続き
次女のオーストラリアでのホームステイ体験の続きです。
2週間あるホームステイの後半は、見違えるようにのびのびとしていきました。
近況報告の電話もなくなり、
「 お土産なにかいい? 」とか
「 ●●に行って来たけど、たのしかった 」 とか
時折、姉に電話するくらいでした。
わたしからは、全く電話はかけませんでした。
そうして、次女のホームステイが終わりました。
到着は、夜中の12時に学校でしたので、家族みんなで迎えにいきました。
たくさんの子どもたちが、バスから降りてきて、すごく楽しそうに見えます。
はてさて、どんな顔して帰ってくるのか?
表情を見れば、どんな2週間だったのか、わかる気がして、目をこらして次女をさがしました。
「 ただいま~ 」
次女は、元気にそう言って、姉に抱きつきました。
「 たのしかった? 」
と姉が聞くと
「 うん。 まあね! 」と、すこし気まずそう(笑)
終わりよければすべてよし。
最初はどうなることかと思いましたが、後半は、 気持ちを切り替えてたのしめたようです。
帰ったら、たくさんのお土産を開けて、大騒ぎでした。
まず、お風呂に入らせて、
ごはんと、味噌汁。そして、納豆。など、消化のいいものを食べさせました。
その日は興奮して眠れなさそうでしたが、私はくたくたでしたので、
「 先に寝るね、 また明日はなしを聞かせてね 」
といって寝ました。
後日、ホームステイの体験が、どんなものになったかを聞いてみると
「 わたし、 わかったことがある! 」
「 え? なにが? 」
「 わたし、 ひとりじゃ頑張れない。 」
「 ?? 」
「 大学行くときに、 一人暮らしもいいかなって思ってた。
家からでるものいいかな。って
家族から離れたいって思う事あるやん?
でも、わたしには、まだ、だれかのサポートが必要だとわかった。
冷静に、しっかり前にすすむために、家に居たいとおもった。
地元の大学に行こうと思う。
ママや、おねえちゃんの近くで、まだ相談しながら、これからのことを考えたいって思った 」
とのことでした。
「 そういうふうに感じたんだ。
ママは、一人がダメとは思わなかったけど、
●ちゃん(次女)の頑固さを感じたよ。(笑)
人一倍、頑張るし、ひとより、いろいろ考えて、慎重に動く分
想定と違うと、パニックになってしまう。
人一倍、準備をするがゆえに、
自分の考えとずれていくと、事実を受け止めらなくて、誰の話も聞こうとしない
だから、対処法も考えられない感じがしたよ。
泣いてるときは、 何をいっても聞こうとしないし (笑)
おねえちゃんなんて、行き当たりばったりの人じゃない?
準備もあんまりしないし、何とかなるさ~って感じで、見てて心配になるけど、
どんなことがあっても、柔軟に対処できるところがある。
どっちがいい って話じゃなくて、
自分のそういう一面をわかりながら、どうしたらよいか考えてみたら?
想定することは、悪い事じゃない。
ただ、想定と違っても、どう対処したらいいか、周りの人を頼りながら前にすすめるといいね。
お姉ちゃんと同じ 地元の大学にいけば、いろいろ相談しやすいとは思うよ。
(進路は) ゆっくり考えたら?」
と伝えました。
ホームステイは、思い描いていたものとは、ちがったようですが、
自分の一面を知る、よい機会にはなったようです。
しっかりしていると思っていても、まだまだ子どもだな。と思いましたが
まだ、あと少し、私も見守って支えてあげなきゃ・・・・とも思い
すこしホッとしたような気持ちにも なりました。
「 もう海外には行かない? 」
と聞くと
「 おねえちゃんと 一緒に行く!
住むのはないけど、観光ならすっごくたのしかった! 」
ですって(笑)
世界にはたくさんの人がいて、
あたりまえだけど、食も考えも、全く違う。
だからこそ、 自分の考えだけでは、わかりえないことがある事。
でも、結局、人の心に救われるということ。
ホストファミリーの方も、次女の扱いの困ったと思いますが、
最後まで根気強く、声をかけてくれて感謝しています。
まあ、よい体験になったと思います。
ヤキモキした2週間でした・・・・・
3月の出来事でした。