From:ななころ
図書館より
◆不動産投資の利回り8%って
ちょっと今日は挑発的なタイトルです(笑)
不動産投資には人にさまざまな考え方があって、さまざまな目的があることも理解しています。それでもあえて言います!
「利回り8%未満なら不動産投資を選ぶな!」
不動産投資は経済基盤確立の1つの手段に過ぎません。株式投資、FX投資など、世の中にはたくさんの投資があります。
仮に同じ利回りの投資があるとしたら、あえて不動産投資を選ぶ理由はありません。不動産投資の利回りは、表面利回りであり、修繕費や税金などを引いた「実質利回り」はもっとずっと低くなるからです。(太陽光はもっとダメ)
表面利回り8%だとしたら、実質利回りは5%ぐらいが一般的でしょうか。もちろん物件によっても違いますが、実質利回り5%出せれば良い方です。
ですから、同じ利回り8%の投資が他にあるのなら、そちらの投資を選んだ方がリターンは良いのです。流動性も高いですし。
◆利回り8%の不動産投資を選ぶなら・・・
「いやいや、ななころさん、そんなこと分かってるよ~」
「でも、不動産投資はボラティリティが低い(安定してる)し、、、」
「リスクの少ない5%の利回りの投資なんて、他にはなかなかないでしょ!?」
そんな風に思われる方もいるかもしれません。
でも、最近では「債権」も、かなり良い利回りになっています。米国債権は、軒並み利回り5%弱を叩き出しています。
ご存知通り、債権はかなり手堅い投資の1つです。元本保証ではありませんが、限りなく元本割れの可能性が低い投資と言われています。
その中でも、アメリカはカントリーリスクのかなり低い国です。もちろんアメリカの内状はボロボロで経済は悪いという見方もありますが、それでもアメリカ経済がダメになったら世界中がパニックになります。
さらに「外貨建MMF」で債権に投資すると安心度は増すかもしれません。一般的には以下のような安心度合いになります。(もちろん主観も入ってます)
預金 ≒ MMF > 債権 > 不動産 > 株
◆不動産投資って結構大変
ですから、あなたが不動産投資する理由が、もし「利回りが高い」ということであれば、利回りは最低でも10%は欲しいところです。(私の場合は最低13%以上)
不動産投資は融資が使えてレバレッジがきくとか、損益通算できるとか、そういった利回り以外に投資する理由が、明確にあるのであれば止めません。
ただ、不動産投資って結構大変ですよー。
1年に数回はトラブルがありますし、突発的な事故があったりしますし。金額もでかいので失敗した時のリスクもでかいですし。手放そうと思っても簡単には手放せません。
債権の方がよっぽど楽で安心です。
ただ、私は不動産投資は好きです。自分でコントロールできる割合が大きいからです。だからこそ高い利回りを私は求めていますし、適切な利益が無いと不動産投資はやってられません。
ですから、利回り8%未満の不動産に投資する意味ってあまり無いと思っている次第です。
◆編集後記
不動産投資が、他の投資に比べて面白いのは間違いないですね。
原石を発掘して磨いてダイヤとして売って儲ける的な楽しさがあります。
また、投資の割に泥臭いですし、人との関わり合いが大事だったりしますしね。
向き不向きがあるのですが、単純に投資感覚で不動産投資を選ぶのならやめた方がいいですね。
やっぱり不動産投資は事業ですよ!
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