくなっていくパターンと、
脳血管症などで切れた場所がまだらに記憶が飛ぶパターンがあるみたいです。
タイプを見極めた対応が必要です。両方兼ね備えているのもあります。」
・「レビーの方で幻覚の見える人がいます。
夜勤していて、「アナタの後ろの人はどうして部屋に入ってこないの?」って言われて、ゾーッとしたって聞きました。振り向くのがコワかったって。
・(後藤)「それは幻覚なのか、ホンモノの霊なのか…(苦笑)。また、その言い方が怖いですよね。」
・「コールが鳴って駆けつけると、部屋の隅を指さし、「あの人がじっとこちらを見とるで眠れん」って言ったり。」
・(後藤)「部屋の隅に立って、ずっと見続ける職員がいるわけないですしね。」
・「夜勤やれなくなっちゃいますね。」
・「今思うと、夜勤楽しかった。」
・「私も夜勤好き。昼間起きないことが起こるから(笑)。」
・「夜勤で、ある部屋で「●●さ~ん」って誰かが叫んでいて、それに対応して隣の部屋の方が、全然関係ないのに、「なんだ~い?」って返していたり。
(一同爆笑)
・(後藤)「ハハハ、ドリフのコントみたいだ(爆笑)」
・「その場は、夜勤者が実際にはとても大変な状況だったらしいのですが…。記録を読むと可笑しくて。」
・「自分が動けなくなった時、人に任せられるようになるのも『成長』なんだと。触られるのが嫌で常に震えて拘縮がヒドくなる人もいて。誰もが認知にはなるわけで。」
・「自分も、受け入れられるかどうか不安です。」
・(後藤)「本当に、全員がある年齢になると認知症になるんですか?ならない人はいないのですかねえ?」
・「一緒に卓球してる高齢者の方は、認知症になったという人はいない。そういう人の方が強い。根性が。」
・「バレーやっている人の中にも全然いませんね。」
・「とにかく頭を使えって言いますよね。」
・「読み書き、計算が一番。お釣りの計算したり。料理も良いって聞きました。」
・「献立考えたりね。バレーは、75歳の方がアタックの練習もします。」
・(後藤)「アタック練習?え?ジャンプするんですか?」
・「ケガですね、恐いのは。骨折したら、もう認知症の始まり。」
・「予防には音楽も良いって聞きます。ピアノとかギターとか。ピアニストで90歳とか100歳とかの方もいます。
・「指を使うというのがいいのかな?」
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これらの話題以外にも、デイサービスに来るボランティアが全く使えない話や、小規模多機能でのエピソードなどなど、盛りだくさんでした。
今回も、本当に楽しく、かつ有意義な話ができました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
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■今回の参加者から寄せられた声です。
・職場が変わり、エネルギー充電できてきたので、前向きに介護の話を聞いてみたいと思い参加しました。
・在宅の方の介護やご家族の話を聞いて、本当に様々なケースがあると、改めて感じました。
介護する側も、嬉しい・楽しい瞬間があるからこそ、仕事を続けていけることを再認識しました。
・今年の4月より介護の仕事に関わってなかったのですが、現在の介護状況のお話を聞かせて頂きたいと思い、久しぶりに参加させて頂きました。
大変な仕事ですが、その中にもやりがい・笑える事もあったりと、もう一度自分のできる範囲で介護の仕事を考えても良いかな、と思うことができました。
・本日は、久しぶりに参加させて頂き、皆さんの仕事ぶり・施設の中での出来事話して頂き、とても楽しくこの会の時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。
・後藤さんからのメールで参加しました。かなり久々の参加でしたが、介護仕事に関して、色々聞けたり話せたりできて良かったです。
・今日はどんなことを喋ろうか・・・なんて思っていましたが、久々に井戸端カイゴを楽しめました。
・同業者(介護職)の人達の現状を知りたくて参加しました。印象に残った話は、詐欺にあっている自覚のない利用者様に気づいた時の話でした。
・職場の人との関わりや、自分に合う職種(介護の中での)をうまく見つける事で悩んでいました。皆さんのいろいろな職場での経験談の中で、少しヒントが見えた気がします。
・情報交換・収集のために参加しました。今回は、認知症の方への対応についての話が印象に残りました。自分としては、利用者への個別対応の方法について悩んでいます。
・みなさんの介護経験をお聞きしたくて参加させて頂きました。いろんな経験やパニック障害の経験、認知(自分がなったらどんな風になるだろう)など、思うことは一緒なこともあり、納得したり感心したりしました。
・いろいろと目まぐるしい日々なので、毎日悩んだりへこんだりしていますが、皆さんそれぞれの場所でがんばっておられるので、今は困ったことはありません、というか忘れることにしています。
なかなか日にちが決まっていても、当日にならないとわからない週があり、申し訳ありません。参加させて頂きたいと思っていますでの、よろしくお願いします。
■編集後記
いよいよ夏の甲子園。春に引き続き、東邦高校の藤嶋選手に注目しています。
プレーもさることながら、そのリーダーシップの取り方に注目です。
顔は強面(こわもて)。でも見てると、ものすごく愛嬌がある。
一緒にいるだけで「向かうところ敵なし」だとチームメイトに感じさせてしまう感じ。
でも、決して好戦的ではなく、相手にもさわやかな闘争心を燃やさせる…。
私の陳腐なボキャブラリーではとてもとても表現しきれない魅力が詰まった人間だと感じています。
県予選をTVで見ていましたが、甲子園行きが決まった直後のヒーローインタビューでは、
「自分一人では何もできない。応援してくださったすべての方々に感謝申し上げたいと思います。」
と、スタンドにいるベンチ入りできなかった3年生を始め、部員全員、その家族や関係者全員、チア、吹奏楽部のみんな、と、
一人一人の名前を挙げるような感じで呼びかけてて。この男、すごいなと感じました。
僕はこの高校3年生に「リーダーシップの本質」を改めて教えられた気がしています。
僕が野球部経験者(実は中学までですが野球小僧でした)として一番感心するのは、彼はキャッチャーの出すサインに絶対に首を横に振らないことです。
これはですね、実にすごいことだと思う。普通なら、自分の投げたい球を要求することもあると思うんです。
だって、監督から「スーパースター」と呼ばれ、1年生の夏から甲子園で活躍。そして、エースで4番で主将ですよ。
俺がエースだ。キャプテンだ。俺が責任を取るから、俺の言う通りにしろ。俺の投げたい球を投げさせろ、と。
でも、彼はそうしない。あくまでキャッチャーの指示に忠実に従っている(ように僕には見える)。
これは、キャッチャーに絶対的な信頼を寄せていないとできないし、謙虚さがなければできないことだと思うんです。
きっと、守備のときは、自分は単なるピッチャーなんだと思っているんでしょう。状況を判断して指示を出すのはキャッチャーだと。そのサインに従って投げ込むだけ、と。
でもそんなスーパースターに100%信頼されたキャッチャーは、そりゃやる気になりますよね。俺はお前の判断に従う、と言われているのだから。
そんなリーダーを慕わない人は、いないと思います。
100%信頼して、任せる部分は完全に任せる。口を出さない。
これこそ、「リーダーシップの本質」ではないでしょうか。
藤嶋選手から目が離せないです。
<後藤>
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★お問合せや参加申し込みは下記まで。
goto●aqua-brain.co.jp (●を@に置き換えて送信してください)
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■次回の開催概要
【日時】平成28年8月19日(金) 13:15~16:30(13:00開場)
【場所】<東別院>名古屋市女性会館~イーブルなごや~(第1集会室)
<地下鉄>地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分
<駐車場>49台(30分以上1回300円)
【参加費】500円
【定員】15名
【主催】TSC事務局(こころLink内) 後藤 剛
★こころLink公式サイト
※ホームページ、またまた少しだけ変えました!
トップの画像が、少し変わっています。分かりますか?
※介護職員さんからの転職相談、受付中。