笑い話(piada)で笑わない理由について。
まず、piada(笑い話)の説明をすると、ブラジル人はよくpiadaをするのですが、ただの笑い話ではない場合が多く、昔話のように語り継がれるイメージ。《○の話》のように。
例えば、、ピアーダの一例。
フランス人女性とレバノン人男性が男性の家にいました。
フランセーザが長いことシャワーを浴びていて、
レバノン男が、もう我慢できない、早く出てきてくれ、と。せかし始めた。
フランセーザはちょっと待って♪とじらす。
(その寸劇を繰り返す。)
レバノン人がもう我慢できない!とシャワールームに入る。
フランセーザは困りつつ喜びつつ。
するとレバノン男はシャワーを止め、
『そんなに長風呂でシャワーの水出しっぱにしているのが我慢できない!』
という話。
フランス人のステレオタイプはご存知でしょうが、レバノン人がケチというステレオタイプを知らないと笑えません。
私の場合、言葉は99%わかっても、背景の知識がないので45%くらいしか笑えない。
彼も時々youtubeでピアーダを聞いたりしてるけど、お笑い芸人のコントを見てるイメージでしょうか。
笑わない理由に戻ると、背景にある前提を知らないので意味がわからず、説明してもらっても『ふ~ん』となる訳です。
バリエーションとしてはブラジル内州のステレオタイプ、ポルトガル人などヨーロッパ人、南米人のステレオタイプが登場する組み合わせが多いので、
手っ取り早く学ぶための本などがあると助かります。