今日はカメラの話
今使っているカメラはニコンのフルサイズ一眼レフ D610なんだけど
最近、日々使っていて想うところがあるんです。
それは、撮像素子の大きさによるメリット、デメリットの話です。
検討対象はフルサイズとマイクロフォーサーズ。
フルサイズセンサーは確かに高画質なんだけど
やっぱりデカくて重い・・・
そもそも、自分がフルサイズが欲しいと思ったのは、多少重くても
高感度に強いカメラが欲しかったから。
もちろん、フルサイズは高感度に強い。
これは間違いでは無いですが、このメリットを活かせるかどうかは
「使い方による」ということが、恥ずかしながらフルサイズを実際使ってみて分かりました。
自分の撮り方としては、3脚は物撮りの時は使いますが、普段は手持ちです。
フルサイズはボケが大きいので、被写界深度を稼ぐために絞って撮ることが多いんですけど、
シャッタースピードもそれなりに確保しようとすると、ISO感度を上げないといけないわけです。
例えば、フルサイズとマイクロフォーサーズで同じ被写界深度で撮りたい場合、
フルサイズを例えばF4とすると、マイクロフォーサーズはF2ですね。
それから、手ぶれしないようにシャッタースピードを確保するためには、マイクロフォーサーズ比で
フルサイズはISO感度を2段程度上げる必要がある。
ここがポイント
結局、被写界深度稼いでシャッタースピードを確保するためにISO感度上げるんなら
フルサイズの高感度耐性が相殺されて
マイクロフォーサーズ規格と画質はそれほど変わらないんじゃない!?
って疑問が出てきてしまうんですね。
そりゃ、大きく印刷したり等倍で鑑賞すれば違いはあると思いますが。
自分の場合、せいぜいA4。
もちろん、フルサイズの圧倒的なボケが必要な人ならフルサイズしか無いと思いますが、
自分の使い方だと、そうはなっていない・・・。
なんだか、無駄にデカくて重いもの使ってる気がしてきちゃったんですよね(^_^;)
というわけで、マイクロフォーサーズを最近見直しています。
ミラーレスが出てきた当初は、動きものにはAFが使い物にならなかったり
EVFが全然ダメって思ってたんですけど(実際そうだったと思う)、オリンパスのEM-1が登場して
状況が一変したように思います。
さすがオリンパスのフラッグシップだけあって、EVFも実用的だし
AFは位相差とコントラストのハイブリットでC-AFもかなり使えると評判ですね。
さらに興味深いのがPROラインのレンズラインナップに40mm-150mm F2.8 が追加されて
なんか評価すこぶる良いところ。
フルサイズ換算だと80-300 F2.8なので、フルサイズのレンズでは存在しないスペックのレンズですよね。
そして、フルサイズに比して、劇的に軽いし小さい
そもそもフィルム時代からのフォーマットを引きずってるだけのフルサイズ規格は
物理的にレンズが小さく出来ないし、デジタルの時代でいつまで優位性があるか疑問です。
そんなわけで、真剣にニコンからオリンパスにマウント変更しようか悩むのでした。