From:ななころ
プライベートオフィスより
男には負けられない戦いがあります。
毎夜深夜の蚊との戦いに終わりを告げるべく、最終兵器を購入しました。
「シャープ 空気清浄機 蚊取機能付 プラズマクラスター 7000」です。
これで最終決戦に臨もうと思っている、ななころです。
◆大荒れの株主総会
昨日はスルガ銀行の株主総会が開催されました。
ななころの元にも総会の案内が届いていましたよ。
そして、当日は朝からたくさんの株主(= スルガ銀債権者)が沼津市の会場に行列を作り、またしても株主総会は大荒れとなったようです。
「資料を読めば分かる」と、ほとんど説明せずにいち早く切り上げようとしたスルガ銀行。
それに対して、動議を提出して対応を求める株主(= スルガ銀債権者)。
会場は怒号が飛び交うなど、大荒れとなったようです。
=== 記事一部抜粋 ===
不正融資めぐり怒号も 質疑途中で打ち切り スルガ銀行株主総会
経営再建を目指すスルガ銀行の株主総会が29日開かれました。
スルガ銀行の対応について怒号が上がり、株主総会は質疑を途中で打ち切るなど大荒れとなりました。
株主総会は冒頭からシェアハウス被害以外の不正融資で被害を受けたと訴える被害者などから質問が相次ぎ、壇上につめ寄るような場面があるなど、大荒れとなりました。
被害者団体の男性 「2年前よりもひどい。とても相手の対応が冷たくて心のない会社だなと改めて感じました。本当に失望しました」
(2021/6/29FNN記事より)
=== ここまで ===
株主総会の会場の様子がTwitterで投稿されています。
光の料理人@3216okonomi
スルガ銀行の株主総会は不正融資の被害者で大荒れ!
2021/06/29 12:34:47
この解決無くしてスルガの再生はないね
株価も下がりっぱなし
#スルガ銀行#不正融資#詐欺#株主総会#大荒れ#嵯峨社長#アパートマンション https://t.co/YBxM3CD5p8
かぼちゃの馬車問題に対して、代物弁済で借金チャラにする対応で解決を図ったスルガ銀行。
なぜまた、このような問題に発展しているのでしょうか?
◆3年前の光景再び・・・
かぼちゃの馬車問題が大きくなりだしたのが2017年の末。
かぼちゃの馬車オーナーが自殺するほど社会問題となり、スルガ銀行の一連の不正融資問題は大問題となりました。
そして翌年の株主総会では、同じような光景があったことが思い出されます。
ここから数カ月後、強気だったスルガ銀行役員は総辞職となりました。
※2018年06月28日「本日開催、スルガ銀行の株主総会はどうだったのか?」
事態を重く見た金融庁や政府関係者の指導もあり、銀行始まって以来の「借金チャラ」の対応によって、幕引きされたかたのように思われました。。。
ところが、問題は何も解決されていなかったのです。
むしろスルガ銀行の不正融資問題のほんの一部が明るみになっただけで、本当の闇の部分は覆い隠されてしまったのです。
なぜなら、かぼちゃの馬車に対する不正融資スキームは、1棟アパートや1棟マンションの方が遥かに規模も大きく深刻だからです。
下手したら、かぼちゃの馬車オーナーの10倍以上のオーナー数や融資金額になります。
スルガ銀行としては、本当の闇の部分は”覆い隠したかった”というのが適切かもしれません。
しかし、徐々にスルガ銀行融資を受けて苦しんでいるサラリーマン大家が集まり出し、やがて100人以上の規模になり新たな団体を立ち上げます。
「スルガ銀行不正融資被害者同盟(SI被害者同盟)」です。
そして、団体とかぼちゃの馬車の代物弁済を勝ち取った河合弁護団が合流し、今回の株主総会の騒動に発展したのです。
◆記者会見の動画のコメント欄は大荒れ
株主総会の後、SI被害者同盟の記者会見の様子は、YouTube楽待チャンネルでもLIVE配信されました。
記者会見の場では、
・事前にスルガ銀行から「穏便に済ませてほしい」というやり取りがあったこと
・株主総会の様子や役員の対応について
・株主総会でのスルガ銀行の役員へ訴えたこと
といったことが話されていました。
ところが、YouTubeのコメント欄は辛辣なコメントで溢れており、
「借りた金は返すのが当たり前」
「いったい何が被害なの?明確に説明して。」
「銀行は確かに不正はしたけど、金貸しただけやん。」
ほぼ被害者同盟を非難するコメントばかりでした。
◆お金を借りた方が悪いのか?
「スルガ銀行と債務者、どちらが悪いのか?」
コメントにある通り、お金を借りた方に落ち度があったことはたしかです。
勉強不足であり、投資は自己責任ですし、借りたお金は返すのは当然だと、ななころも思います。
ななころもスルガ銀行から借りれていた身であり、同じ投資家として「消費者保護」が強く働き過ぎるのもよくないと思います。
ただ、どちらが悪いかを判断する立場にないのも確かです。
スルガ銀行と当事者、そして裁判所などの第三者が決めることだと思うのです。
そして、もし困っている人がいるのであれば、まずは話を聞き、引き続きサポートしていってあげたいなとも考えている次第です。
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◆編集後記
記者会見では、弁護団からかぼちゃの馬車オーナー救済についても言及されていました。
最終となる第3次の代物弁済を求める民事調停の受付がそろそろ終了となるようです。
まだ300名以上のかぼちゃの馬車オーナーが、代物弁済を実行していないようです。
また、100名近くの会員を抱える別の弁護団に対しては、スルガ銀行は「代物弁済を認めない」といった通知が出されているそうです。
個別に弁護士に依頼している方も同じ結果です。
そのため、もしこのブログを読んでいる方でかぼちゃの馬車オーナーがいたら、「所有し続けたい」と考えている方以外は、SS弁護団へ相談されると良いかなと思います。
説明会も開催するようです。
「スルガ銀行・スマートデイズ被害弁護団」
※ななころは被害者弁護団とは一切関わり合いはありません。
※二次被害には十分に注意してくださいね。