From ななころ
プライベートオフィスより
先週木曜日、続々と注目企業が決算発表する中、スルガ銀行も決算発表を行っていました。
その内容は驚きでしたね!?
依然として業務停止中のスルガ銀行。
存続はできるのでしょうか・・・?
◆赤字は1000億円に迫る!
スルガ銀行の決済発表の中身を見ますと、
・20818年4~12月期決算で、純損益は「961億円」の赤字
(前年同期は347億円の黒字)
シェアハウス投資向けの不正融資に絡む多額の貸倒引当金が重荷となり、1000億円に迫る赤字を計上しました。
そして、2018年12月末の預金残高はみるみる減少。
2018年9月末より約1900億円減り、2018年3月月末と比べると、約8600億円も減ることなりました。。。
たしかに、今のスルガ銀行の状態だと、1000万円以上のペイオフ対象にならない金額は、預けておくことすら危険な水域です。
よほど預けておく理由がある人以外は、どんどん他行に預金を移していっている状況が浮かび上がってきます。
◆延滞率は急上昇
さらに驚きだったのは、延滞率の上昇です。
シェアハウス投資への融資は延滞率「38.71% 」。
シェアハウス投資オーナーの、実に4割の人が返済に滞っている事態になっています。
3ヶ月前(2018年9月時点)は「30.13%」ですので、たった3ヶ月で8ポイントも上昇しています。
上昇率も相当高い結果となっています。
※延滞率 = 3カ月以上延滞債権÷ローン残高
そして、シェアハウス投資だけでなく、1棟ものやワンルーム投資においもて延滞率が上昇。
たった3ヶ月で、2倍以上も上昇しています。
それでも、1棟収益ローンの延滞率は「1.15% 」と、シェアハウス投資に比べると低い水準ではあります。
しかし、1棟収益ローンの貸出残高だけで、シェアハウス投資の6倍以上あります。
その額「1兆2千億円以上」・・・(汗)
シェアハウス投資オーナー40%が返済が滞っても「800億円」の焦げ付きですが、1棟収益物件のオーナー6%超の返済が滞っただけで、その額を超えます。
しかも、1棟収益ローンへの貸し倒れ引当金は、たったの「150億円」ですから、ほとんどカバーされていないことが分かるかと思います。
とんでもない爆弾を抱えているのです。。。
さらに細かくみていくと、もっと驚くことが分かってきます。
シェアハウス投資の「利回り」が、「2.13% 」となっているのです。
「利回り」とは、私たち借り手から見ると、おおよそ「金利」となります。
※利回りは、「対顧客利回り(保証料、未収利息勘案前)、末残ベース」とあります。
そのシェアハウス投資の利回りが「2.1%」になっているということは、おおよそ「金利が2.1%」だということになります。
えっ!?
一部のかぼちゃの馬車オーナーから、金利が下がっているという話しは聞いてはいましたが・・・汗
しかも一人二人ではなく、平均で2.1%というのは、想像以上に多くの人の金利が下がっている事実に、驚きました。
さらに、1棟ものですら利回りは「3.61%」です。
金利4.5%で払い続けている人は、やりきれない気持ちになりますよね。。。
◆デート商法まで融資か!?
赤字約1000億円を計上したスルガ銀行。
この1年間で預金は8000億円超減ってしまった。
自己資本は2300億円までに減っている。
今年4月までは収益物件への融資は停止されている。
先日のガイアの夜明けでも取り上げられていましたが、あらたにデート商法にまで融資していることが報道されています。
スルガ銀行の不正融資関与が認められたあとですら、融資を続けていたというのですから、もうありえないない銀行です。
~ 記事抜粋 ~
スルガ銀、デート商法関与か
スルガ銀行の行員がデート商法詐欺まがいの行為に関与し、個人向けローンを融資していた疑いがあることが13日、関係者の話で分かった。
(2019年2月13日 共同通信記事より)
~ ここまで ~
◆まだ余力は十分、収益率の高いスルガ銀行
とはいえ、余力はまだ十分あります。
なぜなら、依然として過去の融資に伴う金利収入が高く、本業の利益は地銀5位を保っているからです。
ということはまだまだ金利は下げる余地があるということです。
年末年始に募集案内した◯◯◯銀行情報交換グループでは、すでに10名以上が参加していて、積極的な情報交換が行われています。
弁護士や借換専門業者などにも話しを聞いていこうと考えています。
また、金利交渉の成功事例をシェアしたり、参加者同士で情報交換しながら、引き続き金利交渉を有利に進めていこうと、考えている次第です。
銀行の体力がまだあるうちに・・・。
メルマガではもう少し突っ込んでお話ししていきます。
◆編集後記
昨日は、不動産投資家としても事業家としても尊敬している松村裕一さんにお誘い頂いて、ご自身が手がけているライブスタジオの自由が丘店オープン記念&新年会に行ってきました。
3店舗目の出店です。
最近は不動産投資の世界では表に出てこない方なので、最近不動産投資を始めた方は知らない方も多いかもしれません。
松村さんは、好きなことをビジネスにして、自由な時間と経済的自由を実現している方です。
私の目指すところは「不動産投資家」でも「専業大家」でもなく、「ライフデザイン実現」ですが、松村さんはまさにその最終ゴールに近い方です。
~ 記事一部抜粋 ~
楽しみながら事業を手掛け、総投資額約20億円・年間収入2億円以上!
<勝者の成功哲学 Vol.5>松村裕一さん
「私は、自由になりたかった」─。大学時代からの夢を有言実行で叶えてきたのは、不動産投資家であり事業家の松村裕一さんだ。現在、国内で9棟、海外で9戸の収益物件を所有、約20億円の投資を実践。共同住宅だけでなく、建物に設置した太陽光や機械駐車設備、介護施設のデイサービスやリハーサル&ライブスタジオ経営、プライベートアドバイザリー等、手掛ける事業は多岐にわたり、年間収入は2億円以上にものぼる。
~ ここまで ~
ライブ会場は、ハードロックからYMOバンド、サザンオールスターズなど、幅広いジャンルの曲を楽しめて、大盛り上がりでした。
ちょっと分かりづらいのですが奥でドラムを叩いている方です。