全体的に大企業のマーケティングの話をターゲットとしている内容ですが、スタートアップのマーケティングの観点からも学ぶことは多い。ノウハウや資源がある上での話が多いので、全体的にレベルが高い。スタートアップで資源やノウハウが限定的でも、高いレベルでマーコムを遂行していかないと、このスマートフォン競争には勝てません。
どんどん自分たちでケースを増やしノウハウを残していきつつ、やらなくてもわかりきっている事はインプットを通して学び少しでも成功確率を上げたいと思っています。ということで下記まとめ。
世界屈指の規模を誇るけれど、ベンチャー企業のように革新的な製品や事業を連発し、持続的成長をとげているP&Gから学ぶことをピックアップ。
『消費者はその新製品を日常的に利用するようになるかどうか?』というカギを握る論点が解決するまで、プロジェクトの規模を拡大するべきではない。
破壊的プロジェクト=イノベーションとは、未来の当たり前を作ることであるというのが徹底されている点がとっても大事だと思う。どうすれば日常的に利用されるかをつきつめるのも大事。プロダクトアウトでいいもの作れば終わり、では勿論ない。
新しい成長分野を作るのであれば、決裁権ある人が正しい組織構造を構築し、適切な資源配分を行い、。実験と学習に十分な時間を割き、自らが関与していかなければ、失敗に終わるだろう。これは真実だと思う。特にスマートフォンまわりで責任者が自分でやらずにうわべだけの管理職だけをしている所は、ほとんどの確率でうまくいかないでしょうね。
P&Gの4種類のイノベーション。
最近ピボットが話題みたいですが、それもイノベーションの一つですよね。ものすごくノウハウがたまっているのでしょうね。
「積極的に社内外との交流を促す」
イノベーションは人との交流で生まれる。それは社内だけでなく社外との積極的な交流からも。
これは私は心から同意。議論の数が重要で、さまざまな視点の人とたくさん議論する大切さ。
直近で言うとたとえばTechCrunch Disruptのフィードバック+そこから得たアイディアからサービス提案、という形のフィードバック会をしたけど、社内でそういう話が好きで、ちゃんとフィードバックに対して議論+アイディアを返してくれる人はそんなにいない。 社内にこだわらず社外の人と、5回以上フィードバック会兼ディスカッションの会をしました。おかげさまでそこからアイディアもふくらみ、まだ実現に至ってはいませんが、やる価値なしと判断するか、もしくは実現に至るまで(仲間を見つけるまで)私は議論をやめません。

どちらかというとB向けサービスについてのフリーミアム戦略はピンときますが、ネットビジネスの話でいうと、ゲームの話以外あまりぴんとこない。
私がこれについて思うのは、ネットビジネス、スタートアップの人たちは広告で稼ごうとしすぎだと思うということ。無料サービスを提供しユーザー集めて、広告でマネタイズしようという考え。私もそうでした。それより、サービスの機能をよくすることでユーザー課金をするというビジネスがもっと当たり前にあってもよいと思うのです。それがTechCrunch Disruptで感じたこと。
最後に、お客様の言葉が社員を顧客志向に変える話。
担当を分担している大企業のチームでやっていると、なかなか本質的なユーザーフィードバックドリブンな運営は難しいと思う。
組織の利益や数値目標ドリブンより、ユーザー満足ドリブンの方が俄然本質的な話ができる事が多いと思う。
ここのバランスは難しいし規模やステージにもよるけど、やっぱりサービス本質は、誰のためのどんな問題を解決するためのサービスなのかだと思うので、そちらに意識がいっていないとおかしいことになってしまうこともある。顧客満足があってこそ、収益は生まれるはずだから。
以上、今月のHBRからの学び・気づきのまとめでした

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2011年.../著者不明

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