草月流 東京北支部展「連花と連歌」~北千住 シアター1010 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・草月流 東京北支部展「連花と連歌」~北千住 シアター1010

 

斎藤です。

 

草月流いけばな

東京北支部展に行ってきました。


「連花」と「連歌」をテーマとした

ユニークないけばな展です。

 

いける方は大変だと思いますが、

 

見る方ですので(笑)

ワクワクしながら行ってきました。

 

 

花席No.14 渡辺 光樹(以下、敬称略)

テーマから付かず離れず

の作品は

 

見る人に

想像力をかきたてます。

 

左から

赤いさんごみずきが

梅の花をおもわせます。

 

右から

あ、枝に1輪梅の花が

咲いています。

 

あれ?後ろになにかある?

 

梅の花がたくさん咲いています。

「この梅の花をあなた以外の

 誰に見せようというのか。」

 

ふふふ、

わたしが見てしまいましたよ(笑)

 

わたしは展示のみ見ました。

 

お家元の作品

右上の掲げられる写真、

先代 勅使河原宏お家元の作品に

着想をえて

 

勅使河原茜お家元が

いけられました。

 

左から

左側に宏お家元とおなじく

枯れひまわりが使われています。

 

右から

右側はいまの季節にぴったりな

百花繚乱そのもの。

 

1つの作品のなかで、

冬から春への展開をみせています。

 

このように

 

前の作品の見どころを

アイデアに

 

いけ手ならでは見どころを

くわえて作品にしていきます。

 

簡単なことばで言えば

「リレーいけばな」です。

 

会場は、このように作品が

ならんでいました。

 

野中 微青ほか 合作

さんしゅゆの黄色と

まんさくの黄色が

春をいろどります。

 

 

竹之内 昇紀ほか 合作

しなやかな竹は

次の方の作品へと

リレーされています。

 

全体的に、

 

前の作品の構成、花材、花器を

意識して

リレーする作品が多かったです。

 

そのなかでひときわ

華麗なリレーをみせたのは

こちら。

右側の作品をうけて

左側の作品が制作されました。

 

右側の作品は山田 翠。

即興に甘んじることなく

椿+複数花器+剣山無しの

本格的な作品です。

 

左側の作品は五十野雅峰。

横長の構成をリレーしながら、

円を加えるという

アッと驚く構成です。

 

 

月岡流の次期家元、

月岡咲人先生も

 

出品されていましたよ。

 

月岡流って何?という方は

こちらをごらんください。

 

月岡先生らしい作品に

見えてくるのがふしぎです。

 


いけばな展、いいですよね~

 

わたしも

今月1回、来月1回出展します!

 

生徒さんのまえでは


いいところを

見せられますように(笑)

 

いけばなの先生をしています。
くわしくは下記からどうぞ。

いつも温かく見守ってくださって
ありがとうございます。