クルマ好きの皆さま、こんばんは。
最近、ブログがちょっとスリープ気味でした。
さてさて、塗装のトラブルが発生してしまった車両の
修理がようやく完了しました。
昨日、納車となりましたが、ユーザー様からご指摘が無いことを願うばかりです。
今回の修理は、ある意味勉強させられたと言いますか、
改めて一つ一つの作業を適切に行わないと、
修理が完了以後、ある程度の時間が経過してから
トラブルが発生してしまい、
信用低下に繋がってしまうな~と、考えさせられました。
風潮的にスピード命の世の中です。
手を抜くという訳ではありませんけれども、
時間との勝負の連続で、
見落としてしまう事もあるのかもしれません。
他業者様が修理をされた車両ですが、
他人ごとでは無いなと、改めて思いました。
作業はこんな感じでした。
↑リヤフェンダーガラスも今回ははずさせてもらいました。
不具合を起こしたのはリヤフェンダーからルーフサイドレール、フロントピラー部まで。
塗装不良は硬化剤不足か、はたまた入れすぎ、あるいは
クリヤーの材質不良。
塗装した箇所に傷が浮かび上がってくる。
磨き屋さん(コーティング屋さん)にて、
磨いて傷を除去して頂いた様ですが、
一週間もすると元通り、傷が浮かんでくる状態です。
塗装が乾燥しない、熱を加えても硬化しない。
そんな状況でした。
これは、剥離するしかありません。
新車時の塗膜の上に塗装されたであろう塗料を、
すべて除去していきます。
方法は二通りあります。
1.薬品を使って、塗膜をすべてはがしてしまう方法。
これだと楽なのですが、鉄板まで出てしまいます。
そう、新車時の塗装まですべて剥がれてしまいます。
と言うことで、
2.ペーパーで地道に研磨除去。
しかも、なるべくダメな塗料だけを剥がします。
地層ならぬ塗装層(笑)
以前の板金箇所が出てきました。白いのはサフェーサーですね~。
と、長い道のりなので、今日はここまで、
たぶん、続く(笑)。