高速艇で島原外港へ…
妹のように育った従妹が住む町です
毎年 姉と3人旅を続けていましたが
この2年間 会えずにいました
元気のかたまりだった彼女が
末期がん
どうしても会いたいと言う姉の言葉に押され
日帰り旅です
抗がん剤治療の中
思ったより元気でした
話しているうちに段々火が付き
いつも通りのトリオ弾丸トーク
「体重7㎏も減っちゃったんだよね」
「やっと念願の体重になったってことか」
彼女の連れは驚いています
いや
彼女の違う一面を見て
新鮮な思いでいる様子です
小さな声で耳打ちしたのは
“邪魔になるだろうから違う部屋にいると言ってたのに”
3時間ほどの再会
出港を見送ってくれました
「まだ手を振ってるよ」
姉の言葉に振り返ると
2人の姿が小さく見えました