6 者協議「成果あげられる」 中国・武次官が見通し
北朝鮮の核問題をめぐる6者協議で議長役を務める中国の武大偉(ウー・ターウェイ)外務次官は31日、北京で朝日新聞記者らと会見し、8日から再開する協議の見通しについて「一定の積極的な成果をあげられると信じている」と語った。また、「6者外相会談を開く案も出ている」と述べ、6者協議で進展があれば、外相会談に発展させる構想があることも明らかにした。
北朝鮮では白南淳(ペク・ナムスン)外相が1月2日に死去した後、金正日(キム・ジョンイル)総書記の側近の姜錫柱(カン・ソクチュ)第1外務次官が外相を代行しているとの見方が出ている。外相会談が実現すれば姜次官が出席する可能性もある。
武次官は、6者協議の中に作業部会をつくることも目指していることを明らかにした。中国は昨年、参加各国に対し、朝鮮半島の非核化や対北朝鮮エネルギー支援のほか、日朝、米朝関係の正常化などを話し合う作業部会の設置を提案した。また、次回6者協議は「3、4日の日程で終了させたい」と述べ、「進展があればリズムは速くなってくると思う」として、一昨年9月にまとめた共同声明の履行に向けた動きが軌道に乗るとの期待を表明した。
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米「理解深めた」 解決方法言及せず 米朝金融協議閉会
米国による北朝鮮への事実上の金融制裁をめぐる米朝の第2回金融協議は31日、2日目の協議を終え、閉会した。米代表のグレーザー財務次官補代理はマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア(BDA)」で北朝鮮関連口座が凍結されている問題について「解決に導くための理解を深めた」と評価したが、具体的な解決方法には言及しなかった。
グレーザー氏は協議終了後、記者団に「とても生産的だった。有用な情報を得た」と語った。凍結口座のうち合法分が解除されるとの観測も出ていたが、グレーザー氏は「我々の情報と今回得た情報をつき合わせ、どのような方法が適切かを見極めたい」と述べるにとどめた。
北朝鮮はBDA問題を「米国の金融制裁」と訴えるが、実際に口座を凍結したのはマカオ政府で、今後、米政府とマカオ政府の間で凍結解除に向けた話し合いが行われる可能性もある。
北朝鮮大使館で行われた31日の協議は、約8時間半にわたった。凍結された約50口座の保持者を1件ずつ照会し、米側が出していた質問に北朝鮮が答えたという。グレーザー氏は「協議は今後も継続するつもりだ」としたが、次回の日程は決まっていないという。米は北朝鮮のドル札偽造などの不法行為に強い懸念を持っており、次回協議でこうした問題をさらに話し合うことになりそうだ。
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北朝鮮、金塊売却活発に 制裁下で外貨不足深刻化
北朝鮮が金塊を売却し外貨を獲得する動きを活発化させている。金融制裁の影響で外貨不足が深刻化したため、金塊を使わざるをえなくなったという説もある。
ロンドン金市場では06年5月12日、北朝鮮の朝鮮中央銀行が「グッド・デリバリー」というリストに再掲載された。市場で金塊を売る資格を得たことを意味し、取引への布石と見られている。北朝鮮は76年にリスト入りしたが、洪水や鉱山事故で金生産が滞り04年に除外されていたという。
英紙タイムズは昨年12月末、北朝鮮が金鉱開発のためロンドンに投資ファンドを設立したと報道。金鉱の開発を本格化する動きとみられる。
タイ政府も昨年末、北朝鮮から06年4月に500キロ、5月に800キロの金塊を計2800万ドル(約33億円)で輸入したと明らかにした。「代金決済する手段が不足し金塊を送ったのでは」(韓国政府関係者)との観測がある。またマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア(BDA)」筋は、米国の措置を受け05年9月に北朝鮮の関連口座を凍結する前の数年間、北朝 鮮が同行を通じ金を売買していたと説明した。
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