後輩くんが複数でき、いろいろ案内するうちに、A君は連れて行ったが、B君はまだだ、みたいなお店が出てくる。
営業職のC君にはこのお店を教えておかねば。
お店に何かストーリーがあったりすると接待や会食などで使いやすいですから。
道すがら、すでに何人かに話した話を聞かせる。
「創業は嘉永三年、嘉永三年て西暦何年かわかるか?」
「ペリーがくるちょっと前やで」
「このお店の二代目、三代目が配達中に目の前で起こったのが桜田門外の変!すごいやろ」
何人かに話したりしているうちに嘉永三年が1850年と記憶したのだが、後輩くんや友達とメシを食べる以外のシチュエーションで役にたつことはあるかしら(笑)
痩せているけどけっこう食べる彼。
彼には「鳥一口カツ揚重がいいんじゃないかい」と。
オジサンは日替りの赤魚の煮付け定食が良さそうですね。
カウンターの左端に通されたのだが、右側を見てなんだかウケる。
全員がオジイサンで、老舗らしい、客層。
(こちら、意外に若い女性のグループもいたりしますが、この日はたまたま)
日替りはこんな感じ。
再び右を見ると人生の先輩方はどなたも静かに食べていらっしゃる。
もやしを食べながら、この味はブログでなんて書こうか?
なんて思っているのはボクだけだろう。
諸先輩方が黙々と食するのを見ていると、ボクもそうしたい気分になってきて、そうさせてもらった。
あ、でも、この煮つけはやはり美味い!
思わず頭の中で「この定食なら2セットは食べれるな」という計算をしながら、隣席の諸先輩方を見て、この中でそのようなことを考えている方は絶対にいらっしゃらないだろうと思う。
いつまでボクはそんなことを思いながらメシを食うのだろう。
いつまでも、そんなことを考えながら食べるのもどうかと思いつつ、そう思わない時期が来たら寂しいかもしれない。
そんなこんなを思いながら食べているボクの左では後輩君がワシワシと一口カツを食べていた。
若い方がワシワシと食べるのは気持ちいいものだとあらためて思う。
その活力で前途を切り開いてほしい^^