いけばな協会展 2024年 2次展 新宿髙島屋 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・いけばな協会展 2024年 2次展 新宿髙島屋

 

斎藤です。

 

いけばな協会展2次展に

行ってきました。

 

1次展 3/1~2

2次展 3/3~4

3次展 3/5~6

新宿髙島屋11階

 

前置きは

後ろ置きに移動して(笑)

 

すぐ作品紹介にはいります~

 

 

草月流 勅使河原 茜(以下、敬称略)

桜が満開になりました!

 

ピンクがいっそう華やかになり、

緑の深みも増してきました。

 

春を謳歌する満開の桜、

 

その季節はもうすぐですね。

 

 

草月流 西山 光沙、宮地 奈紗

水平にまっすぐに伸びる棒が

ひときわ目を惹きます。

 

棒を支えているところは

どこだろう?

 

え?花器のちょうど真上だけ?

 

 

横から棒の断面を見ると、、、

もししたら

かなり軽い棒なのかなぁ。。。

 

 

草月流 久保島 一超

こちらも1次展のときより

桜がさいてきました。

 

あわいピンクのかたまりは

 

かわいいというよりは、

 

迫力満点、

といったほうがふさわしい。

 

こういう桜も いいですね~

 

 

草月流 久保田 芳生

卵のカラが パカッとひらき

その中から、、、

 

ぐぐぐっと

枝をのばし、花をさかせる。

 

その一連のようすを

見ているような

 

時間を感じさせる作品です。

 

1か月早いけれど

 

イースターエッグのことが

思い浮かびました。

 

会場でばったりお会いして、

 

わたしも見に行きましたよ、

という証拠を示せてよかったです(笑)

 

 

梶井宮御流 藤原 素朝

写真ではわかりにくいですが、、、

 

枝は、手前の下側から

奥の上側へと伸ばし

 

春のやわらかい風に

顔をやさしく

なでられる感じがします。

 

どうやっていけているのだろう?

 

花器をのぞきこむと

大きな口のなかの、

手前側だけに

枝を集中して挿していますね。

 

 

小原流 永嶋 浩教

こぶしが一同に

「左ならえ」をしています。

 

花材のかたちは

すべて異なりますが、

 

すっきりした印象をもたらす

きもちのよい作品です。

 

 

草月流 竹之内 昇紀

花器のストライプ模様は

竹の表と裏を

交互を並べたものです。

 

モダンでありながら、

和のテイストも感じられます。

 

 

真生流 山根 奈津子

つぼみの大きさからすると

辛夷(こぶし)のつぼみかな?

 

同じ形がリズミカルにならび

 

つぼみ1つ1つまでも

イキイキとして見えます。

 

花が咲くと、作品の

雰囲気ががらりと変わりそう。

 

この会期中に

咲く(咲いた)かな?

 

 

古流かたばみ会 大塚 理航

春になると、

生の花材を使いたくなるところを

 

きっと

あえて避けたのでしょうね。

 

かわりに

 

ふわりとした羽毛をつかうことで

春らしさを演出しています。

 

 

草月流 山本 永華

春といえば

黄色の花が咲き乱れる季節です。

 

その色をいかして

 

造形的でありながらも

親しみやすさも

感じさせる作品です。

 

花器にはユーモアがあふれ、

 

作品全体に

春の昂揚感が現れています。

 

 

真生流 山根 由美

 

右斜め前から

おだやかな風に

誘われるかのように

 

木瓜、こでまりが

やさしく花を咲かせます。

 

木瓜の枝と こでまりの枝による

剛柔の変化がここちいいです。

 

 

小原流 柏倉 惠美子

花器と花材のかたちから

イメージするのは

 

あたたかい海のなかの世界。

 

よく見るほどに、

熱帯魚が泳いでいそうなほど

リアルです(笑)

 

 

華道真養未生 保坂 恵子

木瓜と椿のとりあわせは、

日本人のこころに訴えます。

 

木瓜のピンとのびた枝、

椿のまるい葉が

 

力みなく自然に入っているのが

ここちよいです。

 

ゆりのつぼみはまだつぼみ。

 

それでも、

 

「咲いたらいいのに、

 残念、、、」

 

とは思わせない、

 

咲かなくても咲いても

どちらでも楽しめる作品です。

 

 

真生流 小堀 翠桜

雅号にちなんだ「桜」を

毎回この花展でいけられています。

 

チェックしていますよ(笑)

 

しだれ柳を大きく展開した

ユニークな作品ですが、

 

真生流のベースの部分は

はずしていない。

おだやかな風が流れ

 

自然と こころに

寄り添う作品になっています。

 

 

真生流 木内 曜翠

濃い緑のヤツデと

どっしりとした花器で

 

足もとをぎゅっとひきしめ、

 

それに助走をつけるように

ふわっと広げる花や枝たち。

 

春の生命力が

やさしく表現されています。

 

 

キッズコーナー

掛け花にしたところが

ユニークな

キッズコーナーです。

 

子どもたちは

ここでいけたのかな?

子どもたちのにぎやかな声が

きこえてきそうです。

 

以上、2次展のようすでした。

 

 

わたしは、ちょうど

川崎市茶華道協会のいけばな展に

出品中でした。

 

3/3 朝のメンテナンスで

作品を大きく修正しましたが

 

「修正しなかったほうが

 作品が良かったかなぁ、、、」

 

もやもやした気持ちでしたが

 

この いけばな協会展で

 

いろんな知り合いの方たちに

ばったりお会いし

 

お話ししているうちに

きもちが晴れてきました~

 

うん、結果はどうあれ、

 

チャレンジしようとおもう心に

意味があるんだよね。

 

いけばなの先生をしています。
くわしくは下記からどうぞ。

いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。