神保町の老舗中華。
創業は明治39年。
ボクの祖父母さえ生まれていない時代ですね。
ビジネスの世界では急成長する会社が脚光を浴びることが多いけど、ボクは企業もお店も長く存続しているところに興味を感じます。
商いの種類はなんであれ、ずっと世の中の誰かに必要とされ続けたということですから。
一人は少し遅れそうだから、先に始めてくださいとの連絡。
「乾杯!」
目の前のお嬢さんがピータンが好きなのを覚えていたので「ピータン」
「ts0811さん、憶えてくれていてありがとうございます」
・・・ ボクはそういうことは忘れないのだ(笑)
まずは野菜系の軽いものでやってようと大根とくらげの和えもの。
これはお嬢様に好評。
うん、中華飲みという感じ^^
次はボクのオーダーで空芯菜の炒め物。
一口食べたお嬢様「あ、空芯菜って美味しい」
ボクは余裕で「どうだ、美味いだろう」
しばし、2人で語らいます。
ゆっくりと飲んでいたのだが、もう一人のお嬢様がなかなか現れない。
LINEからの連絡の時間からしてもうそろそろついてもいい頃なのだが・・・
「お腹もいい感じだし、〇〇ももうすぐ来ると思うから、そろそろ餃子を食べようか」と提案。
餃子が大好きなお嬢様は元気よく「食べます!」
「ごはんはどうする?」と聞いたら「ごはん!欲しいです」
こちらのお店には時間限定の餃子セットがあります。
(たしか14時から21時かな。記憶が正確ではないのでご確認ください)
餃子に酸辣湯、ごはん、搾菜までつけて餃子の単品価格より安いというお得セット。
一口食べたお嬢様が「美味しい」とニコリ。
老舗の中華料理店ですがニンニクもビシッと利いてます。
そして、たしかに餃子ライスが美味い。
酸辣湯もしっかりしたボリュームがあり嬉しい。
ご機嫌に食べ進めるのだが、何故だかもう1名がなかなか現れない。
「〇〇はどうしているのかな?」とかいいつつLINEをチェックしたら「トラップだらけだ」と意味不明な連絡が入っていて目の前のお嬢様と2人首をひねる。
「トラップ??何があったのだろう?」
迷子になっているなら迎えにいったほうがいいかなとか思っていたら薄笑いを浮かべながら現れました。
まずは乾杯!
「遅かったなぁ・・・何かあったんか?」
「実は・・・」
この日のお店を決めるにあたり、神保町の中華で源来酒家、新世界菜館、そしてこの揚子江菜館をピックアップして、この日はここに決めました。
このお嬢様、勘違いをして新世界菜館へ行き「予約の〇〇です」と言ったらしい(笑)
新世界菜館の方がキョトンとするのを見て、スマホを見返し、初めて気がついたという。
新世界菜館では嫌な顔もせず「そういう方、よくいらっしゃいます」と送り出してくれたそうだ。
困ったおっちょこちょいである・・・
ちなみにこのおっちょこちょい、世界的な外資系企業(金融系)勤務である(-_-;)
おっちょこちょいには取り分けていた小皿に加えて、先ほどの餃子セットをオーダー。
「出遅れているんだから追い上げてこい」と激を飛ばす。
これは鶏肉のピリ辛炒め。
なにかもの足りない感がする ・・・
冷静に自分と会話したたら、もの足りないわけではなく、紹興酒が飲みたいだけだった(笑)
お腹も落ち着いてきたみたいです。
炭水化物で〆ましょう。
まずは、お嬢さんの一人が食べたがっていたカレー。
品名は獅子頭加里という勇ましいというか、強そうなカレー。
女性のゲンコツくらいの大きな肉団子が入っているのだが、その団子を獅子の頭に見立てています。
「あ、そんなに辛くないよ」
「あ、ホントだ」
「あ、やっぱり辛いよ」
「あ、ホントだ」
・・・ 子供の会話か(笑)
こちらは池波先生がお好きだったという一品。
上海炒麺(上海式肉焼きそば)
ボクの舌には昭和の高度成長期のご馳走に感じます。
何故だか急に父親の若い頃の顔を思い出しました。
ボクは大好きな一品だけど、いまの子が食べたらどう感じるのかな?
この子たちはどう感じているのだろうか?そんなことを思いながら食べていましたが「美味しい、美味しい」と食べていました。
お嬢様2人は別腹があるそうで杏仁豆腐を最後に。
夜風に当たりながら、3人で歩く。
「何が一番美味しかった?」と聞いたところ、おっちょこちょいではない娘は「焼きそば!」と即答。
あとでLINEを送ってきたのだが1位・焼きそば、2位・餃子、3位・大根とくらげ、4位・空心菜、5位・杏仁豆腐だそうです。
おっちょこちょい娘は「餃子とライス」
この答えもなんだかおっちょこちょいというか・・・・
餃子の一言でいいような気がしませんか^^
お店もライスと言われると微妙な気がする( ゚д゚)ノ
まあ、餃子を食べながらゴハンが美味しかったということで(笑)(笑)
束の間ですがとても癒されました。
ボクにとってこういう時間は気合いを注入されるよりもパワーがもらえます。
2人の娘達、どうもありがとう^^