草月WEST家元教室~5-23 「草月五十則」からの発想 | 理系男子による自由に花をいける秘訣(自由花)

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花をどういけたらよいか? 自由花のいけ方、そのポイントをお伝えしています。

・草月WEST家元教室~5-23 「草月五十則」からの発想

 

斎藤です。

 

昨日、用事があり、

関西にでかけてきました。

 

せっかく関西に来たので、

 

草月WESTの建物を、作品を、

見てみたい!

 

ホテルエミオン京都は、

高嶺一染先生の作品です。

 

 

そのうえ、

ちょうど家元教室の日でした!

アポイント無しに飛び込み、

 

男子専科在籍なので、受講を

家元教室に振り替えていただいて

 

はさみもお借りて、

ぶじに参加できました!

 

ご親切

ありがとうございます~

 

 

今回のテーマは

5-23 「草月五十則」からの発想

です。

 

初代家元・勅使河原蒼風が、

草月いけばなの心得や真髄を

まとめた50の規則、

 

そのなかから、

わたしが選んだ規則は

 

第23則

花は大切にすること、花は惜しまぬこと

 

わたしは

花を惜しんでしまいがちなので

思い切って花を整理しました。

 

完成した作品はこちら

(2022/06/10)

デルフィニウム、りょうぶ

 

窓際に席を取ったので、

外を歩く方の気配、

そして心地よい開放感。

外光がさしこみ、

影もおもしろく映りました。

 

サブテーマを

5つもりこみましたよ。

 

サブテーマ1

「ガラス花器をいかす」

花材がやさしげなので、

花器の存在感をうすめるため、

逆さにつかってみました。

 

しかし、どうやって

花材を留めたらいいんだろう?

 

ガラス花器なので、

こみは使えないですよねぇ。。。

 

先生にアドバイスをいただき

折り留めしました。

 

 

サブテーマ2

「足元をみせる構成」

低く右側へのばす枝を沿えて

右への軽やかな動きもだしました。

 

 

サブテーマ3、4

「複数花器にいける」「後ろいけ」

 

すべて計算でいけると

作品がちぢこまってしまう。

 

計算しきれないようテーマで

偶然性にゆだねました。

 

 

石川己青先生のご講評は

「花はいけたら人になるというけど、

 優しいご性格なんですね」

 

いえいえ、、、

そんなことは無いです。

 

東京の教室でいけるときは

デデーンと巨大にいけています(笑)

 

WEST家元教室は雰囲気が明るく

アットホームな感じだったので、

このような作品になりました。

 

東京がそうではない、と

言っているのではないですよ~

 

東京には、先代家元の

宏先生の気配をかんじる

歴史の重みというのかな、

 

シンプルな空間にただよう

ここちよい緊張感があります。

 

サブテーマ5「場をさがす」

にもなりましたね。

 

 

京都観光はできなかったけれど、

WESTでたくさんの

貴重な学びをいただきました。

 

石川己青先生、助手の皆様、

教室の生徒の皆様、

ありがとうございました。