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スマホからアメブロへの画像共有ができない日々が続いたら、
ホントに、どうしようかと、思いました…。
明日9月23日から、秋分(しゅうぶん)に入ります。
二十四節季のうち、春分から数えて16番目の季節が秋分です。
春分と同様に、昼と夜の長さが等しくなり、
真東から登った太陽が、極楽浄土とされた真西に沈むため、
先祖や故人をしのぶ日とされました。
我が家はまだホカホカなので、彼岸にしのぶのは、
亡くなった方より、ご先祖様のイメージが強いでしょうか。
ヒガンバナ。
横浜は秋らしい天候が続いていたのに、またチラホラ30℃越え…。
だったのに、どーん!と冷え込んで気温差が大きくなったり…
突然の激しい雨も降る…。
…で、今日はまた28℃になるという。
もう、ツッコミどころ満載です。 f(^_^;)どうなってんのかしら…ね。
こんな風に上がったり下がったりだと揺さぶりをかけられ、
自律神経は対応に苦慮しているのではないかと思います。
皆さまの所はいかがですか?
ちょっとついて行けず、シンドイな…という感じでしょうか。
(それより、急だから冷える…でしょうか。)
それでいいんです。
間違っていません。
身体が”以前よりも少しラクにやってゆけるぞ”と活動していたところに、
いきなりの変化ですから、驚いて対応できないのは当然です。
自動的に、何でも対応できるワケではありません…。
漢方では水滞(水毒ともいう)の方は、
特に環境の影響を受けると言われています。
海に囲まれた日本は、消化器系「脾」の弱い方が多い。
(脾は湿気に弱い。梅雨時にお腹の具合悪い方、増えますよね。)
人間を構成する気血水の内、水を作るのも処理するのも苦手なのです。
(脾が弱ければ、気血水すべて作る・処理するは苦手。)
だからこそ、処理できずにいる水が身体に溜まり、体外環境の影響を受ける。
むくみ等、自覚のある方は、ご自身が”常に水袋を抱えているようなもの”…という事を、
忘れないで下さいね。
当然、朝夕の冷えにも影響を受けます。
水袋が冷えるため、とても寒く感じたり、
下半身に溜まって、骨盤内を冷やしたり、頻尿になったり。
気が作れないために気血水を末端まで運び、巡らせにくく、
血が作れないために、気血によって温めることも滋養することもしにくい。
寒さ対策など、こまめな対応が必要になってきます。
陰陽平衡(いんようへいこう)といい、自然の陰陽変化に適応して、
体内外の陰陽バランスを保つことが、必要になってくるのです。
バランス、大事。
水滞の方に関わらず、
気温が乱高下している時は、食生活も極端なものは摂りません。
食べ慣れた、いつもの温かい食事です。
食べ慣れない食材や、調理法は控え、
「食べたものが消化・栄養吸収され、スムーズに排出されること」を、心がけます。
体外環境が落ち着かない時ほど、体内環境をまず落ち着かせて、
バランスをとる…そのイメージです。
体外環境は天候だけでは、ありません。
仕事・学校・対人関係など、ストレスは挙げたらキリがない。
これらが、今度は内側から感情として揺さぶりをかけてきます。
こうした落ち着かない時こそ、バランスを。
「やらなければならない事」があると分かっていたら、
事前にストレス解消の日を用意しておく。
「常にやることだらけ」ならば、
ストレス対策として、リラックスの日(自分のための時間)は強制的・定期的にとる。
メリハリを自分自身に分かりやすいようにつける事によって、
自律神経の安定を狙います。
交感神経系が活発になれば、自然に副交感神経にスイッチは切り替わりますが、
メリハリが無ければ、上手く作用しません。
切り替えがスムーズにいかなければ、
不眠・不安・動悸・息切れなど余計なのも出てきます。
特に呼吸が浅くなるのは問題です。
気血水を巡らせるためには、スムーズな呼吸は欠かせません。
必要なのは、深い呼吸。
漢方では、呼吸は「肺」と「腎」の共同作業とされています。
「肺」が呼吸を受け持っていますが、浅くならないように「腎」が助けているのです。
もし、ストレスにさらされる日々が続いたら、
「腎」は消耗し、呼吸は浅くなり、息切れや呼吸困難など出てくることも。
ストレス対策は、バカに出来ません。
他にも、陰(陰陽の陰)の影響を受けやすい方、
秋の夕暮れ時になると物悲しくなったり、寂しくなる方は、
もともとウツ傾向がみられるため、自律神経の乱れは避けたいところ。
できるだけそちら側に引っ張られないように、
自分なりの対策が必要になってきます。
大事なことなので、もう1回書かせて頂きますね。
ストレス対策は、バカに、出来ません。
自分で、意識して整える、それが養生。
空気の乾燥も分かりやすくなってきました。
潤いも、意識して摂ってゆきたいですね。
肺は乾燥を嫌う臓器なので、潤肺を心がけます。
ピーナッツ・松の実・クルミや、
ナシ・大根・白キクラゲ・黒キクラゲ・イチジク・柿など。
ナシや柿は身体を冷やすので、
常温で食べるなど、食べ方やタイミングを工夫しましょう。
ストレス対策・エイジングケアのために、腎も補ってゆきます。
先ほど出てきた「腎」は、生長や発育・老化、生殖にも関係しています。
先天の精は親からもらい、後天の精は自ら補い、
「腎」を充実させてゆくのです。
山芋・クルミ・クリなど。
特に山芋はこのまま乾燥して、生薬の「山薬」として扱われます。
手軽に手に入る食薬なので、積極的に摂っておきたいものです。
ダーッと、書いてしまいましたが、ご提案させて頂いたことは3つです。
* 体外環境が落ち着かない時は、食生活を変えない。
* ; あらかじめストレス対策をする。
* 乾燥に対して、肺を潤すことを心がける。
ムリをせず、出来そうなものを取り入れて頂けたら。
大事なことは、今の自分に向き合う。
ご自身の身体の声を聞きながら、1つ1つ対応してゆきましょう。
少しずつ、秋が深まってゆきます…。