この日は社外セミナー。
会場を確認したところ高田馬場でなんだか嬉しい。
前職時代と比べ外出が減ったこともあり、このままでは東京駅周辺で昼ごはんを食べ続ける男になりそうだ(まあ、それはそれでいいのだけど)、もっとあっちこっちでゴハンが食べたい、新しい知識や情報の収集のために足を使わねば。
こちらのお店の前を歩いていたら8人ほど並んでいる。
「おや?」
おや?っと思ったのが前4人がシルバー4人組、後ろ4人が若者4人組。
こういう並びは美味しい可能性が高い。
「よし、ここは覚えておこう」としばらく歩いていて・・・「??」
どうやらボクは道を間違えたらしい(苦笑)
そして、引き返してきたところ並びが減っていたので、接続してみました。
ふむふむ、どれにしようかしら。
つけ蕎麦?
お蕎麦だろうか?
盛り蕎麦と違うのだろうか?
最近、ラーメン屋さんのつけ麺を”つけそば”という表記をする場合もあるし?
↓こんな看板を出しているのだから普段から行列店なのですね。
そして↓これを見て飛び退いて、そして、反省・・・
飛び退いたのは「蕎麦にパクチー、ジェノベーゼ?ありえない」と思ったから。
そして、大いに反省したのは凝り固まった固定観念なのではと思ったから。
実は最近、こんなことがありました。
仕事のお付き合いで行ったチェーン店。
仕事関係者と飲んでいたら隣席に完全に目が据わったオジイサンが座った。
「酒」と一言言ったオジイサンにアルバイト君が「日本酒ですか?」と返した。
そしたら、オジイサンが激高。
「酒は酒だ!日本酒?なんだそれは清酒と言え」
ヒョロヒョロのアルバイト君、意味が分からずちょっとパニック。
続けてオジイサン、メニューを見ながら「おい、寿司ってなんだよ?鮨って書けよ」とアルバイト君を睨みつける。
・・・・ うーん ・・・・
もともとはこうだった、と、いうのはボクも知っておきたい。
(むしろ、教えてほしい、知りたいと思っています)
本来、こうあるべきだというのもわかる。
でも、言葉の使われ方って時代とともに変わるものだし、食べ物だってそう。
いろんなチャレンジがあっていいと思うし、ガチャガチャ言わないでも結局は淘汰されるものでもある。
では、こちらのお店の一番人気をいただいてみましょう。
あまり、来ないエリアでもあるので悔いが残らないように大盛りで。
最近、いろいろ理由をつけては大盛り復活していると反省するのである(笑)
そして、一般的な大盛りよりも迫力のある大盛りでした。
お蕎麦は二八だと思います。
何もつけずにいただいてみる。
ほのかな香り、そしてしっかりとしたお蕎麦。
そして、汁につけて「!?!?」
初めて体験する感じだったからだ。
言葉にするとピリ辛。
ただし、いろんなものがブレンドされているのがわかる。
こういう時に、言い当てられる舌があればカッコいいといつも思うのだけど、ボクの舌は「なんか、いろいろ入っているぞ」くらい。
そして、最初は「ん?」と思っていたはずがドンドン加速してきた。
先に並んでいらっしゃった人生の先輩4人が後ろの席にいる。
先輩たちはこの味をどう感じているのかしら?
そんな興味からふと振り返ってみた。
諸先輩方、昼間からよく飲み、よく食べ、よく話している。
お元気でなによりですね。
卓上には生玉子のサービス。
お持ち帰り不可がウケる。
持ち帰った人がいたのでしょうね。
そして、玉子を落とすとまろやかでボクの好みの味になった。
これはもっと食べたいぞ。
・・・そしてこのお店には”替え玉”なるラーメン屋さんみたいな素敵なシステムがあるのだ。
「替え玉お願いします」
大盛りに替え玉か!とか言わないこと(笑)
さすがにお腹一杯になれました。
いかん、いかん、セミナーに行くのを急ごう。
「よーし」と自分に気合いを入れる ・・・ 「セミナー中に寝ませんように」
50男の意気込みとしてはイマイチかもしれないけど(笑)