
27日からの八ヶ岳登山に備えて、26日午前中はヨガクラスに参加しました。登山のために体の関節を柔らかくし、筋を伸ばすためと言う口実で家を出ましたが、あながちデタラメでもない気がします。
準備を整え、夕方から少し眠って、午前0時過ぎに家を出ます。
途中、駅などでメンバーを拾って、会社の寮を1時過ぎに八ヶ岳に向かって出発です。
メンバーは去年と同じ男性2名、女性2名の4人パーティー。昨年初心者の2名も、悪天候のなかのハードな赤岳登頂ルートでも、登山を嫌いになることなく今年も参加です。
去年は、南八ヶ岳の主峰赤岳登頂ルートで、雨も降りガスがかかって景色はまったく見えず。今年は趣きを変えて、苔の森である北八ヶ岳の「みどり池入り口」から「にゅう」~「白駒池」をまわって帰ってくる、ややマイナーなルートを選択しました。ルート選択のコンセプトは、必ず、成し遂げるには無理が必要なこと。自分にとっても同じで、これには理由があります。もちろん、自然相手ですから危険もあるため、無理はしても無茶はしませんし、無理が利かなくなった時の回避ルートも準備します。
相模湖インターから中央道に乗り、須玉インターを降りると、141号線を清里を通り松原湖付近から、西に向かい登山口を目指す。
途中、休憩や食料の補給をして、5時前にみどり池入り口の登山口に到着する。
ここで朝食を食べ、準備をして 5時45分いよいよ登山開始です。
まずは標識下のみどり池を目指す。帰りは2段目のシャクナゲ尾根側から下山予定です。
少し進むと、いきなりシダや苔があたりを覆いカラマツとの組み合わせが美しい。

登りが続くが、美しい登山道の景色と今までのウォーキングの成果か、去年に比べるとあまり苦にならず登って行ける。調子いいぞ~!
しばらく登ると、有名な看板に出会う。

雑誌ではよく見ていたが、実際に目にすると、また楽しい。
みどり池まではっても30分とあるが、これはもう一息頑張れという激励と思った方がいい。ここから登りもきつくなり、普通に歩いてしっかり30分程度。
登り始めて1時間15分、みどり池、しらびそ小屋に到着する。
しらびそ小屋では、16歳になる大吉(キチ)くんが出迎えてくれる。2時間の予定がかなりハイペースで登ってしまい、しばらく静寂なみどり池と水面に映る天狗岳などの山々の景色を楽しむ。

宿の方や宿泊している方々と挨拶を交わし、ここ数日は午後に雷雨があると情報をもらい、雨具を確認して出発する。
しばらく登ると分岐の標識があり、我々は中山峠方面へ。
美しい登山道をずんずん登り、かなりきつい登りを登りきったと思ったら、最後にくさり場が現れる。

ここは、夏沢峠・天狗岳、黒百合ヒュッテ、にゅう・白駒池の3方向への分岐となる。
我々は、ここからにゅう・白駒池方面へ出発する。
尾根にそって緩やかに登って行くと、先ほど分岐した天狗岳の絶景ポイントに到着し、そこから天狗岳の絶景を見ることが出来た。

ただ、下から流れてくる雲(ガス)が気になり、午後からの雷雨が頭を過る。
さらに進むと、目の前ににゅうが姿を見せる。
木々がなくなると登山道は岩道となり、ここまで来れば後一息!
岩道を登りきるとにゅう山頂に到着する。にゅうとは刈り取った稲穂を積み重ねた様子を表しているそうだが、山頂は大きな岩が積み重なりかなり印象が違う。
山頂から下を覗くと、かなり切り立った岩山で思わず足がすくむ。山頂には標識はなく、三角点があるのみ。
天狗岳(北西)方面は下からのガスで曇ってしまったが、北東方面はこれから目指す白駒池がはっきりと見渡せる。
「中央が白駒池」
頂上には他のパーティーはいなかったので、頂上独り占めの感覚で、360°の大パノラマを満喫した。
休憩後は、眼下の白駒池目指して一気に山を下る。
急な下りを降りると平坦な道となり、苔むしたにゅうの森を抜ける。

白駒池近くまで来ると、いきなり雷鳴とともに雨が降り出し、急いで雨具やリュックカバーを装備する。まだ森の中で、雨具も取り出しやすくなっていたので、それほど濡れずにすんだ。やはり山での情報はありがたい。
MONTANE AIR JACKETいいです!雨はしっかりはじいて、ファスナーからの浸透もなく、なかの蒸気もしっかり逃がしてくれます。これからも活躍しそうです。いい買い物でした。
白駒池南岸からもののけの森を周遊歩道に沿って進むと、青苔(せいたい)荘に着く。ここまで来ると、雨も上がり青空が広がる。
「白駒池」
雨も上がり、ここでお昼としておにぎりを食べる。大自然のなかで食べる食事は、同じおにぎりでも数倍美味しく感じる。
しっかり腹ごしらえをした後、予定より40分早かったので、白駒池を1周して帰ることにする。
周遊歩道を進み、白駒湿原を抜けると、再びにゅうから下って来た道を逆に登る。
にゅうからの道から稲子湯・白樺尾根方面に分岐し、さらにシャクナゲ尾根方面に分岐する。
「最後のシャクナゲ尾根への分岐」
この道も苔に覆われた下りが続き、雨に濡れた苔に日が射すと、水分が蒸発し、いたるところから煙のように湯気がのぼり、実に幻想的な風景が広がる。
シャクナゲ尾根は、名前のように登山道のいたる所にシャクナゲが群生し、最盛期の美しさが想像できる。

視界が開けたところで、何と、雲の間から赤岳を見ることが出来た。

左側の枯れた木の中央右に伸びる枝の下側の尖った山が赤岳。
そして、16時前、出発してから10時間、無事みどり池入り口に下山し、稲子湯
で汗を流した後、帰路についた。

今年の登山も7時間以上歩くハードなルートであったが、北八ヶ岳特有の苔の森を堪能し、多少ガスはかかったが絶景も満喫出来、全員無事に下山出来た。
帰りに、メンバーの1人が、「この登山は自分にとって決して楽なものではなく、逆にかなり無理をしないと達成出来ないが、年に1度くらいは自分に無理をさせて達成出来る喜びを感じたい。また達成することで得られる景色やこのメンバーと共有出来る感情を大切にしたいので、是非毎年誘ってください。」と涙が出る話を聞くことが出来た。
確かに、仕事では無理をして頑張ることはあっても、私生活ではなかなか無理をすることが減ってくると感じている。コンセプトの狙いはここにある。無理をしないに、こしたことはないかもしれないが・・・。
自分の体が動くうちは続けてみよう。
全身筋肉痛です。実は、明日以降が怖い。。。
trym



















