この日は会社案内の校了予定日。
午前中に社長にも直々に見せ、了承はいただいたたのだが、それでも担当者的には不安なもの。
制作会社に「大きな変更はなし。代表の了承も得た。でも、最終の校正はもう一度やるから」と連絡。
一年間使うものだけに、さすがのボクも慎重です。
広告会社時代はなかなか校了を出さない得意先にイラついたのが懐かしい。
立場替わればですね(笑)
午後にもう一度、舐めるように文字校正するつもりなので、ボーとすると困る。
お腹にたまらないものにしよう。
ゆっくり食べる気分でもないし、立ち食い蕎麦がいい。
でも、美味しいところでね。
12時前後はお店の外にまで行列ができる人気店。
ボクはランチを食べ損ねた日、15-16時くらいに利用させてもらうことが多いです。
この日はお店の外には行列はなかったけど、店内にいつもの行列。
券売機で食券を買い、その食券をカウンターに出してから並ぶというローカルルールがあります。
ボクはかき揚げ蕎麦の大盛り。
必ずつけるゴハンはガマンします。
店内はすごい人口密度。
人気のほどがうかがえるのはオジサン、お兄ちゃん、オジイサンに混じり、女性比率が高いこと。
ピンの若い女性、妙齢の女性の2人組、保険の営業みたいな感じの方。
見た目はステロタイプな立ち食い蕎麦屋さんでこれだけ女性を集めるのはすごいですね。
そして、行列に並んでいると邪念が押し寄せてくる。
「やっぱり、このお店に来たからにはゴハンが食べたい」
そして90円を握りしめ、カウンターで「半ライスつけてください」とか言うのです。
特筆すべき汁の美味さ。
汁の香りもいい。
鰹節問屋さんが経営するこちら、汁は立ち食い蕎麦屋さんのなかでは相当上位だと思います。
化学調味料は不使用で雑味がない。
化学調味料独特の尖った感じがニガテなボクにとり、ホッとできる味わいでもあります。
最初のサクッとした食感と、後半のひたひたした食感を楽しめるのはかき揚げ蕎麦の醍醐味。
以前はサクッとしたほうが好きで、前半にほとんどをやっつっけたボクが、近年は慌てて食べなくなった。
ひたひたの美味しさにシフトしつつあるのかな。
同じものを食べても食べ方、味わい方が変化するのも食の楽しさ。
そして、ゴハン。
お目当てはもちろんこれ!!
三階の工場にて鰹節が製造されているのだが、その過程で出る粉かつおがゴハンとともに供されます。
以前、こちらのお店の京橋店があり、前職時代にちょこちょこと利用させてもらった。
お店は笑えないが、ボク的には笑ってもしまい、そして呆れもする話。
以前はこの粉かつおはカウンターの上に置かれていた。
そして、その粉かつおを盗む輩がいたらしい。
京橋店に「盗難はやめて」という張り紙があったのを覚えている。
それでも盗難が止まず、ゴハンとともに出されるようになったのだ。
声を大にして言いたい。
大の大人が粉かつおを盗むのは止めよう!
情けないにもほどがある(怒)
でも、それくら美味しいこともたしか(笑)
↑ここに生玉子を落とす方もよくお見受けします。
高い人口密度の中、小さくなりながら食べて外に出る。
外に並んでいた7名のうち3名が女性でした。