From:ななころ
コメダ珈琲より
◆費用220万円のコンサル
2ヶ月ほど前に楽待新聞で取り上げられていた記事の続報になります。
記事によると、株式会社ベル代表取締役の礒崎和彦氏が、築古戸建てを再生し利回り20%以上に仕上げるノウハウとして「コンサル費220万円」で販売。
購入者約150人が、「当初説明されたようなコンサルを受けられていない」などとして訴えているものになります。
コンサル費220万円も驚きですが、その損害額3億2600万円というから驚きです。。。汗
戸建て再生するよりもよっぽど儲かるんですね。
(この方以外にも戸建て再生コンサルでやたら羽振りが良さそうな方がいますが、かなり危険ですよね・・・。)
続報によると、販売していたノウハウは再現性の高いもので「特許」も出願中だったと謳っていたにも関わらず、再現性が無いばかりから、特許出願も嘘だったのではないかというものです。
=== 記事一部抜粋 ===
損害額3億2600万円を求め、受講生約150人がコンサル会社を提訴
不動産コンサルティングに勧誘されたものの、特別なノウハウなどの提供がなかったとして、不動産投資の有料コンサルティング事業を手掛ける株式会社ベルなどに対し、受講生およそ150人が契約金など計3億2600万円の返還を求めて提訴したことが、15日までに分かった。
訴状によれば、株式会社ベルが主催するセミナーを受講した際に「現在特許出願中の再現性のあるノウハウを提示する」、「目下、全員成功中」、「受講生の95%以上は利回り20%以上を達成した」などと虚偽の事実を告げられて勧誘を受けたとしている。
今回の訴状で争点となっているのは、「現在特許出願中の再現性の高いノウハウ」が存在するのかどうか。訴状では、「出願中とされた特許が存在しないこと」に対する責任追及がなされている。
株式会社ベルは、自ら主宰する不動産セミナーにおいて、「現在特許出願中でベル独自のリフォーム費用を安くするノウハウがある」と説明していた。
受講生側代理人の轟木博信弁護士は、弁護士会から特許庁宛に「株式会社ベル側が特許の申請を行った事実があるか」を照会。その結果、出願した事実は存在しなかったという。轟木弁護士は、これらの事実も踏まえて刑事告訴も検討しているという。
(2022.7.15 楽待新聞記事より)
=== ここまで ===
◆特許出願中は嘘?
記事では、民事ではなく、刑事告訴も検討しているということですから、かなり大事になっています。
たしかに特許を出願していないにも関わらず、「特許出願中」と、あたかもものすごいノウハウかのように誇大宣伝していれば、それはマズイですよね。。。
もし特許を取れるようなノウハウがあるのでしたら、「220万円の価値がある」と考える人がいてもおかしくはないからです。
何より不動産系の業者が買い取ってしまうと思います。
ただ、実態としては「特許出願」の事実は確認できず、特許もののノウハウがあったことすら怪しくなっているようですね。
◆集団訴訟の記事を読んで
この方とはお会いしたこともありませんし、どんなコンサルなのかも分からないため、憶測で話すことはできませんので、今はこれ以上何とも言えません。
ただ、この手の話は昔からあります。
実際にトラブルになってしまっている事例も多々見聞きしています。
(再建築不可系ノウハウでもありましたね・・・)
かといって、コンサルがすべて悪なのかといったらそんなこともないと思います。
元が取れるのであれば、220万円を出す価値も十分にあると思います。
また、不動産投資をまったく勉強せずに一人で始めてしまうのにも、大きなリスクが生じます。
僕自身もいっぱい失敗してきました。
「誰を信じて、どの手法を信じるのか?」
不動産投資のようなお金に直結するようなノウハウを精査できる能力も、私たち投資家に必要な能力だなと感じている次第です。
◆編集後記
我が家では、中1の息子に塾代として毎月5万円以上払っています。
夏期講習なども含めると、80万円ぐらいになるのかなと思います。
一方で、息子の成績は・・・汗
この塾を「誇大広告だ!」と訴えたいです笑
すでに不動産投資経験者の方や実践している方向けの記事は「メルマガ」で書いていきます。
週1回配信しているメルマガをお読みくださいね!
▼毎週金曜配信のメルマガ登録 → コチラ
※登録は無料です。即解除もできます。