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山崎拓氏、蓮池透氏に訪朝の内容について語る

 自民党の山崎拓安全保障調査会長が17日夕、東京都内のホテルで、拉致被害者家族会の蓮池透副代表と面会し、平沢勝栄・内閣府副大臣が同席した。

 関係者によると山崎氏は、今回の訪朝での宋日昊(ソン・イルホ)日朝国交正常化交渉担当大使ら北朝鮮の要人とのやりとりについて語ったという。山崎氏は、拉致被害者や帰還事業で北朝鮮に渡った日本人妻を含む在朝日本人全員をいったん帰国させることを提案したという。これに対し北朝鮮側は、交響楽団の公演に山崎氏を連れて行き「この指揮者の妻も日本人だ。その人も帰せというのか」などと答えた、と山崎氏は明かしたという。

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金総書記が小沢征爾氏にラブコール

 韓国紙、中央日報は17日、日本の消息筋の話として、北朝鮮の金正日総書記(64)が、世界的指揮者、小沢征爾氏(71)に同国の国立交響楽団の指揮者を引き受けてほしいと要請したが、小沢氏から断られていたと報じた。

 同紙によると、金総書記は昨年5月ごろ、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係者を通じ、小沢氏に「あなたの指揮に感動した。ぜひ平壌国立交響楽団の指揮者としてお招きしたい」とメッセージを伝えた。

 これに対し小沢氏側は、「2009年までオーストリアのウィーン国立歌劇場の音楽監督としての契約がある」として、招請を断ったという。小沢氏は当時、帯状疱疹(ほうしん)などと診断され、療養中だった。

 金総書記はその後も、総連幹部らを通じて「オーストリアと両方で仕事をしても問題ない」とラブコールを送り続けた。小沢氏は昨年8月ごろ、「北朝鮮の政治的環境は音楽に専念できる環境ではない」と改めて拒絶。金総書記は、招へいを断念したという。

 同紙は、日本の消息筋の話として、金総書記が昨年初め、小沢氏がオーケストラを指揮する姿をビデオを見て感銘を受け、「訪朝中の総連幹部に小沢氏招請の特命を下した」と報じている。

 同紙の取材に対し、小沢氏の所属事務所関係者は「指揮者招へいの提議が来たのは事実」とした上で、ウィーン歌劇場との契約を理由に招へいを断ったという。しかし小沢氏はこの日、所属事務所を通じ「まるで聞いたことがない話だ」とコメントしている。
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[拉致問題]山崎氏訪朝「風穴開けた」蓮池透さん評価

北朝鮮を訪問した自民党の山崎拓前副総裁と拉致被害者・蓮池薫さんの兄・透さん(家族会副代表)が17日、東京都内で会談した。政府・与党内には山崎氏の訪朝に「二元外交」との批判が強いが、日朝関係のこう着状態が続く中「一つの風穴を開けた。弟も喜んでいる」と一定の評価をする蓮池さん側の申し出で行われた。安倍政権の対北朝鮮「圧力」強硬路線に、被害者家族から疑問符が付けられた格好で、今後の政府の対処方針に微妙な影響を与えそうだ。

 会談は、都内のホテルで約1時間にわたり行われ、平沢勝栄副内閣相も同席した。複数の関係者によると、透さんは「『圧力をかける一方で、対話の窓口を開けている』とする政府のやり方では解決できない。まだ目に見える成果はないが、ただ時間だけが過ぎる中で風穴を開けた。弟も喜んでいる」と訪朝を評価。さらに「会談結果を官邸に伝えるなど、政府と協調しながら一枚岩で解決してほしい」と要請した。これに対し、山崎氏は「肝に銘じるが、まだ意見具申する時期ではない」としながらも「圧力をかけて半年過ぎたが、事態は何も変わらない」と安倍政権の対北朝鮮政策への不満を漏らした。

 家族会は山崎氏の訪朝を「二元外交」と非難するが、透さんが今回支持したことで、路線の違いが浮き彫りになった。会談後、透さんは毎日新聞の取材に「批判もあろうが、場合によっては私も訪朝し拉致被害者帰国を訴えてもいい」と語った。【中澤雄大】
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