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「北朝鮮は既存の核兵器廃棄について別途交渉」

 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める千英宇(チョン・ヨンウ)外交部韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長は20日、中国・北京で開かれている 6カ国協議で記者団に対し、「核兵器は廃棄対象であり、無能力化の対象ではない」と述べた。これは2月13日の6カ国協議共同文書による初期措置の後、北朝鮮が履行することになっている「無能力化」の段階で、核兵器は交渉対象でないことを正式に表明したものだ。千本部長の発言は、6カ国協議とは別に核兵器廃棄のための交渉が必要であることを示したもので、2005年9月19日の6カ国協議共同声明以来、北朝鮮の見解を受け入れてきた結果とみられる。

 北朝鮮は昨年12月に6カ国協議に復帰したが、基調演説で同様の見解を示していた。北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は昨年12月22日に北京で「米国が敵視政策を完全に撤回し、信頼が築き上げられ、核の脅威をこれ以上感じなくなったら、われわれは核兵器問題を話し合うつもりだ。現段階でできることは何か。現存する核計画の放棄について話し合うことは可能だ」と述べた。金次官の言う「現存する核計画」とは寧辺の5メガワット原子炉をはじめとするプルトニウム物質生産施設などを指す。

 韓国政府当局者はこれについて「北朝鮮は昨年10月の核実験後、“既に製造した核兵器については軍縮交渉で話し合う”と主張し、今も正式にはその見解を変えていない。現在の核無能力化交渉も、そうした前提の下で行われている」と説明する。

 また「今後、無能力化交渉がある程度進展し、次の段階に移行すれば、北朝鮮は必ず核兵器廃棄交渉を別途提案してくるものとみられる。そうなると6カ国協議の枠組みは変化することになり、新たな難局に直面するだろう」と予想している。

北京=李河遠(イ・ハウォン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS

朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition)

北朝鮮:独自に判断、あいまい核封印か

 【北京・堀山明子】6カ国協議で先月合意した初期段階措置に基づき北朝鮮が来月中旬までに行うことになっている同国北西部・寧辺(ニョンビョン)の核施設の稼働停止・封印について、北朝鮮代表団は独自の判断で封印対象や方法を決め、実施する方針であることが分かった。これに対し他の6カ国協議参加国は対案をまとめられずにおり、封印は北朝鮮の解釈に基づく限定的なレベルにとどまる可能性も出てきた。

 先月の初期段階措置合意によると、北朝鮮は「(核燃料)再処理施設を含む寧辺の核施設」を稼働停止・封印し、「北朝鮮と国際原子力機関(IAEA)の合意に従って監視・検証」することになっている。しかし北朝鮮は、先のエルバラダイIAEA事務局長の訪朝時に封印対象や手続きに関する具体案を示さなかった。

 複数の6カ国協議筋によると、17、18日に開かれた同協議の朝鮮半島非核化作業部会で北朝鮮は「我々が封印後、IAEAが確認に来ればいい」と主張。IAEAの立ち会いなしで封印を進める考えを明らかにした。

 北朝鮮は94年の米朝枠組み合意に基づき、寧辺郊外の泰川で建設中だった20万キロワットの原子炉と、寧辺にある(1)5000キロワットの実験用原子炉(2)使用済み核燃料貯蔵プール(3)核燃料再処理施設(4)核燃料棒製造工場(5)建設中の5万キロワットの原子炉--を凍結した。しかし02年末、IAEA査察官を追放してプルトニウム増産に必要な(1)~(4)の封印を解いて、原子炉再稼働と使用済み核燃料の再処理を行った。

 02年の封印解除前の状態に戻すなら(1)~(4)の再封印が求められるが、2月合意で明記されたのが再処理施設だけのため、北朝鮮が最小限の施設しか封印しない可能性がある。

 日米韓3国は非核化作業部会の専門家会合で封印対象や方法を協議したが、日米は再封印はもちろん、プルトニウム再処理の過程で利用した核燃料貯蔵庫など新たな施設があるのかを確認し、それがあれば封印すべきだと主張。これに対し韓国は、稼働中の原子炉((1))と再処理施設((3))の封印を確実にすることでプルトニウム増産を阻止できるとし、3国の具体案はまとまらなかった。そのため、「このままいくと封印対象も手続きも、94年の米朝枠組みより低い水準になりかねない」(6カ国協議筋)との危惧(きぐ)も出ている。

毎日新聞 2007年3月21日 3時00分


MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際

盧大統領、北の大使に「金総書記に真心を伝えて」とメッセージ

クウェートを国賓訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は26日、許鍾(ホ・ジョン)北朝鮮大使に「(本国に)戻られたら真心からやっていると伝えてほしい」とメッセージを依頼した。盧大統領は同夕(日本時間27日未明)国王主催夕食会に出席し、アジア各国の大使らとあいさつをする際、許大使にこのように述べた模様だ。

盧大統領は許大使が「朝鮮民主主義人民共和国の大使だ」と自己紹介すると「会えて嬉しい」とし、左手で許大使の右腕を握ったまま握手した。盧大統領が非常に真しな表情と低い声で「真心からやっている」と語ると、許大使は「感謝する。成果を期待したい」と述べた後、席を離れたという。

青瓦台(チョンワデ・大統領府)の尹勝容(ユン・スンヨン)スポークスマンは盧大統領の発言について「韓国が心から南北(韓国・北朝鮮)関係と北朝鮮関連政策を取りあつかっているとの点を金正日(キム・ジョンイル)国防委員長など北朝鮮指導者に伝えてほしい、とのことだった」と説明した。


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