花型法のきまりごと:大の寸法はなぜ控が短いか? | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

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花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・花型法のきまりごと:大の寸法はなぜ控が短いか?

 

斎藤です。

 

草月流での

花型法での枝の長さを

おさらいすると

 

・小の寸法:控=副の3/4

・標準寸法:控=副の3/4または1/2

・大の寸法:控=副の1/2

 

控は一番短い主枝、

副は二番目に短い主枝ですね。

 

なぜ大きい寸法になるほど、

控が短くなるのでしょう?

 

超巨大な水盤に、

花型法で無理にいけると

理由がわかります(笑)

(2017/09/16)

これだけ大きいと、枝がふらつき、

そばにいる人は危険です(笑)

 

よい子は真似しないように~

 

いけて気づくことは、

控の枝の上に

ぽっかりとすき間が空くのです。

 

すきまをうめるには

方法は2つあります。

 

①控を75度より少し持ち上げる

②控は75度で枝を短めにする

 

花型法は、控が75度と

決まっていますので②です。

 

・小の寸法:控=副の3/4

・標準寸法:控=副の3/4または1/2

・大の寸法:控=副の1/2

 

となるのですね。

 

 

 

花型法の練習は、石川先生のもと、

ほぼ毎回欠かさずしていましたが、

 

花型法を

完璧にいけるのって難しくて、

 

枝の位置がちがったり、

花型法にあわない花材や

花器を使ったり・・・

 

ほぼ毎回、何かしら

手直しをうけていました!

 

でも、そうしたなかから、

 

花型法のきまりごとの「なぜ」も

しぜんに理解できてきました。

 

あ、わたしなりに、ですよ。

石川先生は手直し以外は

何も仰ってませんのであしからず。