前職(広告会社)時代のこと。
福井県からの修学旅行生に広告の授業的なことをしたことがある。
申し訳ないが中学生に大人の仕事を40-50分で伝えられるとは思えない。
悩んだ結果、何か実体験をしてもらおうと思い、なにかを題材にキャッチコピーを書かせることにした。
事前に福井県の名産についてネットで調べた。
そして、題材にしたのは福井県のお蕎麦。
彼らに伝えた条件は以下。
*折込広告を東京で実施して、通信販売で買ってもらおう。
*東京の人は福井のお蕎麦は知らない。
*新聞の読者はシニアだ。シニアにわかりやすい言葉が必要。
*さあ、キャッチコピーを書いてみよう。
彼ら自身が考えて、彼ら自身が選んだキャッチコピーは「大根おろしが決め手です」
「美味しいんですよ」と力を入れて語るのを聞いて本気で羨ましくなったのが懐かしい。
御清水庵 清恵。
御清水庵は”おしょうずあん”と読みます。
初めての方は迷わず左上のおろしそばを食べてください。
ここで迷う。
おろしそばを大盛りにすべきか?
それともこの焼き鯖寿司(2個200円)をつけるか?
迷いに迷い、おろしそばの大盛りに。
せっかく越前そばを食べにきたのですから、と。
お蕎麦はやや太め。
のど越しを楽しむというよりは、蕎麦のコシを感じるタイプです。
美味しいお蕎麦です。
大根のしぼり汁と蕎麦汁を合わせたこの汁。
ここに鰹節をかけて、お蕎麦と合わせます。
50歳を超えたボクの新しいストライクゾーンのど真ん中かもしれない味わい。
口に合うか否かは別として、是非、東京の方に一度は食べて欲しいです。
焼き鯖寿司は今度にしよう ・・・ 固く心に誓ったはずが ・・・
隣席のサラリーマン氏が美味しそうに食べるのを見て羨ましくなってきた。
こういう時にグッとガマンができるのが大人なのだろうか?
ボクはまだまだ修行不足かな(笑)
そして、この焼き鯖寿司が美味しい。
隣席のサラリーマン氏を横目で見ながら「あんたのせいやで」と心の中で毒づく。
福井県LOVEが伝わるポスター類。
店名にも添えられている御清水とは福井県の清水の一つだとか。
場所はまさに日本橋のたもと。
会社がいまの場所にある限り、ジワジワと通う頻度が増す予感がします。