草月流らしい作品とは? | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・草月流らしい作品とは?

 

斎藤です。

 

花展で、他の流派の方から

言われたことがあります。

 

「草月流の作品は明るいね」

 

自由花だって 流派によってちがう

 

自由花に

いける決まりがないはずだけど、

 

池坊らしさがあり、

小原流らしさがあり、

 

真生流らしさがあり、

草月流らしさがある。

 

手前味噌になりますが、

 

草月流らしさは

華やかでエネルギーあふれること。

 

真生流の基本花型を

1年かけて学ぶなかで

 

「こういけるから草月流なんだ」

と気づいたんです。

 

草月流のいけ方

 

草月流でいけてみました。

(2024/04/17)

はなずおう、カンパニュラ、ドラセナ

 

・特徴その1

 枝は足もとから傾けます。

 

 中心部分に空間があくので

 この部分に花を固めます。

 

 そう、はなやかな

 雰囲気になるんです。

 

・特徴その2

 枝先は作品の内側に向けます。

 

 作品と鑑賞者がむきあうので

 

 作品のもつ強いエネルギーが

 鑑賞者につたわってきます。

 

真生流のいけ方

 

真生流でいけてみました。

 

・特徴その1

 枝は足もとから垂直に立ち上がります。

 

 中心部分に空きはありませんので

 花は枝の手前と奥に置きます。 

 

 こうすると、風になびくような

 楚々とした感じになります。

 

・特徴その2

 枝先は作品の外側に向けます。

 

 作品と鑑賞者はむきあわず

 奥ゆかしくなります。

 

花型法は思った以上に大切です

 

真生流のお稽古のときは

 

これまで、

当たり前のようにいけたところが

手直しされたんです。

 

ええ!これって、

いけばなの常識じゃないんだ!

 

常識とおもっていたことを

どこで学んだかというと

 

花型法なんです。

 

草月流で、

花型法をならうのって

 

おけいこをはじめて

数年間だけです(笑)

 

そのわずかの間に

草月流らしさが身につくのです。

 

真生流のおけいこは終了です

 

真生流の教室の先生は

 

真生流の基本花型の本質を

よくご存じだからこそ

 

手直しは明快で、

そして容赦なかったです(笑)

 

わたしも、

「手直しさせるスキを与えない」と

いう気迫で臨んでいました。

 

今回、どうしても

わたしの都合がつかなくなり、

 

残念ながら

教室は辞めることになりました。

 

先生の明るさを手本として

 

わたしも先生として

がんばっていきます!

 

「また、どこかでお会いしましょう」

とおっしゃいました。

 

そう、

いけばなをしているかぎり、

 

いけばな展の会場などで

ばったりお会いするんですよねぇ。

 

お会いしたときに

 

いけばなの話に花が咲くときを

たのしみにしています。

 

これまで、

大変お世話になり感謝しています。

 

良い先生にめぐりあえて

幸せです。

 

 

いけばなの先生をしています。
くわしくは下記からどうぞ。

いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。