From:ななころ
プライベートオフィスより
◆「5億年ボタン」
あなたは「5億年ボタン」というアニメを見たり聞いたことがありますか?
僕も息子から教えてもらたったのですが、ぶっ飛んでて訳分からないアニメに見えて深い事を教えてくれる、とても考えさせるアニメでした。つい最近、TVアニメとして放送されてもいます。
どいういうストーリーかを簡単に説明すると・・・
=== ストーリー抜粋 ===
「5億年ボタン」
楽で簡単なアルバイトを探していた2人は、「一瞬で100万円を稼げるバイト」として、5億年ボタンを紹介されます。
5億年ボタンとは、何もない異次元空間に転送されてしまうボタンです。ボタンを押した者は、そこで5億年の時を過ごすことになります。
そして5億年経過後に元の世界に戻され、100万円が手に入るのです。この際押した者は記憶を消されるため、押した者の自覚では押した直後、すなわち1瞬で100万円が手に入っているのです。なんと楽なバイトと感じることでしょう。
「ずーっとひとりでこーゆー何もない空間でただひたすら『生きてろ』っていうバイト。やりマチュか?100万円のために」
=== ここまで ===
あなたはこの5億年ボタンを押しますか?
ボタンを押した場合、5億年という永遠にも感じる時間を何もせずに過ごすという精神的苦痛に耐えなければなりません。誰とも会えず、何も楽しみも無いまま過ごす時間です。
ましてや5億年で100万円ですから、1年に稼げるお金はたったの0.002円です。時給に換算したらとんでもないことになります。とても割に合うものではありません。
とはいえ、飢えるわけでもありません。5億年の精神的苦痛を我慢さえすれば良いですし、戻ってきたときにはすっかり忘れているわけです。歳を取るわけでもありません。
ボタンを「押す」or「押さない」に正解はありませんし、考え方も人によって大きく異ります。息子は真っ先に「押す」と答えていました(笑)僕にとっては100万円という金額だと小さすぎるので押しません、500億円を得られるしたら・・・ちょっと考えてしまいますね。
あなたはこの5億年ボタンを押すでしょうか?
◆利回りの基準
ところで話はまったく変わりますが、その投資が儲かるかの重要な指標として「利回り」があります。
「そんなの知っているよ」と誰からも突っ込まれそうな基本中の基本である指標。ですが、実はとても難しかったりします。なぜなら、本来は投資の種類やその人の考え方によってまったく利回りの基準が異なるはずなのに、ごっちゃにされているケースが多々あるからです。
よく新築ワンルーム業者なんかの営業トークに「(株式投資と比べて)不動産投資は5%もあるんですよ!良い投資でしょ!」なんてのありますよね。あれなんて典型的なごっちゃ事例です。
その他に、不動産投資と太陽光投資の利回りがごっちゃにされていることもあります。同じ利回り10%だったとしても、本質はまるで違うのにです。投資10年後の「不動産(土地と建物)」と「太陽光(土地とパネル)」の価値を比べれば一目瞭然ですよね。
また、同じ不動産投資でも、利回り8%で「高い」と言う人がいたり、僕のように利回り10%でも「低い」と言う人がいるわけです。その人のゴールや資産背景、不動産投資の目的によって、利回り基準がまるで異なるわけです。
これが不動産投資であんまり儲かっていない人が多い原因の1つだと僕は考えています。冒頭の5億年ボタンのように正解はありません。あなたの目的、ゴール、資産背景に寄って、利回り基準をあなた自身で明確にしていかなければなりません。
あなたの「利回り基準」は本当に正しいですか?その基準で大丈夫ですか?
◆編集後記
今から20年以上前の話です。僕が大学生の頃、不思議な不思議なアルバイトをしていました。まさに5億年ボタンのようなアルバイトでした。
このバイトは夜勤なのですが、夜22時に事務所に集まり、朝の7時まで個室で過ごすアルバイトです。やることはただ1つ。個室に置かれた机の上にある赤い丸いボタンを、近くのランプが赤く光ったら押すだけのバイトです。
「なぜボタンを押すのか?」ボタンを押す理由は最初から最後まで説明はありませんでしたし、絶対に教えてくれませんでした。ただ、朝まで個室で過ごし、不定期に光るボタンを押すだけです。
あのバイトはいったいなんだったんだろうか・・・
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