BDA資 金「近く解決」、中国次官が表明・マカオ当局買収へ
【北京=佐藤賢】北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の議長を務める武大偉中国外務次官は28日午前、北京訪問中の自民党の加藤紘一元幹事長、山崎拓元副総裁らと会談した。武次官はマカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)内で凍結された北朝鮮関連資金の北朝鮮への送金問題について「近々いいニュースがあると思う」と述べ、近く解決されるとの見通しを示した。
武次官によると、約50口座の北朝鮮資金のうち4分の1は口座の保有者が確認されていないが、北朝鮮は全口座を一つの口座にまとめた一括返還を要求している。「最終的にはマカオ当局がBDAを買い取る案が模索されている」と語り、マカオ当局がBDAを買収し、北朝鮮に資金を返還する方向で調整していると説明した。
武次官は25日の北朝鮮の朝鮮人民軍創建75周年を記念した閲兵式で、北朝鮮要人が演説の中で核実験に言及しなかったことなどを挙げ、北朝鮮が核放棄の「初期段階の措置」の実行に向けた環境を整備しているとの見方を示した。(13:51)
NIKKEI NET:国際 ニュース
テロ指定解除で拉致考慮 ブッシュ大統領が表明
【ワシントン27日共同】安倍晋三首相は27日午前(日本時間同日深夜)のブッシュ米大統領との日米首脳会談で、米国が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除する場合は、拉致問題解決の進展を考慮するよう要請した。これに対し大統領は「拉致問題も考慮に入れる」と表明した。
米国産牛肉の輸入条件緩和問題では、大統領が首相に善処を要請。首相は、先に日米間で、牛肉処理施設の査察に関し、合意したことを踏まえ、「(両国の)担当閣僚間で連絡を取り合っている」と述べ、査察結果を見て条件緩和に関する協議入りに理解を示した。
拉致問題に関連して、大統領は昨年、拉致被害者横田めぐみさんの母、早紀江さんに会った際の印象が鮮明に残っていることを披露した上で、「(テロ指定解除のプロセスが)拉致被害者に対する強い感情を弱めるものであってはならない」と指摘、日米が連携して拉致問題解決に取り組む考えを強調した。
東京新聞:テロ指定解除で拉致考慮 ブッシュ大統領が表明:政治(TOKYO Web)
北テロ指定解除に「拉致問題を考慮」 米大統領
【ワシントン=阿比留瑠比、山本秀也】ブッシュ米大統領は27日、メリーランド州のキャンプデービッド山荘で安倍晋三首相と会談したなかで、米政府が北朝鮮に対するテロ支援国家の指定解除を検討するにあたっては、「拉致問題を考慮する」との方針を表明した。安倍首相が拉致問題を重要視する日本政府の姿勢を伝えたのに答えた。
会談には米側からライス国務長官、ゲーツ国防長官、ハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)ら、日本側からは小池百合子首相補佐官らが出席。両首脳らは、会談に続いてチーズバーガーの昼食をともにした。
ブッシュ大統領は、金融制裁解除に続き、米朝間の課題となるテロ支援国家の指定解除について、「プロセスが拉致被害者への私の強い感情を弱めることがあってはならない」と語った。
また、核問題をめぐる6カ国協議で合意した核放棄に向けた初期段階での合意を北朝鮮が履行しない場合について、ブッシュ大統領は会談後の共同記者会見でも追加制裁の用意を表明するなど、両首脳は会談で北朝鮮政策で日米の協調を表明した。
会談では日米間で「揺るぎない同盟関係を強化してゆく」(安倍首相)との方針が首脳レベルで確認され、東アジアの課題に対処し得る抑止力の重要性が強調された。
東アジアの地域関係では、日米とオーストラリアの協力を強化することで合意したほか、安倍首相がさらにインドを加えた対話が有益だとの構想を表明。ブッシュ大統領もこの構想に賛同した。
いわゆる慰安婦問題では、安倍首相が前日の議会関係者との面会に続いて、首脳会談でも「人間として首相として心から同情している。そういう状況に置かれたことに申し訳ない思いだ」と述べ、ブッシュ大統領はこれを受けいれる考えを示した。
このほか両首脳は、気候温暖化防止への日米協力を盛り込んだ共同声明を発表した。
安倍首相は27日午後(日本時間28日朝)、政府専用機で米国を離れ、次の訪問国サウジアラビアへ向かった。
(2007/04/28 10:09)
北テロ指定解除に「拉致問題を考慮」 米大統領|首相|政治|Sankei WEB