From:ななころ
タリーズカフェより
◆業者が次々と姿を消す
2018年1月にかぼちゃの馬車問題が浮上。
次々と悪質不動産業者の不正が明るみとなりました。
銀行融資は厳格化され、これまで暴利を貪っていた業者は次々と姿を消していきました。
2018年8月2日「水戸大家さんが廃業(倒産)をメルマガで告白」
2018年10月9日「【速報】「株式会社わひこ」が廃業へ・・・」
そして、それまではめ込みに使われていた1棟マンション、1棟アパートが物件が、高値では売れなくなり始めます。
健美家レポートのグラフを見ても如実に価格が下がっていることが分かります。
「不動産投資 年間レポート <2019年1月~12月期>(2020/01/21)」より
◆区分マンションではめ込む業者が続出
一方で、姿を消していった業者はどうなったのでしょうか?
転職した人・・・
廃業して逃げている人・・・
社名を変えたり、新しい会社を立ち上げている人・・・
ユーチューバーとなり怪しいことに手を出している人・・・
そして、いまだに素人をはめ込んで業者もいます。
その典型的なパターンが、「区分マンション投資」です。
手口はほぼ変わりません。
知識の無い素人を、融資書類を改ざんするなどして、儲からない物件を高値ではめ込む。
フラット35などの住宅ローン系の融資を悪用するスキームも横行。
不動産仲介の業界用語で「なんちゃって」などとも呼ばれています。
さらに今度は、フラット35の最大手のアルヒと大手信販系アプラスの提携ローンを悪用したスキームまで明らかになってます。
=== 記事一部抜粋 ===
投資用マンション融資で書類改ざん
問題となっているのは、アルヒとアプラスが手がけた投資用マンションへの融資。アルヒをめぐっては19年5月、自己居住の住宅を取得するための長期低利の住宅ローンであるフラット35で、投資用不動産の購入に不正利用されていた疑いが判明した。
■架空の勤務先、年収も水増し
アルヒは投資目的で区分マンションを買いたい人を新生銀行グループの信販会社アプラスに仲介し、手数料を得ている。
アルヒの仲介でアプラスから融資を受けた都内の女性(50代)。物件購入時に無職だったにもかかわらず、架空の会社に勤務していることにされ、アルヒへの融資の申込書には年収562万円と記されていた。
「家賃保証のサブリース契約だから、入居者の有無にかかわらず賃料が安定的に入ってくる。デメリットは何もなく予備知識も必要ない。断る理由がない」。都内の別の女性(20代)は不動産販売業者から執拗な勧誘をうけた。2018年に東京・練馬の1Kのマンションを3000万円弱で買った。
この20代女性は18年当時に書いた申込書を見せてくれた。「ARUHI提携型サポートクレジット『残債型』」という名称で、融資の申込先はアプラスになっている。不動産業者の指示に従って必要な事項を書き込んでいった。購入した後、アルヒ経由でアプラスに渡った審査書類の開示を求めると、前年の年収を示す源泉徴収票の年収欄は実際の260万円ではなく、水増しされた650万円という数字が記載されていた。
アルヒのフランチャイズ店の仲介案件で起きた不正行為で浮かび上がるのは、スルガ銀行問題の後の融資縮小で行き詰まった悪質な不動産業者が、億円規模の1棟物件からワンルームといった区分マンションの販売に流れ、荒稼ぎしている構図だ。投資用不動産向け融資をめぐる不正行為は底が見えない。
(日経新聞 2020/1/27記事より)
=== ここまで ===
◆悪質業者が区分マンション販売へとシフト
上記の記事に通り、かぼちゃの馬車や1棟モノで味をしめた悪質業者が、区分マンション販売へとシフトしているのです。
それを裏付けるかのように、1棟モノはマンションもアパートも下落基調にありましたが、区分マンションは価格が上がっているのです。
いや、正確に言うと、区分マンション販売に戻ったというのが正解かもしれません。
というのも、かぼちゃの馬車や1棟モノ投資ではめ込んでいた悪質業者の多くは、もともと区分マンション業者だったからです。
区分マンション販売業者が、かぼちゃの馬車や1棟モノ投資は額が大きくもっと儲かるということで、手を出していたのです。
それが、金融機関の融資が厳格化されたことで1棟モノから手を引き、審査の緩いフラット35系の融資を悪用した区分マンション販売へ戻っているのです。
◆そもそも区分マンション投資は止めた方が良い!
不動産投資を始めようとする時、区分マンション投資を選択する人が多いです。
投資する金額も少く、ボロ戸建てを買うよりも簡単そうで、リスクも少なく感じるからでしょう。
なにより「戸建てオーナー」よりも「マンションオーナー」の方がカッコイですよね。
ななころも、始めは中古区分マンションを購入しようと考えていました。
しかし・・・
(次回につづく)
◆編集後記
新型コロナウィルス感染は、ホストファミリーにも大きな影響を受けています。
まず、問い合わせが激減しました。
我が家では子供のための英語教育という側面が強いため、もともと中国人からの問い合わせは多くありません。
しかし、中国人だけでなく、全体的に問い合わせが激減しています。
世界から見たら中国と日本は近いですし、「人が集まる所に行くのは控えよう」「旅行は止めておこう」となってもおかしくないですもんね。
また、東京都からも注意喚起の書類が届きました。
「万が一、宿泊している外国人に感染の疑いがあったら直ちに教えてください」という書面です。
物々しい雰囲気になってきました。。。
そして、これからの影響への不安です。
これで「民泊やホームステイを通して感染者が出た」なんてことになったら、メディアが大好きなネタ。
やっとホストファミリーへの理解が広がりつつある中で、振り出しに戻ってしまったら悲しいです。。。
とはいえ、我が家では普段と変わらないホストファミリー生活。
昨夜はフランス人のローレンスが、フランス料理を振る舞ってくれました♪
作ってくれたのは、
・彩りも鮮やかな野菜たっぷりラタトゥイユ
・ローレンス特性のチキンの玉ねぎハチミツ炒め
です。
熱々のご飯にかけて美味しく頂きました!