SIGMA USB DOCK を使ってみた | T's net

T's net

日々の出来事や、お気に入りのモノ、趣味、あれこれ

シグマのArt 35mmF1.4 DG HSM をピントチェックしました。



このレンズ、ピントが合えば素晴らしい解像度の画像が得られるのですが、


使っているうちに被写体までの距離によっては、なんとなくゆるい写真になってしまうことが分かってきました。




そんなわけで、『USB DOCK UD-01』を試してみることに。





これは最近発売されているシグマのレンズに対応しているキットで、レンズとPCを接続し


ピント調整やファームウェアの更新等が行うことができます。


もちろん、ボディとレンズを一緒にシグマに送ると無償でピント調整をしてくれるのですが、


1週間程度カメラが使えなくなるのは痛いですよね。





こんな感じでレンズとPCを接続します。










接続すると真ん中のインジケータが点灯します。








パソコンの調整画面(調整中)です。





単焦点レンズの場合、被写体までの距離を4分割して、各エリアでピント調整を行います。








こんな感じでフォーカスチェックシートを使ってピントチェックします。



前ピンならパソコンの調整でプラス補正、後ピンならマイナス補正します。





これを繰り返して、納得のいくまでピント調整します。





フルサイズセンサーのカメラで開放F値1.4で撮影すると、被写界深度がめちゃくちゃ薄いです。


普段、子供を撮ったりするときはこんな薄い被写界深度では撮らないですが、


今回はピントチェックも兼ねて開放1.4で 『孫御飯』 を撮ってみました。



さすが開放、背景ボケボケです。










拡大してみました。


テーブルを見てもらえれば分かると思いますが、ピントが合っている範囲が帯のようになっていて


1センチ程度の極薄な被写界深度になってますね。



F1.4でこれだけピントがこれば良いと思います。



結果的に、被写体までの距離


30センチ +12、

40センチ +2、

60センチ +10、

1メートル以上 +5


という補正でジャスピンとなりました。






意外とズレてますね・・・・・。






やっぱりサードパーティのレンズって出荷時の状態では限界があるんですかねぇ。





もちろんカメラの固体によって精度に多少の誤差があるんでしょうけど。





この『USB DOCK』



自分で納得いくまでピントを追いこめて良いんですが、


一度ピントを完璧に合わせたら、他のシグマレンズを買うまでは出番無いですね(笑)




そういう意味では微妙な製品です。