【不倫した夫を許せるか?①】カウンセラー佐織の場合 | あなたが幸せで在りますように

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私が不倫がきっかけで離婚したのは、1度目の結婚の時でした。

この旦那さんとは、割と仲が良く、いつも一緒に行動して、趣味も気も合っていました。ただ、お互い、喧嘩することが苦手だったので、本音を言わないで怒らないで、変に気を使い合う夫婦だったかな。あと、彼は割とさみしがり屋なところがあり、できる限り一緒にいたいという傾向があって、これも後々思うと、いけな傾向だったよな~と思いました。でも、

その頃の私は、夫に尽くす内助の功を発揮できる妻を目指していたので、夫のために何かしてあげることがとても楽しかったの。だから彼の母親みたいな役割も好きだったかな。

 

ただ、それは子供ができるまでのこと爆  笑

 

3年ほどたち、そろそろ子どもでも持つか?と私が思い、妊娠、あいにく一度目は流産してしまいました。そして、待望の2度目の妊娠。夫婦して喜びました。

まだこの頃も、仲良しでしたねウインク

あきらかに夫婦仲に変化が生じたのは、子供が生まれた時からです。

産んでみたら、子供は重度心身障害を持っていて、一般的な発達は望めない。食べられない、話せない、寝返りもできない、座れない、首も座らない、表情も出ないかもしれない、寝たきりの人生でおまけに3才まで生きられない。ないないづくしの宣告をされた子が誕生してからです。どんな子が産まれてもママは子供にかかりっきりになって、パパがさみしがるということはありますが、それが重度心身障害の子なら尚更です。こんな体に産んでしまった責任感もあり、私の生活は100%、子供中心になりました。毎日病院に面会に行き、病状にひやひやし、肺炎になれば朝、家に危篤ですなんて電話が入らないか冷や冷やし、この子を少しでも健やかに育てていくためにはどうしたらいいのか、日々勉強し、朝から晩まで子供のことしか頭にはありませんでした。子供が入院していて大変な思いをしているのだから、自分は楽しいことを一切してはいけないと思い込んで、夫婦で出かけることはしなくなってしまいました。けど、まだ子供が入院していた期間(1年8ヵ月もの間息子と離ればなれでした)はまだよかった。本当のすれ違いは、子供を在宅看護で引き取ってからでした。

24時間完全介護の息子が家にやっと帰ってきて、どんなつらいこともする!できる覚悟でいた私は本当にこれが嬉しかった。夫も協力してくれると言っていたので、これから親子三人でやっと暮らせると思うと心から喜びしか感じなかったの。

(*お散歩に行けることが何よりもしあわせだったな・・・)

 

でも、現実はちがったショボーン

モニターを付けていて、4時か置きの経管栄養、2時間置きの体位変換、頻繁なたん吸引。

こんな状態ではゆっくりと寝られないだろうと、夫への気遣いから、寝室を別々にしました。

子どもと私が1階、夫が2階。でも、これがいけなかったな~と後々思いました。

息子の看護で慢性的な寝不足の私。毎朝疲れ果てていて、朝飯もお弁当も作れなくなり、「いいよ」と言ってくれている夫の言葉を信じ、体を休めることを優先してたの。けど、本心は違っていたみたいね。。。。。本音を言い合える二人だったらよかったのにな~と後で思った。

 

看護を初めて3ヵ月の頃、息子が朝高熱を出していました。朝病院に連絡を取り、心配で胸が張り裂けそうな緊張の私に反して、彼はのんびり。普通の子がただ風邪で熱を出している位の感覚で俺は会社に行くから~とのほほんと言う彼のその態度が、介護疲れがピークに達していた私の神経に触り、大爆発!そのあたりからでしょうか。。。。また妙にずれ始めたのは。

その後も息子は入退院を繰り返し、その度に私は同伴付き添い。病院に缶詰の状態が2週間~1ヵ月と続くことがも珍しくなくなっていました。

そして、息子の最後の入院となったもっとも長期の入院期間中にその出来事は置きました。

 

(息子、危篤状態)

 

私が息子の付き添いで一緒に入院し3ヵ月がたった頃、朝、夫に電話をすると様子が変。

ああいう時の女の勘ってすごいですよね。

問い詰めたら、しらばっくれながらも、最後に女の人とホテルにいると認めたの~~ショックなうさぎ

ああいう時って、怒りよりも先に、脱力感がくるのよね。分かる人だけは分かるよねあんぐりうさぎ

その後、病院に面会に来た夫。随分前から同じ職場の人と不倫関係にあることを認めたの。

何たることでしょう!!!!

私たちが入院しているのをいいことに、不倫していたなんて~。

それも、この入院では息子は瀕死状態、入院した時には危篤だったのに!!

その後、意識が戻りなんとか生き抜いている状態の時に、こっちが戦っている時に

「不倫だと~~~!」「女といちゃいちゃして、この苦しい現実から逃げおって!!!」

と怒り心頭でしたよ。殺意!!を生れてはじめて持ちました。病室にあったはさみを掴みましたものつながるうさぎ殺していい法律があったら間違いなく、あの時殺していました。

それとね、本当の怒りを感じた時ってね、猫の毛が逆立つように、自分のうぶ毛がやはりぞぞぞ~って、逆立ち、全身が震えるのも知ってた?あ、ほとんどの人が知らないかな(汗)。

けど、分かる人にはこれも分かるよね口笛

 

私が何よりも怒ったのは、入院中にこんなことをしでかしたということ。

さっきも書いたけれど、この人は逃げたんだ。私たちからも、自分の人生からも、何よりも

自分の子供から逃げたんだ!!ということに対して怒りが収まりませんでした。

また違う言い方をすると、この人の弱さが許せなかったの。

男の人は弱いなんて、面倒見のいい女性は言いますが、逃げていい時とそうでない時くらいは分かって欲しかった。妻に相手にされず、長い間家に一人ぼっち、夕飯も朝飯も一人コンビニ弁当。いつもにこにこして自分の話をきいてくれていた妻はおらず、子供に付っきり。

それはそれはさみしかったことでしょう。その立場は理解できる。けれど、同じ思いを私もしている、いえ、それ以上に毎日、目の前で生死をさまよう息子を見ていて、その恐怖と戦っていることを分かっていない。つらいのは自分だけではないということを分かっていないこの人の弱さが許せなかったな。

おまけに、私とは離婚して、不倫相手と一緒になりたい。息子にも合わせて引き取りたい。などと寝ぼけたことを言っていましたっけニヤニヤどこに瀕死の子供を引き取ろうとする女がいるっての!のぼせ上っていて、正常な判断ができていませんでしたね。結局、すったもんだの挙句、その女が本気でなかったことが判明。分かったのも、私が相手と話をしてのことなのだけれどね。あ~妻に不倫女との交渉をさせるなんて、なんてなさけないのでしょうねウシシで、現実を知った彼は、やり直したいということを言って来ました。

 

私も、彼のさみしさを考慮して許し、息子がいるこの時間を大切にしていこうと決めました。

けど、息子はその後、死んでしまいました。。。。。。。

そうなると、話は別。更に憎しみが湧きあがり、この人達のせいで息子は死んだんだという思いにかられてしまい。。。。結局別れました。

 

さて、今回のテーマは「夫の不倫を許せるか?」

ということですよね。結論から言うと・・・・

 

続く口笛(ごめんなさい~。長くなったので、次にします)

カウンセラー佐織より