いけばな教室 チームSouRyu 通信(66)「お花の取り合わせ」 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

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花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・いけばな教室 チームSouRyu 通信(66)「お花の取り合わせ」

 

斎藤です。

 

「お花屋さんで、どうやって

 お花をえらんでいるんですか。」

 

お稽古のときに

訊かれましたのでそのことについて。

 

この色、いいねぇ

 

色の良し悪し、好き嫌いって

わかりやすくないですか。

 

「この色 いいね~」

 

一方で、

 

形の良し悪し、好き嫌いって

むずかしくないですか?

 

「この形 いいね~」

 

さらりと言えれば、

カッコよくないですか(笑)

 

なので、

 

わたしは色よりも形に

興味があったんです。

 

いけばなも、

 

どういう形にしたら

かっこいい作品になるかな。

 

そんなことを考えていました。

 

形より色のほうがカッコイイ?

 

色彩構成の勉強をしていくなかで、

 

色だってかっこいいぞ、

と気づいたんです。

 

色のもつ個性をひきだせば、

 

物体の大きさを越えて

空間いっぱいにエネルギーが

ひろがるのです。

 

色はなじみやすいだけに

適当にあつかってましたが、

 

色だって

ていねいにあつかえば、

 

空間を変える力があるのです。

 

お花屋さんで花をえらぶには?

 

ということで、

 

「お花屋さんで、どうやって

 お花をえらんでいるんですか。」

 

への答えですが、

 

いまは色に

惹かれているわたしなので

 

「色に注目して

 色のトーンをあわせてみてごらん」

 

とお答えしました。

 

「トーン」ということばが

難しかったら

 

淡い色でそろえる

力づよい色でそろえる

やさしい色でそろえる

 

そうすると、


たくさんの色がひびきあって
1つの作品としてまとまり、

 

色の力が

お部屋いっぱいに広がる。

 

 

教室で いけるだけでなく、

家にも いけて楽しんでほしいな。

 

そんなことを思いながら

おけいこをしています。

 

いけばなの先生をしています。
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いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。