井戸端カイゴ2016、第36回目の終了報告!【2016年6月開催】 | 井戸端カイゴ ~介護職のための情報交換と交流会~

井戸端カイゴ ~介護職のための情報交換と交流会~

名古屋やその近郊で介護職としてがんばっている方たちが集まり、少人数で、「介護についてホンネで、真面目に、でも肩の力を抜いて語り合う」会です。

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2016年4月(第34回)以降の開催報告の詳細は、下記へ移転しました!


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皆さん、こんにちは~。お元気でしょうか。

暑くなってきましたね!お仕事は、いかがでしょうか。


さて、去る6月17日(金)の午後、


井戸端カイゴ ~介護職のための情報交換と交流会~


の、第36回目を開催しましたので、その報告です!



今回は東別院の「名古屋市女性会館~イーブルなごや」でした


人数は、後藤含めて8名でした。初めての参加者も3名いらっしゃり、今回も、とっても楽しかったですよ。


今月も頑張って、一所懸命書きますので、もしよければ読んでくださいね。



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■A氏:ケアハウス勤務です。後藤のことを「面倒見が良くて話しやすい」とおっしゃってくださり、後藤に個人的に魅かれて参加頂いていると嬉しいことを言って下さいました。今年の井戸端カイゴは「皆勤賞」?(笑)その記録をいつまで伸ばせるか?最近、職場で監査があったそうです。

プライベートでは姫路城へ行かれたそうです。新幹線で1時間半だそうです。帰りは在来線で神戸・京都に寄って帰ってこられたそうです。

■Yさん:Adさんの紹介で、今回初参加です。住宅型有料老人ホームで副施設長。今年4月からの新ホームだそうです。以前は訪問介護だったようです。久しぶりにディズニーランド(10年ぶり?)に友達と一緒に行くらしいデス。


■Adさん:体調不良もあり今は仕事を休んでおられますが、そろそろ復帰したくなってきた、とのこと。
Yさんより話のあった、「ディズニーランド」行きのメンバーの一員だそうです。ディズニー初体験だそうです。それからさくらんぼ狩りなども楽しみ、とおっしゃっていました。


■Kmさん:今回初参加です。時間に融通が利くということと、いろんな事情で訪問介護をやっておられます。
こころLinkのサイトを見て転職相談にこられました。いずれは施設で働きたいとのこと。
もともとは飲食店で接客業を。旅行とか行きたいが行けていないそう。来月久しぶりの友達と会うくらいだとおっしゃっていました。


■Kbさん:7/1から、新天地に転職されます。昨日は現職場で最後の勤務だったそうです。
2週間ほど有給を消化するので、何らかの講座を受けたいと思っているそうです。食べたり飲んだりする予定が先に埋まっていくらしい。趣味はバレーだが、何となく足が遠のいてしまっているそうです。


■Knさん:4月から社会福祉法人の小規模事業所で勤務されています。
27年間ずっとやってる仕事があり、並行して介護の仕事もさせて頂いている。
9時から17時で週2~3回勤務。経験はデイサービスでの3年のみです。
それ以外には歯科助手や整形外科での助手等の経験がおありです。

職場では、利用者とエレクトーンで歌ったり。即興で歌うのが楽しい、とのこと。


■S氏:今年になって初めての参加ですが、実はこの会がスタートした当時からのメンバーのお一人。
一緒に参加されるはずだったHさんはご主人が倒れたらしく、今回は残念ながら不参加に。Hさん、相当ストレスたまっていたそうです。残念です・・・。ぜひまた連れてきてください!
小規模特養に3年目です。これまでもいろんな施設を転々とされています。
職員は、どんどん辞めてはどんどん入ってくる。

日帰りで若狭路を走って天橋立を日帰りで。今、「スカットジャパン」というTV番組への投稿記事を書いているらしい。


以上の7名に、後藤を交えた8人でスタートしました!



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■今回出た主な話題は、こんな感じでした↓


①【暴力行為のあるご利用者さんへの対応について】


『利用者さんからの暴力行為とか、それに近いことで休みの日でも呼び出され、もう自分の中でいっぱいいっぱい。インターネット等で介護職員さんからの投稿とか見ていても、職員同士の人間関係が悪いとかの話題はたくさんあるのですが、こういうことはあまり目にしない。他の施設はどうなんですか?皆さんの職場は過酷ですか?



<参加者の意見>


・「過酷ですよ!もう、噛まれる噛まれないの話です。『こんな方が小規模にいてはダメなんじゃないか?』と思うような方も小規模にいたりします。特養で暴れて、もう手に負えない、もうどうしようもない、って利用者さんがいらっしゃるんです。」


・(後藤)「ん?特養から小規模多機能へ、っていう順番なんですか?何か逆のような気がしますが。素人考えですが・・・。」


・「特養では、縛ったり拘束しないと手が出るからやむを得ず拘束するらしいのです。もちろん合意の元で。でも、ほどなくして『それはかわいそうだから』と、自宅で家族が見ようと引き取られるんだそうですが、結局は面倒みきれず小規模多機能に預けるようになり、今度は徐々にロングになって・・・。
お風呂に入って頂くのも2人がかりだし、眼鏡を壊された職員もいます。」

・「薬で(暴行の傾向を)抑えることはしないのですか?」


・「寝る時は睡眠薬を使ったりしていますが・・・。」


・「一度、精神科の先生に診てもらう方がいいと思います。」


・「私の施設では、精神科に連れて行き、退院してきました。夜勤1人で11人の方を見るのですが、その方だけにかかりきりになるので、巡視もできない、服薬も効かない、通院は1時間かかる。他の人の部屋へ行っちゃうから困るんです。」


・「経営陣からの圧力があり、この4月で施設長が辞めました。新しい施設長は現場の大変さ(暴力など)がわかっていない。ひどい状態だと訴えても『次に暴力行為があったら対応する』、と言うだけで。
今の職員は全員女性。その利用者は男性、普段はおとなしいけど力が強い。もうどうしようもない。」


・「私は、もう近寄らないようにしてますね。普段は良い方なんですけどね。『ありがとう』って言ってくれますし。」


・「不穏になられるのはお風呂の時とかだけじゃなくてですか?」


・「23人中4人が暴力行為のある人で。他の利用者や職員に対して「バカ」「バカ」と言う。それを聞いた若い職員が、『お前の方がバカだ』って・・・。毎日毎日バカバカ言われると確かに言いたくもなる。
お風呂のときが一番大変。バルーンを引きちぎってしまう。事故報告も書かなくてはいけないし。
体を洗うとかパットを変えるとかをされるのがイヤみたいです。」


・「羞恥心からくる恐怖とかでなくて、人から何かをされるのが恐いのでしょうか?」


・「自分の体に触れられるのがイヤなんでしょうね。」


・「その方、旦那さんにもチヤホヤされて過ごしてきたらしいです。
もともと言いたい放題だったらしい。
でも本当に手が出るので、男性の力が頼りなんです。『うるさい』とか暴言があったとしても、やはり頼りになる。力が強いし、やって下さいと言えばやってくれる。」


・「知的障がいのデイにいた時の話ですが、強い自閉症の子供は、どんな状況でスイッチが入るかわからない。
かみついたり、スタッフの髪を引っ張ったり、つかみかかったりするんですが、そういう時って子供は「こいつを殺してやろうか」というくらいの気持ちで、向かってきているようです。だから、そんなときにまだ経験も少ない職員が、『優しく接してやれば大丈夫』とか、『自分たちの思うように手なずけよう』とか考えて接しても、もう絶対無理なんです。

だから、そういう時は逃げるのが一番、というか、関わらないようにするのが一番だよ、と言われたことがあります。


お年寄りも、不穏で興奮している状態の時に、何かをされるのが一番悪循環になるわけだから、私はお薬も上手く使えばいいと思うんですよ。
一番の興奮状態をお薬で鎮めてあげて、穏やかになった状態からお風呂介助とか始めていけば、もしかしたら次の日には嫌がらなくなってるかも知れない。本当は、できれば入院して落ち着けるといいんだと思うけど・・・。」


・「私の施設の方は、入院している時は状態がすごく良かったんです。すごく穏やかなんですよ。薬もその時は抜きました。そうしたら良くなった。
だから、ホームにいる時は何種類か薬を飲みすぎ、その副作用で不穏になってしまったのではないかと、の判断がなされた。
ちなみにその先生はすごく有名な方だそうですが。


でもその利用者さん、退院したらまた元に戻ってしまいました。初日から、もう以前よりさらに”パワーアップ”していました(苦笑)。
結局薬も元に戻ってしまった。しかもなぜか錠剤で、飲ませるのに苦労するやつで・・・。
結局原因は分からずじまい。病院よりホームの方がルールが多くて縛りが多いのが原因なのか?昨日も職員から電話がありました。」


・「その知的障がいの子にどうしたかと言うと、ご飯を無理に食べさせることもせず、とにかくホメた。ホメてホメて、立ち上がったところをトイレに連れていくとか、そうしながら長い時間かけて徐々にわかってもらえた。
何もしていないのにホメることはできないから、こちらから課題を少しだけ与える。で、少しできたらものすごくホメて・・・というように。
老人ホームでも、職員は暴れる人に対応できず、『無理・・・』って言って辞めていく。


でも時間をかければその利用者のクセとかコツとかがつかめてくるんです。例えば施設長・家族との合意が必要でしょうけど、『その利用者の嫌がることを一切しない』とかしながら。認知症への対応も時間がかかりますよ、理解するのに。
特に今は職員やスタッフも経験の浅い方が多いから、そういう職員に合わせることが必要。」


・「私もこれで入職して3か月経ちました。初日は『どうしようか』と思ったのですが、だんだんと愛情が湧いてくるんですね。
この前、ある本を読んだら(浅田次郎のプリズンホテル)『愛情=根性』って書いてあったんです。
その本では、お客様に対して大事なことは、誠意と愛情と謙虚さだと。
不穏な方に対しても、例えば誰かが悪役になってチームで対応すればなんとか上手く対応できることもある。
そういうのが分かり始めてきたのですが、その『悪役、悪者』になる人は、根性がないとできない訳ですよ。
利用者さんからもスタッフからも罵倒されて叩かれて、ですからね・・・。そういうことなのかな。
私は、なるべく薬は使わないでいて欲しいかな。」


・「愛情と根性で次の夜勤、頑張ってみます(笑)。」


【後藤の個人的な意見】


『確かに、職員による虐待行為は報道されますし、一般的に知れたイメージです。
でも、その逆もあるのだ、ということをしっかり理解しなければいけませんし、むしろこちらの方がより問題が深い気がします。

そして、ほとんどが認知症に伴う症状でしょうから「故意」とは言えないだけに介護士さんたちは大変でしょうが、みなさん、さすがにプロですよね。
「愛情とは根性のことである」なんて、名言です。』



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②【訪問介護について】


『「訪問介護」はどうですか?楽しいですか?私の施設も訪問介護があるが、1回だけ同行してもらって、次から「一人でお願いします」って言われてビックリしたんですが・・・道がわからなくて困ります(苦笑)。



<参加者の意見>


・「やっぱり同行は基本、最初の1回だけですね。2回目からは一人で行きます。
この前、お泊りデイの施設長に『訪問介護って恐くないですか?』とか『たまたま訪問した時に何かあったらどうされるのですか?』。と聞かれた。
確かに1対1ですし、誰にも相談できないし、対処できないし、最初は緊張したし、方向オンチだし・・・。早めに出発したり、慣れるまで下見に行ったりしてなんとかやってきました。」


・「状態の悪いご利用者さんはあまりいらっしゃらないので、生活支援がメインです。
他のヘルパーの悪口を言われる方もいるし、すごいごだわりの強い人もいる。
ご利用者さんのグチを聞くのも仕事ですから、それを発散する場所がないとダメって言われます。
好みとか、好き嫌いとか、人によって全部違いますので、どんな仕事でも気を遣うと思うが、特に神経使います。
ご利用者さんって、見てないようで背中で見ているんです、私たちヘルパーの動きを。
『私、この仕事に向いていないわ・・・』と思う。辞めようと思ったことも何回もある。」


・「利用者さんから『もうこの人は嫌だ』」と言われたらアウト。苦情言われたら、一発で外れないといけない。」


・「車椅子の外出支援でも細かい方がいます。車椅子の押し方、歩道のどの辺りを行くか、乗り降りとか、もう気が狂いそう。掃除でもケチなんですよ。こっそり見ている。
自分で行けるんですけど、優越感に浸りたいんでしょうね。
洋服屋にもクレームを言うために行く。何人も泣かされた。
私は変なところで負けず嫌いなので、『あなた、車椅子の押し方上手になったね』と言わせたい。何とかしてギャフンと言わせたい。すごいねと言われたい。
でも、日曜の10:0-16:00で1日拘束されるから、結局やる人がいなくなって、お掃除だけになっちゃった。2年くらいは行っていましたね。


私、負けず嫌いなんです、かけ持ちの飲食店でも、モラハラ店長がいてパート(4~5人)全員辞めてったんだけど、私は、店長が代わるまで絶対辞めないぞと。結局、店長が異動になった。代わったらいい店長が続いた。」


・「私も、『掃除機のかけ方がなっていない』って、『畳の目に沿ってかけなさい』って言われる。『そんなに戻ってかけるんじゃない。あまりガチャガチャやるんじゃない』って。」


・(後藤)「そう言われると、わざと余計ガチャガチャやりたくなっちゃいますね(笑)。そうやって言われると僕は無理ですね(笑)。」


・「僕もそうですね、言われるとダメだ(笑)。」


・「びっくりしたのが、監視カメラがあるんです。モニターが設置されているんですよ。」


・「嫌ですよね。ご家族も心配なんでしょうけど・・・。働く方は嫌ですよね。」


・「働く人を監視するわけではないと思いますが。」



【後藤の個人的な意見】


『訪問介護や外出支援、いつもこの会で話題に上りますね。もう、いろんな利用者さんがいる。
その点は施設と同じですが、完全にご利用者さんの”ホーム”です。基本的にはワガママ放題になるでしょう。
さらにご利用者さんと完全に1対1。頼れるのは自分だけ。誰にも頼れない。施設のようにチームワークでやり過ごすこともできない。


先日お知らせしたNHKのTV番組でも、「24時間の訪問介護は便利」ってやってましたね。確かに利用者さんからすれば便利でしょう。
でも、ヘルパーさんはどうでしょうか。そもそも雨でも風でも寒くても暑くても渋滞していてもお宅へ行かなくてはならない上に、「24時間いつでも駆けつける」って・・・。


そんな殺生な・・・と思うのは私だけですか?


もちろん、実際に勤務されていらっしゃる方々には、もう尊敬の念しかありません。

ただ、ですね・・・、どうなんでしょうか、女性が1人で訪問するのが「当たり前」という感覚は・・・。

深夜に一人で訪問するなんて、どうしても、あまりにも危険というか、あまりにも善意を前提としすぎではないかと思うんです。そんなことないですか?

何かあったら、誰が責任を取るのでしょうか?


私は、少なくとも必ず2人で訪問するべきだと思う。もちろん人件費が2倍かかりますから、財源の問題がありますが・・・。これは、介護保険料を上げるなり、消費税率を上げるなりして、まかなうしかないでしょう。


でも、でも、やっぱり、よほど運営会社側が、そして行政側がしっかりフォロー・サポートできないと、職員も続かないし、募集しても来てくれないのではないでしょうか?

施設でも、なかなか介護職員が採用できない状態なのに・・。


みなさん、この24時間対応の随時対応訪問介護のありかたについて、是非ご意見お寄せください~。


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③【施設長と監視カメラ】


『私の施設の施設長はオーナー夫人。施設には監視カメラが付いていて、施設長がモニターを時々見ています。廊下とか、食堂とか、エレベーターホールとかにカメラが・・・。
さらに”盗聴器”が取り付けられているって噂もあるらしいです…。



<参加者の意見>


・「スタッフルームとか危険ですね。簡単に取り付けられるでしょうからね。」


・「スタッフのグチを盗聴した施設長が、こちらが何も言わなくてもどんどん改善してくれるならいいですけどね(笑)」


・「そうですね。何も言わなくても給料が上がったり(笑)。」


・(後藤)「今、Sさんが主任という立場なんですか?」


・「フロアリーダー兼介護長、みたいな感じですかね。正職員5人に夜勤専従アルバイト。ナースが3人。スタッフは、1日働いて辞めちゃうんです。ケアマネも2日で辞めました。その前のケアマネは1か月で辞めた。
事務所の雰囲気がいたたまれないんだそうです。みんな無言なんですよ、施設長がいるだけで『し~ん・・・』ですよ。」


・「施設長とか上に立つ人がどういう人物か、が本当に重要ですよね。」



【後藤の個人的な意見】


『私はですね、個人的にカメラは必要だと思っています。

私は、施設全体(ご利用者全員)を把握して、各職員に対し適切な指示を出す役割が必要だと思っているからです。

何階にも分かれた各フロアの状況を把握するには、カメラの設置が不可欠だと思います。

もちろん、ユニット施設やグループホームなら必要ないかもしれませんが。

職員を「監視」するのはなく、施設全体を上手く動かすためには全体を見て指示を出す役割が必要。

そのためには全館の状況を瞬時に把握する必要がある。

そしてそのためには、カメラを活用することがベターだと考えているのです。

もちろん、各居室にはプライバシーの問題があってできないかもしれませんが・・・。』




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④【現場と本社の「ズレ」について】


『私の属する法人の話です。この前、本部の部長が事業所のカンファレンスに突然来て、「あなた方の事業所は離職率が高いが、考えられる理由を聞かせて下さい。」と。
職員の一人が正直に、「研修体制が不足。施設長とか管理者になった人への本部のサポートがなく、すぐに売上、売上、とか言われるからではないでしょうか?」と答えたら、部長が「全部この私が悪い、ということね。」って。
その後、その職員は本社に呼び出され、社長たちのいる前で部長に謝罪させられたらしいです。それでは改善するわけがないですよね~。



<参加者の意見>


・(後藤)「その部長、職員からどんな言葉を期待して質問したのでしょうか?」


・「誉めてほしかったんじゃないですか?『本社は悪くないです、部長も素晴らしい。全部、全部、私たちがいけないんです~』って(苦笑)。」


・(後藤)「”現場が悪い”ってことにしたかったんでしょうね、きっと。」


・「上が初めからケンカ腰だから、どうにも話が進まないんですよ。」



【後藤の個人的な意見】


『詳しいいきさつは良く分かりませんが、どうにもズレているようですね。現場と本社とが。

本社(特にこの部長)は、「チーム」という発想がないのではないかと思います。
「私たちはあなたたちに指示をしている。その指示通りに動いていれば問題ないのに、現場が指示通りできていないからこの結果なのだ」、という考えなのでしょうね。

私は違うと思う。結果を出す責任は本社にあるのです。もちろん動くのは現場ですから、現場をうまく動かして、現場を通じて結果を出すのが本社の役割。

そもそもの予算や目標設定が間違っているかもしれないし、もし目標設定は間違っていなとすれば、これは、組織が上手く機能していないということ。

組織のどの部分が機能していないのか、それを俯瞰して改善するのが部長の役割でしょう。


もしかすると、機能していないのは自分自身かもしれない。と考えるべきでしょう。

でも、そんな考えしないんだろうな・・・こういう方は。


多分部長から現場に指示もされているのだと思いますが、そもそも根本的に職員から信頼されていないのかもしれませんね。

私は、信頼を得られていない時点ですでに「負け」だと思っています。信頼を得られていなければ、もう何を指示しても、泣いてもわめいても、何も変わりません。


こうなった場合、「負け」を認めない限り、先へは一歩も先へは進まないと思うのですが・・・、皆さんはいかがお考えですか?』



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これらの話題以外にも、副施設長が夜な夜な施設から呼び出される話、看取りと研修についての話題、職員による不適切言動の話、などなど、盛りだくさんでした。


今回も、本当に楽しく、かつ有意義な話ができました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。



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■今回の参加者から寄せられた声です。


・他の方の話を聞いて、どのような気持ちで働いていらっしゃるのか、教えて頂きたくて参加しました。トップの方との交流に問題を抱えるホームが多いのだなと、回を重ねるごとに実感します。利用者の方も問題を抱える方が増えているのか、現場でのトラブルが絶えず、どこも大変だと思いました。


・久々だったので、会がどうなっているのか知りたくて参加しました。施設も大変だけど、訪問も大変だと思いました。


・以前に参加させて頂き、色々なお話を聞かせて頂けたので、今回は介護に悩んでいる友人を誘って参加しました。「愛情=根性」という言葉が印象的でした。


・今は介護職を退職して、少しのんびりした生活を送っていますが、また介護の仕事をしたいと思います。が、ブランクがあるからどうかな?と。介護の人手不足は続いているので、仕事はあると思いますが、少し考えてみたいと思います。

まだまだ介護の仕事に悩んでいる人がいるので、都合がつけばお誘いしたいと思います。


・職場での事などを話して、参加された方のお話を参考に出来、これからの仕事に活かせたらと思い、今日初めて出席させて頂きました。

同じような内容のことでの、介護での悩みなどを持った方がいらっしゃったり、お仕事をされている方々のお話が聞けて良かったです。


・人間関係での悩みで、仕事を一度は変えようかと思ったりもしましたが、少し仕事を休み、気晴らしなどをして、また一から頑張っていこうかとも思っています。楽しめることもありますし。


・職員同士のコミュニケーション、信頼関係の構築について悩んでおり、情報交換、情報収集のため参加しました。同じ施設での仲間が増え、新鮮でした。


・いろいろな方にお会いして勉強になればと思い、参加しました。仕事の悩みが、他の参加者の方のお話で軽くなれば・・・すぐに心の中にため込んでしまう性格なので。


・参加して楽しかったです。施設勤務は経験がないので、とても勉強になりました。介護の話だけでなく、接客や接遇も話題になったので、興味深かったです。


・視野が狭かったですし、訪問ヘルパーしかやったことがなく、施設とか、他の形態で働いたことがなかったので色々と話を聞けて良かったです。「愛情=根性」というのが印象的でした。


・皆さんの介護体験をお聞きしたかったので参加しました。有料老人ホームでのお風呂の提供時間の話は、印象に残りました。


・現場での不適切な言動について悩んでしましたが、皆さんに聞いて頂いたことで、肩の荷がおりました。



■編集後記


今回は初参加の方も多く、少し遠慮気味に始まりましたね。

でも、皆さんには本当に、頭が下がります。


井戸端カイゴにお集りの介護士さん達のように、一所懸命な介護士さんを私はずっと応援していきます。


それを再確認した会でした。


ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました。ぜひまたご参加くださいね!


<後藤>

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★お問合せや参加申し込みは下記まで。

goto●aqua-brain.co.jp (●を@に置き換えて送信してください)

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■次回の開催概要



【日時】平成28年7月22日(金) 13:15~16:30(13:00開場)


【場所】<東別院>名古屋市女性会館~イーブルなごや~(第1集会室)



<地下鉄>地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分
<駐車場>49台(30分以上1回300円)


【参加費】500円


【定員】15名


【主催】TSC事務局(こころLink内) 後藤 剛




★こころLink公式サイト

http://www.kokorolink2.jp/


※ホームページ、またまた少しだけ変えました!

トップの画像が、少し変わっています。分かりますか?


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