ご自分の性格に悩んでいる方や
自分はどんな人なのかとか
自分がいつも同じパターンにはまることの謎を知りたい方
などにはご自分を客観的に見ていただくテストをしていただくことがあります。
どんなテストかというと交流分析をもとにしているものです。
交流分析の考えでは人には心(価値観を作るもとと言ってもいいかな)
の元となるものが3つあると言われています。
具体的にいうと、厳しさと優しさと無邪気さです。
でね、これが様々な場面で自分の考えや、行動や発言の
ベースとなり、その人なりの個性を決めていくのね。
心理テストではこの3つを更に5つに分けて分析して
どこがどのくらいの点数だったかで
その人を客観的に理解していきます。
(これは5年前の私のテスト、カウンセラーの勉強を始めたばかりの時です。)
簡単にいうと、ものすごい高い点数がでていたり、ものすごい
低い点数出ていたりする心模様がその人の
考え癖や、行動を支配しているとみるわけです。
でね、そこがもしかしたら、悩みの元となっているのなら
その部分を意識してもらい、そこの点数を下げたり
あげたりするような考えや行動をとってもらうことで
悩みから解放されていくこともあります。
まずは自分を客観的に可視化して認識してもらうことがこのテストの目的です。
さて、5つの心を説明しておきますね。
ご自分のことも考えながら読んでいただくといいかも。
まずは、CP。
CPは(支配的な親)の略で、父親的な厳しさの部分です。小さい頃に親から「。。。ねばならない」「。。。してはいけない」と厳しくしつけられたり、言われてきた価値観が出てきます。
人にも自分にも厳しい人はこの部分が強くでている傾向があります。
次にNP。
Npは優しい母性の部分です。子供の頃、かわいがられたり、世話をしてもらったりすることで身についていく価値観になります。ここが高いととってもお世話好きです。ほどほどならよいのですが、
過保護になり相手をダメダメちゃんにしてしまうこともありますので、注意したいところです。
三番目にA。Aは大人の部分です。冷静沈着、状況判断、損得計算、情報収取などができる合理的な部分です。
言っていいことと悪いことを区別できるのも、この心があるからですね。
ただここが高すぎると、少し面白みにかけるのかもしれません。
4番目はFC。FCは子供心です。
明るく無邪気で、好奇心旺盛で天真爛漫、
「わ~すごい!!」「うれし~~」
などと歓喜の声をするっとあげている人はここが豊なのでしょね。
ただ、高すぎると、場をわきまえないこともあります。
ああ~、、、5年前の私は若干ここが高いですね。
けれど、安心してください、Aは標準的にありますので、
大人としての振舞ができます。
最後にAC。
ここは順応した子供の心です。
子供の頃に親や周囲の人とうまくやっていくために
身に着けた社会性ですね。
親がめちゃくちゃ怖かったり、
自分が認められるためには周りの言うことを聴いておけば
いいんだ!よし、この人達の期待にそう自分になろう!!
と子供の頃に決心した経験があると
ここが妙に高くなります。
従順でよいこ状態ですね。
けど、自分の本心を押させつけて来たことでの怒りもたまっていたり
して、あるときに大爆発することもあると言われています。
あんないい子がこんなこと!!
的な事件が起こるのですね。
ここが高すぎて、問題だけれど、低すぎると
超マイペースです。
我が未知を行くタイプです。
さて、5年前の私を自分で分析すると
私は楽しいことが好き!!わくわくしたい!!そんな状態がつよかったようです。
確かに、好奇心旺盛でしたね。
そして、今はこちらです
Aが高くなり、ななんと、FCが下がりました。
カウンセラーとして皆様の話してくださることを客観的な目をもって
分析しながら考えながらせっしているせいでしょうか、
冷静、分析、合理的な面が高くなったようです。
どうりで、最近、自分はつまらない人だな~と
感じるようになったことも納得でした。
子どもと無邪気に遊べなくなっていたことが
少し悩みでした。
おもしろいことは好きですが、
昔のように大笑いするとか、
好奇心旺盛でどんなことにも
わくわくするとかそういうことが少なくなりました。
それがこうして事実として現れていましたね。
けど、無邪気さはやはり楽しむためにとても大切だから
もう少しあげていきたいなと思いました。
せめて標準レベルまで
あと、ACも上げていきたいですね。
これが低いとね、マイペースすぎで、
周りの空気を読むということがおろそかになりがちですので
いけませんね。。。
反省です。
それにしても、やっぱり、人の性格は変わるのだな~と
つくづく感じました。
私がどうして変わったのかは簡単なこと。
考えを変えていったから
と
環境が変わったからですね。
まず、大はしゃぎすることが大好きだったカウンセラーになる前の私
けど、カウセラーとしては
物事を客観的にとらえることが大事ということがあったので
常に、これは事実なの?思い込みなの?
と考える癖をつけ
言葉もただ思ったことをいうのではなく
整理して、相手に分かるようにと心がけ
そういう勉強もして行動した結果なのですよね。
落ち着いている人だね~
なんて言われるようにもなりました。
あ、47歳にして落ち着いてないのもどうかとおもいますが
ここでね、皆さんに知って欲しいことはね、
性格は変えられるってこと。
考え癖や、言葉使いや行動、そして、今おかれている環境を
変えることで変わるのよ。
変わりたいと思っていても、
なかなか変われない人は
新しい自分になることを心のどこかで怖がっていて
行動しないことを無意識に選んでいる。
だから変われないの。
〇〇するのはバカらしいとか
どうせ〇〇したっておんなじジャンとか
すねたり、ぼやいてばかりいないで、
本気で行動を起こせば変わるのよ。
その時にはね、
是非モデルを見つけてね。
自分はこういう人になりたい!!
とおもうモデルを見つけて
その人のしぐさや言葉使い、考えをまねてみるの。
まずは形からという言葉もあるけれど、
これば案外正しいのよ。
モデリングは立派な心理治療です。
行動認知療法です。
よいことだよ。
さ、長くなっちゃったけれど、
お付き合いありがとうございます。
自分を変えたい、自分を客観的に知りたいと思ったら
一度、このテストをしてみるといいかもしれません。
ご連絡、ご相談はお気軽にね。
心理カウンセラー佐織より。