午前中、前職時代の知人から電話があった。
「以前、ts0811さんがブログに挙げられていた鳥徳に行ってみたいのですが、一緒にどうですか?」
「うん、いいよ。場所は分かるか?」
「行ったことはないですがが、スマホと食べログがあるからなんとかなります。オレ、営業マンだから大丈夫ですよ」
お店の前で傘をさして待っていたら、変なテンションで「やりました!」みたいな連絡が入った。
なんでも、最近、営業をかけてきた大手企業から突然の呼び出しがあったので、そちらを優先させてほしいと言う。
「キメてきますから!」と力んでいるので「まずはちゃんと話を聞いておいで」
いいですね、若い方のこういう力んだ感じ。
「頑張れ、若造!!!」
なんて言ったら、若者たちから「オジサンもちゃんと頑張れよ」と言われますね(苦笑)
はい、オジサンも頑張ります^^
年下君だし、奢ってあげようと思いながら見ていたお品書き。
でも、鰻重の上とかC弁当とかをオーダーしたときは知らぬ顔でいようと思っていたのが情けない(笑)
この日は一階の大き目のテーブルに相席。
目の前で食べる紳士は中小企業の社長さんみたいな風貌。
衣に疎いボクでも「高そう」と思えるスーツに身をつつみ静かに食べている。
食べ終えて「コホン」と咳払い。
そして、スマホを手にして二マ~っとした情けない顔![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/064.png)
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/064.png)
思わず「社長!!!」と言いそうに
あれは絶対に異性からの嬉しいメッセージを見た顔です(決めつけ、笑)
フライデーしたい気分になりましたたた(笑)
ボクはB弁当。
お重の蓋をとろうとしたら眼前の社長(社長かどうかわからないけど社長、笑)が嬉しそうな顔で立ち上がりました。
社長!!いいことあるといいですね!(笑)
鶏スープをごくりと飲んで「さあ食べよう」
鶏屋さんのお弁当という感じが好きです。
でも、このお弁当、お重の下のゴハンがなければ完全にビールが必要(笑)
いや、近年ボクは焼鳥にはビールではなく清酒派になった。
つくづく味覚の変化は楽しい。
最近、焼鳥の写真を見るだけで清酒が飲みたくなるくらいですから。
ボクが20代のころ清酒が飲めなかったと言っても誰も信じてくれません(笑)
チキンカツはパッと見は小さいけど、肉厚。
最初からソースがかかっているのですが、いつも少し時間がたってから食べます。
だってソースが沁みたほうがお弁当っぽいじゃないですか。
ビジネス誌に出てきそうな若者2人組が入店してきてボクの隣りに座った。
そういえば、昔、ヤングエグゼクティブという言葉があったがあんな感じ。
え?もう死語かな(笑)
ネットでサクッと検索してみました。
本来は若手経営者、経営陣を指す言葉ですが、日本ではバブル期に大手企業に勤める若者というニュアンスで使われていたはずです。
略してヤンエグとか言ってましたが、いまヤンエグと言うとなんだかカッチョ悪く聞こえます(笑)
そんなヤンエグの一人が挙動不審にキョロキョロする。
もう一人に「どうしたんだ?」と不審がられているし。
「いや、周りで食べているのが全部美味そうで迷ってしまった」だって。
いいぞ、正直者のヤングエグゼクティブ!
社長からヤングエグゼクティブまでこの日も老舗は盛況でした。
翌日、ドタキャンをしてくれた若者が連絡をくれた。
喜び勇んで行ったら「ありえないような値引きの相談をされました」とトホホな口調。
そんなこともあるさ!頑張れ!