From:ななころ
サイゼリアより
◆あなたはGWは「いる派」or「いらない派」?
GWはどうでしたか?
ニュースなどを見たりすると、「ゆっくりできた」という人は少数で、「長過ぎる」「3日ぐらいでいい」なんて意見が多かったりするのかもしれません。
特に家族持ちにとっては大変です。
どこ行くにも混んでいて、リラックスするどころではないからです。
私の友人も、本人は駐車場の列待ちで奥さんと子どもたちだけを行かせて、なんていうケースもあったようです。
あなたはGWは「いる派」でしょうか、「いらない派」でしょうか?
(「報道ステーション」より)
◆私は圧倒的に「いらない派」
私は圧倒的にGWは「いらない派」です。
GWだけでなく、お盆休みなど、国や会社が決めた連休は一切いらないと思っています。
年末年始の前後2日ぐらいお正月休みがあってもいいですが、あとはすべてなくしてもいいと考えています。
ただ、私はなにも「休みはいらない」と言っているのではないのです。
「休み」は欲しい時もあります。
そうではなくて、「休みは自分が休みたい時に取るもの」と考えているのです。
家族とどっか旅行いきたいなと思った時に、思い切って休みたいとのです。
また、人生波がありますから、何をやってもうまくいくときと、何をやってもうまくいかない時があります。
何をやってもうまくいかないときは休みたいのです。
違った言い方をすると、「休みを取らされる」のが大嫌いのです。
とことんひねくれているのです(笑)
とはいえ、
「そんなのみんな思っているよ」
「ななころさんは、サラリーマンをやめて自由気ままに生きているからそんなこと言えるのでしょ!?」
と感じる方もいらっしゃるでしょう。
妻にも私が好き勝手生きていると思われているようです。
たしかにその通りのところもあるので(笑)、違った視点から「GWをいらない理由」について考えてみたいと思います。
◆理由1.今の時代に合わない
1つ目の理由は「今の時代に合わない」からです。
近年、「ダイバーシティ」という言葉が象徴するように、「多様性」が求められるような時代になっています。
私が小学生や中学生だった頃は、誰かが「エア・ジョーダン」や「エア・マックス」を履いていると、みんな履いていました。
ドリフとか東京ラブストーリーとか、みんな同じTV番組を見ていました。
(世代がバレてしまいますが笑)
しかし、今の子供たちは違います。
実にさまざまな靴を履いています。
TV番組を見る子がいる一方で、Youtubeしか見ない子もいます。
(もちろん流行り廃りはありますが)
これまでの日本は人口が増加していたので、学校や会社は多様性よりも「画一性」を求めていたというのもあります。
どちらかというと、「人と違うと叩かれ、人と同じことを良し」とされる文化でした。
しかし、時代は変わり、人口は増加から減少となりました。
5歳未満の国内の子ども数は前年より18万人減って、過去最少を更新しています。
18万人減るってすごい数だと思いませんか!?(汗)
減少は、38年連続です。
「画一性」ではなく「多様性」が求められるようになっているのも頷けます。
ですから、休みに関しても、画一的にみな一斉に取る時代ではなくなってきていると思うのです。
投資の世界でも、「人の行く裏に道あり花の山」は王道であり、大切な考え方。
日本の昭和時代の画一的な連休のあり方は、観光業を衰退させていているという指摘すらあります。
この本に書いてあることはとても納得させられます。
今、サイゼリアでこの文章を書いていますが、GW中に大賑わいだったサイゼリアも、GW明けの今日はお昼時間にも関わらず5組ぐらいしかいません
「世界一訪れたい日本のつくりかた―新・観光立国論【実践編】」(デービッド・アトキンソン )
◆理由2.ライフワークバランスは日本人には合わない
もう1つの理由は「ワークライフバランスは日本人には合わない」と考えているからです。
いつの頃からか、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)ということが叫ばれるようなってきました。
Wikipediaでは、「2007年(平成19年)12月18日、政府、地方公共団体、経済界、労働界の合意により、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」が策定され」とあります。
うーん、でも私たち日本人にとって本当に難しいです。。。
私はサラリーマンをやめたら、この「ワークライフバランス」を実現できるかと思っていましたが、実際は逆でした。
サラリーマンをやめて家で仕事ができるようになると、仕事とプライベートの境目がなくなりました。
家にいると、妻からは「あれやって、これやっといて」と言われようになり、子供が学校や保育園から帰ってくると「パパ遊んで~!」となります。
仕事は一向に進まない・・・(苦笑)
一方で、私のノルウェーの友人を見ていると、「ワークライフバランス」を取るのが実に上手い!
法律で働いたら対価が発生させないといけないことなっていますし、休みと決めた日や時間は、絶対に休みます。
子供なんて気にしませんし、他人も邪魔しません。
「これは私には無理だわぁ~」と強く感じたものです。
ワークライフバランスは多くの日本人には合わないのだと思います。
以下の本に、まさにその通りだと共感した部分をシェアします。
救われた気持ちがしました。
「日本再興戦略 」(落合陽一)
◆休みは自由に取れるようにした方が良いが・・・
とはいえ、繰り返しなりますが、私はまったく「休みはいらない」というわけではないのです。
休みは休みたい時に取りたいのです。
そして、このブログを読んでくださる方の多くが、同じように考えを持っていることでしょう。
とはいえ、日本の社会においては、すぐに変化するのは難しいとも思います。
日本や会社のトップの多くが、昭和的な思考でしょうし、自分たちに都合の良い仕組みで動かしたいと考えているからです。
ですから、かつての私もそうでしたが、私達自身の意識を変えるしかないのです。
「7つの習慣」でいうところの第1の習慣「主体性を発揮する」です。
「働かされる」→「働く」
「休まされる」→「休む」
ライフデザイン実践会のメンバーやこのブログを読んでくださる人たちが、意識が変わっていったのなら、やがて社会も良い方に変わっていくのだろうなと感じている次第です。
◆編集後記
GW中は、特に遠出もせずに、人混みにも行かずに、基本的には近場でゆっくりしていました。
子どもたちが寝静まったあとは、読み貯めていた本を一気に読んだりもしました。
ただ、フィンランドの友人が「一般参賀に行きたい」というので、5月4日午後に皇居に一緒に行き、唯一人混みの中に行きました。
ニュースでは14万人とも報道されていましたが、本当にすごい人、人、人。
実際、暑さもあって、何人も倒れていました。
やっぱり人混みに行くのは時々にしておきたいですね(笑)