いけばな教室 チームSouRyu 通信(77)「下駄歴1年になりました」 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・いけばな教室 チームSouRyu 通信(77)「下駄歴1年になりました」

 

斎藤です。

 

仕事で出かけるとき以外は

下駄を履いてますよ~

 

むかしながらの下駄です

 

江戸時代から

品川宿で営んでいるお店の

昔ながらの下駄です。

なので、かたちはシンプルです。

 

ふだんから

きもの生活をなさっている

七月さんからのご紹介です。

わたしの家からちかいので

通販でなく、

お店で実際に目で見て買ってます。

 

きっと うらやましいでしょうね(笑)

 

下駄で歩くと、

 

カツカツという音、

地面に当たるときの足への衝撃、

 

ここちよくて、やさしくて、

歩くのがたのしい!

 

履きだして

はや1年たちました。

 

でも優しいだけではない

 

下駄の台は、木でできているので

すりへっていきます。

 

わたしは歩き方がよくなくて、、、

 

左右の下駄ともに

左側からすりへっていく。

 

そうすると、身体の重心が

左に寄るので歩きにくい~!

 

「わたしの歩き方は良くないよ」

 

下駄はやさしいだけでなく、

 

良くないところを

ピシっと諭してくれます。

 

いま、下駄の台は3つめ。

 

おかげさまで

歩き方を気をつけるようになり

 

左右がだいたい同じように

すり減るように

なってきましたよ。

 

いけばなも優しいだけではない

 

いけばなもいっしょです。

 

邪なところがあると

作品をとおして気づかせ、


「直すべきだよ」

 

いけばなは

はっきりサインをだします。

 

ただし、植物のおかげですね、

 

外見えは「なんか変だな」

としかうつらない(笑)

 

ほかの人には気づかれず、

自分だけが気づく。

 

いやみなく、自分を変えることを

うながしてくれるのです。

 

 

いやみが感じられないのは

 

いけばなが

素直でシンプルだから、と

 

いう面もあります。

 

下駄やいけばなにかぎらず、

シンプルな和のくらしには

 

自然体に もどるように

 

すがすがしく(笑)

諭してくれる。

 

そんなところがありますね。

 

 

いけばな教室の先生をしています。

教室でも下駄をはきだしました。

いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。