From:ななころ
エクセルシオールカフェより
◆2019年10~12月期のGDPは7.1%減・・・
内閣府が3月9日発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)は、
なんとっ!?
「7.1%減」と大幅下落となりました。
速報値では「6.3%減」でしたが、さらに大きく下方修正となりました。
消費税増税の影響で、ある程度予想されていたとはいえ、とんでもない下落となりました。
新型コロナウィルスの影響を受ける前の数字でこれですからね。。。汗
=== 記事一部抜粋 ===
19年10~12月期GDP改定値、年率7.1%減に下方修正
内閣府が9日発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値は、物価変動を除いた実質で前期比1.8%減、年率換算では7.1%減だった。速報値(前期比1.6%減、年率6.3%減)から下方修正となった。法人企業統計など最新の統計を反映した。
(2020/3/9 日経新聞記事より)
=== ここまで ===
◆株価はダダ下がり・・・
さらに、今年に入り新型コロナウィルスの影響拡大を受けて、株がとんでもないことになっています。
まず、NYダウ平均株価が急降下。
ここ1ヶ月で20%以上も下落しました。
そして、連動するように日経平均株価はダダ下がり。
ここ3年ほどは2.2万円~2.3万円でしたが、一気に2万円台を割り込みました。
恐ろしいほどの急降下です。
そして、今後は不動産価格も下がっていくと予想されます。
株価は不動産価格と連動しているからです。
それでは、不動産価格はどうなっていくのでしょうか?
いつ買い時がくるのでしょうか?
◆リーマンショック後はどうだったか?
今後の不動産価格の推移を予想するために、リーマンショック後(2008年)の不動産価格の動きをみてみましょう。
ご存知の方も多いかと思いますが、2008年9月アメリカの投資銀行リーマンブラザーズ破綻。
これをきっかけにNYダウ平均株価も日経平均株価も激しく乱高下しました。
そして、そこから5年。
2011年3月に東日本大震災が起こったこともあり、長らく低迷することとなります。
それでは、当時の不動産価格はどのように推移していったのでしょうか?
2007年~2008年当時、日本はバブル崩壊からようやく回復基調にありました。
不動産価格も上がっているころだったのです。
しかし、2008年9月のリーマン・ショックが起こりました。
2008年から大きく価格が下落しているのが、グラフを見ると分かるかと思います。
見てください!
1棟アパートも1棟マンションも見事に真っ逆さまです!
つまり株価と連動して、不動産価格が大きく下落しているのです。
<1棟アパート価格推移>
<1棟マンション価格推移>
(健美家レポートより)
◆ここ5年の不動産価格の推移
それでは、ここ5年の不動産価格はどうだったのでしょうか?
以前にも何度かお伝えしている通り、異次元緩和の影響で融資がじゃぶじゃぶに。
三為業者の暗躍もあり、不動産価格が大きく上昇していました。
しかし、2018年のかぼちゃの馬車問題 → スルガ銀行不正問題で、右肩上がりだった不動産価格は反転。
下落し始めていました。
<1棟アパート価格推移>
<1棟マンション価格推移>
(健美家レポートより)
そして、消費税増税 → GDP大幅下落 → 新型コロナウィルスの流れです。
株価が大幅に下落していますので、不動産価格が上がる要素はなく、今後は不動産価格が下落していくのはほぼ間違いないでしょう。
リーマンショック後のような下降線を描くことになるでしょう。
◆今すぐ買いに動くべきか?
しかし、ここで焦りは禁物です。
感の良いあなたがお気づきの通り、リーマンショック後の不動産価格推移を眺めると、2008年から4年後の2012年ごろに底になっていることが分かります。
今、不動産価格が下落しているのは間違いないのですが、それでも今はまだ高い。
リーマンショック直後と比べてもまだ高いのです。
不動産価格は、株価よりもダイナミックな動きはしませんので、1、2ヶ月後に一気に底になるということはありえません。
また、都心と違ってななころのような地方高利回り投資の場合は、もっと値動きはなだらかです。
早くて今年後半から、通常であれば1年以降に、買い時が徐々にやってきます。
もちろんすでに下落の兆候があります。
以前と比べて利回りが高く、安い物件も出てきました。
あなたの条件に合う物件があれば購入するべきです。
とはいえ、まだまだ売り主側が強気だなと感じます。
底値だった2010年~2012年ごろは、面白いように価格交渉ができました。
ですから、どしんと構えてじっくり待つ。
そんなマインドでいたいなと考えている次第です。
◆編集後記
株価が乱高下するとともに、為替もとんでもない動きになっています。
ドル円が110円台から一気に103円台まで円高となりました。
そのような激しい為替の動きの中で、FXが絶好調です。
3月の8日だけで、13万円以上もプラスになっています。
ななころの場合は、不動産投資は自分でリスクコントールができるので大きく投資したりもしますが、FXの場合はすべて失っても良いと思える金額しか投資していません。
FXや株価の値動きに心が囚われる毎日にはしたくないからです。
毎月10万円程度の利益をコツコツ積み上げていく投資です。
それでも、今月はたった8日でこの利益ですから、ある意味怖くなります。
この時期に大きく稼いで億万長者になる人がいる一方で、大きく損を出して破産する人も出そうですね。。。
投資はあくまでもライフデザインを実現するための1つの手段。
心に言い聞かせていきたいですね。