最初は順調に登っていたが、何だか方角がおかしい。

とはいっても、山道なので選択肢はない。


ナビでは、道があるのかわからないようなルートを示す。



少し我慢して歩くと、分岐らしき道があり、方角的にはここを左。



ただ、左の道はかなり細く頼りない。。。
ナビを信じて進んでいくが、、、、
ついにナビも上手く表示されなくなり、携帯の電波も。。。
まずい、ここはどこ? 私はだれ?
状態。




太陽の位置は確認出来るので、方角的には正しいはず、道も下っているし、と言い聞かせ進む。
しばらく下っていくと、やや視界が開けた場所から、田園らしき風景が見える。
おおおっ!これで山の中をさまようことだけは避けられた。
山道から出ると、少し先に人を発見。

目的地を聞くと、何と! もうすぐそこ。
やはりナビは正しかった!! いや、信じてましたよ。

きっと導いてくださったのでしょう。
平岡八幡宮から、1時間以上かけて辿り着いたのは、

本当は、ある意味、秘密にしておきたいのですが、ここだけの話で教えちゃいます。(ネットには沢山情報出てるので、秘密ってこともないですが。。。)
直指庵(じきしあん)
ここは、本来、私のような者が踏み入ってはならない場所なのかもしれない。
山門
この山門を抜けると、身震いするような空気に包まれた世界が広がっている。
華やかさはまったく感じられない。
愛逢い地蔵(左下)
この先に、与謝野晶子の碑、津崎村岡局のお墓、水子地蔵、想い出草観音像がある。
「窓近き竹の林は朝夕に
心をみがく種とこそなれ」 津崎村岡局
ここにいると、自然の中に取り込まれた世界にいるようで、心洗われる。
土曜の午後なのに、参拝者は私ともう一組だけで、静寂そのもの。
本堂には、「想い出草」ノートが置かれていて、そこには、
「そっとその意地を私の心(ノート)にすててください。苦しむあなたを見ているのがつらいのです。」
と書かれている。
この言葉に導かれ、多くの悩みを抱えた方々が、決死の覚悟で思いの丈を綴りに訪れる。
現在保管されているノートは、5000冊を越えているそう。
ある意味、本来、というのはこういった背景から。
ただ、ノートには訪れた感想なども書き込めるので、ご安心を。
ず~と、ここにとどまっていたい気持ちを振り切って、山門へ戻る。
山門の方にうかがうと、平岡八幡宮からは、一般道を歩いても1時間以上かかるのではと、歩いてきたことに驚かれた。
それほど時間的には無駄になってなかったみたい。
教えてもらったバス停へ向かうと、
のどかな田園風景や、広沢池が広がる。
以前訪れた、大原や貴船・鞍馬とは、また違った趣きがある。
時間はすでに17時前、18時半の新幹線に間に合うかな。。。
途中、金閣寺などを経由すると、そこからは多くの観光客が乗り込み、バスは満員状態。
耳に残る静寂な音が、一気に騒音へと変わる。
ホテルで荷物をピックアップし、滑り込みで新幹線に乗り込み家路につく。
春や秋の京都に比べると、この季節はどうかなと思っていたが、また違った新緑の良さが感じられ、とても充実(?)した2日間となった。もちろん、仕事も含めて。

お察しの通り、昼食は取り損ね、新幹線の中で余韻に浸りながらお弁当を食べ、あとは爆睡です。



お付き合いありがとうございました。
trym






