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救う会、解決で協力訴え 中日友好協会と会談

 【北京30日共同】拉致被害者家族会と支援組織「救う会」の訪中団は30日、日中民間交流の中国側窓口である中日友好協会関係者と北京で会談、北朝鮮による拉致の実態を説明し「問題解決には日中の協力が必要」と呼び掛けた。会談後、家族会の増元照明事務局長が明らかにした。

 増元事務局長らは、北朝鮮が1978年にマカオで拉致したとされる中国系の女性2人に関する情報を提供して「被害者を取り戻すために協力していきたい」と訴えた。

 これに対し、同協会関係者は「拉致問題については日朝が話し合いで解決することを願っている」と応じたという。

 増元事務局長は会談後、記者団に対し「(中国)政府から反応が出てくることを一番望んでいる」と述べた。

北海道新聞 国際

拉致をテーマの歌、全国発売

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 新潟市出身の歌手静乃かおりさんが、北朝鮮による拉致被害者家族の思いを表現した歌謡曲「帰らせて」を9月6日に全国発売する。静乃さんは「拉致問題解決に向けた輪を新潟から広げていきたい」と意気込んでいる。
 この曲は、1997年に拉致被害者横田めぐみさんの両親が救出運動を開始し、懸命に訴える姿に胸を打たれた同市の佐野かおるさん(73)が詩を書いた。その後、知人を介して同市の作曲家加藤愛樹さん(75)の目に触れ、加藤さんの作曲・編曲で今年5月に曲が完成した。「娘を返して」という母親の気持ちを琴で表現し、日本海を超えて思いが届くようにトランペットを使うなど工夫されている。CDは日本クラウンからリリースされ、1枚1200円。問い合わせはウイングジャパン、03(3566)0260。
新潟日報2006年8月30日
新潟日報 NIIGATA NIPPO On Line

安倍人脈:次期政権像を探る/2 外交・安保

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 ◇解釈改憲、陰に参謀--「拉致」起点に信頼関係
 外務省の谷内正太郎事務次官(69年入省)は今春、同省の施設に安倍晋三官房長官を招き、集団的自衛権行使の解釈変更や、防衛費削減などをめぐり幅広く議論した。同席したのは外交評論家で元駐タイ大使の岡崎久彦氏、JR東海会長の葛西敬之氏、日米同盟研究が専門の大阪大学大学院の坂元一哉教授らだった。
 安倍氏に最も近い外務官僚は、谷内次官と、斎木昭隆駐米公使(76年入省)と目されている。谷内、斎木両氏ともに、北朝鮮の拉致被害者問題に取り組み、安倍氏と信頼関係を深めた。「北朝鮮問題を巡り安倍さんは孤立していたが、恥をかかせるわけにはいかなかった」。谷内氏は周囲に、当初の小泉政権の様子をこう語っている。
 外務省内でも日米同盟の堅持、発展論者の急先ぽうである谷内氏にとって、集団的自衛権の解釈変更は、長年の悲願だ。01年、小泉政権発足後まもなく、当時総合外交政策局長だった谷内氏は、ワシントン市内のホテルで、ケリー国務次官補、パターソン国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長(いずれも当時)と極秘に会談した。
 谷内氏は「日本政府は集団的自衛権の解釈変更などにも取り組む。なるべく早くきちっと決着をつけたい」と米側に伝えた。「ぜひやってほしい。遅すぎるぐらいだが、きちっとやってほしい」と語るケリー氏に谷内氏は「今はおおっぴらに話をすることはできない。我々は静かにやる。理解してほしい」と応じた。
 それから5年。安倍氏は総裁選に向け、憲法の解釈変更で集団的自衛権の行使を容認する意欲を示す。
 「日本の外交・防衛政策の基本は日米同盟」(26日、富山市での講演)。外交をめぐり、安倍氏の対米重視は鮮明だ。
 今年7月5日の北朝鮮のミサイル発射をめぐっては、安倍氏とハドリー米大統領補佐官(国家安全保障担当)のホットラインが注目を浴びた。ハドリー氏と安倍氏の間を取り持ち、安倍氏の携帯電話の番号を教えたのは斎木氏だった。両氏のラインは、北朝鮮への対応を巡る国連安保理の各国の攻防の中で機能した。
 外務省幹部は「今、安倍氏の対米人脈の核は、シーファー駐日大使とハドリー氏の2人」とみる。シーファー氏はブッシュ大統領と同様、テキサスの出身で、米大リーグ球団のテキサス・レンジャーズに共同出資するなど親しい間柄だ。一方、大統領直属のNSC担当のハドリー氏は大統領、ライス国務長官の信頼が厚い。安倍氏が日本版「NSC」構想を打ち出したのは、ハドリー氏やNSC担当次席補佐官のクラウチ氏らとの交友が影響したとの指摘もある。
 加藤良三駐米大使(65年入省)も安倍氏の対米人脈を支える。加藤氏はラムズフェルド国防長官、アーミテージ元国務副長官、クラウチ氏らとのパイプが太い。
 安倍氏にとって「日米同盟」の原点は祖父の岸信介元首相が国内の強い反対を押し切り実現した「日米安保改定」でもある。改定の60年当時、安倍氏は5歳。東京・南平台にあった祖父の家で「アンポ反対」と叫び、遊んでもらったという。晩年、岸氏は「改定がきちんと評価されるのには(改定後)50年かかる」と言い残したが、50周年は4年後。祖父譲りの日米重視をどう発展させるのだろうか。=つづく
安倍人脈:次期政権像を探る/2 外交・安保-政党:MSN毎日インタラクティブ