この日は得意先を訪問。
大切な大切な得意先なのに実は初訪問。
もうありえない!
昔じゃ考えられないですね。
営業部の管理職だったころ部下たちにはとにかく得意先へ足を運べと言っていたかつての自分に怒られそうだ(笑)
コロナが一番大きな要因ですがWEBでの打合せが一般化したからでもありますね。
いいのか悪いのか??
うーん・・・
お得意先がある駅の海側から反対方向へテクテク。
こちら幸子さんのイチオシのお店ですね、集来!
美味しいというのは何人かからも聞いていたのですがボクははじめてです。
わくわくした気持ちで暖簾をくぐりましたとも。
一歩踏み込んでそれだけでボクが好きなお店だと確信。
うーん、なんていえばいいのかしら。
満席だったのだけど、普通のおじさん、おばさん、おじいさんがそれぞれ一心不乱にラーメンを啜っている。
写真を撮っているような人は誰もいない。
こういうお店ってぜったいに外しません。
食べてもいないのにぜったいにいいお店だと断言しそうになる。
いかん、いかん、冷静にならねば(笑)
ご家族での経営かしら。
お父さんとお母さん、ホールの女性は娘さん?
黙々と作業を続けるお父さん。
名店を気取るわけでもなく淡々と麺を茹でている。
食べる前からこのお店の常連になりたくなってくる。
店内で少し待っていたのだが、あることに気がついた。
「手打ちラーメン」「チャーシューメン手打ち」「タンメン手打ち」
手打ちという言葉が次々に聞こえる。
そうか、ボクも手打ちにしよう^^
はじめてなのでデフォのラーメンを大盛り、もちろん手打ちで。
写真をカシャ。
写真を撮っているのはボクだけだ。
最初に感じたのが醤油の香り。
予想したよりもスープの色は濃いめ。
醤油に続いて追いかけてきたのが生姜の香り
そして醤油と生姜の香りに合わさるのが海苔の香り。
この三重奏は日本人のDNAを刺激する。
こういう香りを嗅いだら外国の方はどう感じるのか興味もあります。
スープを一口。
はぁぁと幸せなため息があふれ出る。
皆さんが手打ちをオーダーするのに納得。
ご高齢のお客さんが多いことも納得。
客席を見わたすと誰もが黙々と食べている。
気取ったお店ではないけど、最後はこういうお店に帰ってくるのでしょうね。
この時点で2月16日。
まだ2月だったのに、2023年にはじめて食べたラーメンの中の1番になるだろうなと予感した。
幸子さん、ご紹介ありがとうございました。
激しく気に入りました。