【不倫した夫を許せるか?②】カウンセラー佐織の場合 | あなたが幸せで在りますように

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人と違う個性を輝かせて、自分も人も許し愛し、せっかく生まれて来たこの人生を幸せに生きていけるように応援しています。

さ、①の続きです。

え?①をまだ読んでません?では、是非こちらからどうぞ

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http://ameblo.jp/ts-korokoro/entry-12240885230.html

 

結局、離婚をした私。

不倫を許せなかったことになるのかな?

でも、少し違う。私が許せなかったのは「不倫という行為」ではなく、現実を直視できず、

自分の弱さと戦わないあまりにも、弱い、情けないこの男が許せなかったのです。

不倫相手の女性を攻撃する奥さんたちもいるけれど、私はそれはお門違いだと思っているの。

だって、夫がぐっと我慢して、行動しなければ全く問題にならなかったのだから、怒りをぶつけるべきは相手ではなく、自分の夫でしょ。夫がその気持ちにならなければよかっただけの話しだと思うの。もちろん、相手の女性が既婚者だと知っていてもその関係を続けたら、今の社会ではルール違反だから、ペナルティはあっても仕方がないとは思うけれど、

完全にあなたが悪い!!!!とは言えないよね。

じゃあ、佐織さんは全く相手の女性に腹が立たなかったのですか?

と聞かれると、子どもが生きている間はYESです。自分の夫だけの責任だと思っていました。だから、結構冷静に、相手の女性とお話しました。けど、しらばっくれていることに腹がたったので、法廷で会いましょうということはかっこつけて言ってみました口笛

しかし、子供がそんな騒動の時に亡くなっちゃて・・・・・。

人はあまりにもショックなことがあると、哀しみ、落胆から誰かのせいだ!!という怒りへと

感情が移行していきます。とっても正常な反応なのだけれど、私はその怒りが

夫とこの女性に向かいました。お前たちのせいで、子供が死んだ!!その怒りはものすごかったですよ~。鬼ですね。

最終的には、夫への憎しみ100%になり、子供が生きていたからこそ、二人でなんとか乗り越えようと思えたけど、いなくなったら、この弱い男、おまけに憎い男と暮らす気持ちにはなれませんでした。その当時、自分の父親が言ってくれた言葉がその通りだと思います。

父親は

「お前は、その悔しい気持ちを忘れることができね~んだから、はぁ、けっ~てくりゃいい(もう、帰ってくればいいという群馬弁です)」

と言ってました。その通りなのです。もうどうしようもないくらい、憎しみが湧いたなら、それを払しょくすることはできないのです。人によりけりだと思うけれど、この時の私には無理でした。

 

不倫した夫を許せるか

それはあなたが、その人を憎んでいないかどうかなのだと思います。憎しみ、憎悪とは理屈や理論で納められる感情ではありません。自分の全身を覆ってしまう、とても恐ろしい感情です。

悔しい、許せない、私のこの苦しみを相手にも味あわせてやる!

という思いが何度も何度も湧き上がり、いつしか自分も相手も煉獄へと連れて行ってしまいます。

 

不倫をした夫に対して、離婚をとどまる理由が、仕返しをしてやりたい、このまま別れたら私は負けたことになるという「くやしさや、憎しみ」からのものであれば、私は潔く分かれたほうがよいと思うよ。

だってさ、何度も私がこのブログで言っているけれど、誰のための人生なの??ってこと。

そんな相手のことが頭からいつまでも離れないんて、それは自分のためにエネルギーを使っているのでなくて、相手のために使っているのでしょ?それは、もう自分の人生ではないよ。相手に乗っ取られている人生だよ。

おまけに、思いはハッピールンルンじゃなくて、このやろ~~でしょ滝汗

その負のエネルギーは確実に「なんか悪いもの」をひきよせるわよ。くわばら、くわばら。

 

日本にはこんないい言葉がありますね。

「罪を憎んで人を憎まず」

まさに、この一言だと思います。私の場合は子供が生きていたら離婚はしなかったかもしれない。そう思う。だって、不倫の事を聞いた時には、脱力だったけれど、仕方がない人だと思ったのだもの。。。。この男の弱さにも腹が立ったけれど、仕方がないと思ったのだもの。

けれど、それが憎しみに変わった。家族をかえりみない弱い夫のせいでこの子は死んだんだ!と。そして、別れました。人を憎んだのですね。。。。

家を出る時、彼の書置きが目にとまりました。

「幸せにしてあげられなくて、ごめんね」

って。今は優しい言葉だな~と思えるけれど、当時は「ふざけるな!」

でした。そして、その書置きに対して

「私が幸せに成らない限り、お前が幸せに成ることは絶対に許さない!!」

と赤字で書き残し、出て来ました。

きゃ~~~~!!!!!怖い。呪いのことばみたいですよね。。。。。

憎悪ってこういうことなんでしょうね・・・・。

 

この憎しを解くためには一緒にいたら難しと思います。

私がこの苦しい思いから解き放ったれたのは、今の息子が生まれた頃、この相手と離婚してから5年後くらいでしょうか。

その間に少しずつ自分の思いも落ち着きはじめ、ないよりも、人を憎むことにつかれたの。

そして、やっと、人を憎まずに戻れました。

カウンセラーをしている今、それぞれの立場でそれぞれの思いがあり、みんなその時には精一杯なんだということが分かるから、あの時のことも心がざわつかず思い出せるようになりましたしね。

そして、その思いがあるから、道行ならぬ環境に置かれている方の相談もお受けしています。

 

さ、長くなりましたが、あなたが、もし、この人の弱さも引き受けよう。憎む気持ちにはなれない。と思えるなら、それは許してあげられることなのではないでしょうか?

人生は選択の連続。

何をどう選択し、行動をとるかであなたの未来が変わります。

どうぞ、後悔のない人生を!

 

道に迷い、その中から真剣に脱出したい方はご相談にください。

 

カウンセラー佐織