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北朝鮮のミサイル問題で、キム・ジョンイル総書記が、15日までピョンヤンを訪問していた中国政府代表団に託したメッセージには、問題の解決につながる新たな提案などは含まれていないことがわかりました。
今月10日からピョンヤンを訪問していた回良玉副首相率いる中国政府代表団は、キム・ジョンイル総書記のメッセージを携えて、15日北京に戻りました。これを受け、中国外務省は15日、李肇星外相や武大偉次官が、北京を訪れている韓国外交通商省の高官と会談したほか、日本・アメリカ両政府とも連絡を取り、キム総書記からのメッセージやピョンヤンでの話し合いの結果を伝えました。外交筋の話を総合しますと、キム総書記のメッセージなどには、事態の打開に向けた突破口となるものや、現状を大きく変えるようなものはなかったということです。国連安全保障理事会で北朝鮮のミサイル問題をめぐる協議が続く中、各国は、中国が北朝鮮から何らかの譲歩を引き出すことに期待を示していました。しかし、結局、北朝鮮はミサイルの再発射の自制や、6か国協議の早期復帰の確約などには応じなかったもようです。
NHKニュース 北朝鮮のミサイル発射問題をめぐり、京都府と京都市が、同市内で開かれる「金剛山歌劇団京都公演」の実行委員会に対し、「ミサイル発射は日朝の友好関係を願う府民の心情を踏みにじる」など抗議の意を北朝鮮政府に伝えるよう求める文書を渡していたことが分かった。実行委側は「ミサイル発射と歌劇団は関係なく非常に不快」と反発。「行政として行き過ぎ」と批判する識者もいる。
金剛山歌劇団は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の事業体の一つで、55年創立の「在日朝鮮中央芸術団」が前身。北朝鮮の文化・国際交流、友好親善を深める歌劇団として知られる。6月に全国ツアーを始め、歌や踊りを演じている。12月まで約30カ所で公演予定で、京都公演は16日。府と市は後援している。
文書は山田啓二知事や門川大作市教育長ら4人の名で3通作成。田原博明府教育長名の文書には「(ミサイルが発射された中で)公演されることは日朝の友好関係を願ってやまない府民が大変憂慮している」などと記していた。担当者が13日、実行委のある朝鮮総連京都府本部に持参した。
府と市はミサイル発射後にそれぞれ抗議声明を出しており、府は「歌劇団を非難しているわけではない。文化交流が続けにくくなるという意図で渡した」と説明。市は「国際交流のためにならないことを伝えてほしいと考えた」と話し、いずれも後援は取り消さないという。
一方、実行委の金基錫(キムキソク)事務局長は、ミサイル発射後に全国の朝鮮学校に嫌がらせが相次いでいることを踏まえ「行政は嫌がらせを抑えるべき立場なのに、まるで嫌がらせに協力しているようだ。歌劇団は日朝友好を目的に活動してきた。活動自体を否定するかのようで不快」と話す。
外国人の人権問題に詳しい田中宏・龍谷大教授(日本アジア関係史)は「文化交流が目的の芸術団体に申し入れること自体、お門違い。行政として行き過ぎた行為だ」と批判している。【小川信、山田奈緒、工藤哲】
毎日新聞 2006年7月16日 3時00分
北朝鮮ミサイル:京都府と市、金剛山歌劇団実行委に文書-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ 北朝鮮が5日に発射した7発の弾道ミサイルのうち、1発目と6発目が長射程の「新型スカッド」の可能性の強いことが15日、日米当局の分析で分かった。特に6発目は射程が約1000キロと「ノドン」(約1300キロ)に次ぐ能力があるとみられ、日本列島の西側半分までが射程に入ることになる。日米当局は、北朝鮮が新型ミサイルの量産化に入る可能性もあるとみて警戒を強めるとともに、能力の詳しい分析を急いでいる。
政府関係者によると、1発目は「スカッドD」(約700キロ)、6発目が「スカッドER」とみられるという。スカッドは旧ソ連が開発し、実物を入手した北朝鮮が80年代から独自に改良を続けている。
在韓米軍は北朝鮮がスカッドを600基以上配備しているとみているが、主力のスカッドBは射程約300キロ、Cが約500キロと日本本土には届かないとみられる。このため、北朝鮮が日本を狙って長射程化を進めた可能性がある。
また、3発目の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」(3500~6000キロ)は、高度8000メートルに達する前に失速していた。発射直後に燃料漏れなどによる異常燃焼が起きて破損し、周辺に落下物を散乱させながら飛行を続けたらしい。
今回の発射は、「テポドン2号」が北朝鮮北東部・咸鏡北道(ハムギョンプクド)の舞水端里(ムスダンリ)から発射され、残りは北朝鮮南東部・江原道(カンウォンド)の旗対嶺(キッテリョン)からの「ノドン」と「スカッド」とみられている。
毎日新聞 2006年7月16日 3時00分
北朝鮮ミサイル:1、6発目は「新型スカッド」日米分析-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ
