歩行時における足首の重要性について | トレーニングスペースアローのブログ

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成城•祖師谷・経堂エリアの理学療法士のみで行っている、パーソナル×加圧トレーニング・コアコンディショニングの施設です。

スタジオや訪問でトレーニングを担当していると
足首の柔軟性は人によってそれぞれですが、
 
 
シニアになると大抵の方が
足首や足趾に硬さを感じている方が多いと
私は思っておりますガーン
 
 
今日は起立動作や歩行動作における足首の重要性について見て頂けたらと思っておりますビックリマーク
 
 
まず、足首の柔軟性を見るときに
足の裏とひざ下の骨が
床と垂直の90°の状態がニュートラルとなります
 
 
それよりも前に曲がる動きのことを背屈
それよりも後ろに伸びる動きのことを底屈
と呼びますひらめき電球
 
 
 
 
 
歩行動作は
足首が前に曲がり、
身体重心を前に誘導します
 
 
 
 
 
さらに
足趾が曲がる事で重心をもっと前にのせていきます
 
 
こうする事で
この左足は
次の一歩が振り子のように前に振り出せるわけです
 
 
 
しかし、このように滑らかな歩行には
重心移動の為にも足首や足趾の柔軟性が必要なんです!!
 
 
 
 
リハビリ分野では良く見る事のある
 
脳梗塞(片麻痺を持つ)の方で
膝が伸びきってしまう方や
外にぶん回すように歩行する方は
 
足首を良く見ると背屈方向に曲がらず
腰を反る事で膝をピンと張り、身体重心を前に移す方法をとります。
 
この時、治すべきポイントは腰や膝ではなく
足首の可動性かもしれませんあせる
 
 
 
 
また膝を曲げて歩行する方も
足首が硬い可能性がありますびっくり
 
 
こういった方は腰を丸め、
膝を軽く曲げる事で
腓腹筋という筋肉を緩め
足首を背屈方向に曲げやすくしています
 
つまり、腰や膝を伸ばすように促す為には
足首の柔軟性を上げてあげる必要があるってことです!!
 
 
 
ちなみにですが、
私は歩行に必要な足首の柔軟性は
 
背屈方向10° 〜 底屈方向15°
 
くらいの可動性があれば良いなと
思ってストレッチは行っていますひらめき電球
 
 
 
(※立ち座りにはもう少し足首が背屈方向への柔軟性が必要です)
 
 
 
 
足首の柔軟性を診る評価として
 
足裏が床についた状態のまま
つま先から10cm前に膝が来るか?
 
 
こんな感じでチェックしています腕。
 
 
 
ぜひみなさんも足首の柔軟性が
膝や股関節、腰や首などに与える影響があると
意識しながら動きの評価の参考にしてみて下さいね照れ
 
 
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理学療法士トレーナー
北村