レオパレスが一気に赤字へ転落(1)「界壁問題の影響」 | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


◆レオパレス21が赤字へ転落

またまた不動産業界に、
暗いニュースが飛び込みました。


かぼちゃの馬車の問題発覚以降、
不正が発覚、スルガ銀行の融資ストップなどの影響で、
急激に業績が悪化している業者が増えています。


水戸大家さん、わひこといった、
不動産投資家の間で有名だった業者も、
相次いで撤退していっています。


そのよう状況の中で、
単身者向けアパートを展開するレオパレス21までも、 
一気に赤字に転落する業績修正を発表しました。


~ 記事一部抜粋 ~
 

レオパレスの19年3月期、最終赤字に 施工不良問題響く 

損失引当金が増加、配当は未定に
 

レオパレス21は29日、2019年3月期の連結最終損益が50億~70億円の赤字になりそうだと発表した。従来は前期比22%減の115億円の黒字を見込んでいたが、一転して8年ぶりの赤字となる。過去に建設したアパートの不備が当初の想定より増える見通しとなり、補修工事などの損失引当金を積み増す。アパートの入居率の低下や、建設受注の減少も響く。


(2018/10/29日経新聞記事より)

~ ここまで ~


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◆絶好調だった業績

レオパレス21は、2008年のリーマンショックにより、
大きな赤字を計上します。


そこで、「終了プロジェクト」という名の元に、

大切な顧客である大家に対して、
家賃保証(サブリース)解除or減額を全社的に行いました。
 

(レオパレス側は大家同意の元と主張)



そして、強引な手法により、
2012年より黒字へ転換。


これまでタブーとされていた内容が、
昨年12月にガイアの夜明けで放送された、
「マネーの魔力」によって明らかにされました。
 


2017年12月 テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」より


 

その後、7年連続で黒字を出し、
2018年3月期には223.5億円もの経常利益を、
叩き出していました。

ここ数年は業績は絶好調でした。


<業績推移>
レオパレス業績推移
(レオパレス21のホームページより)



◆ガイアの夜明けで界壁問題を大きく報道される

しかし、またしてもレオパレス問題が、
テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」によって、
今年5月に取り上げられます。

 

今度はレオパレス社の建てた約1000棟ものアパートが、

図面通りに施工されていなかったことが判明。


 

ガイアの夜明けが独自取材を行い、

明らかな構造上の欠陥があり、

問題を明らかにしたのです。



(不動産業界や業者が、
 TV番組のスポンサーになっていることも多いため、
 なかなかTVでは報じられません。

 テレビ東京はかなり攻めていますね。)


2018年5月 テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」より



◆界壁問題が引き金で一気に赤字へ・・・

番組で大きく報道された「界壁問題」。

うやむやにすることができなくなり、
全棟調査を実施することとなります。


そのため、平成30年8月3日に公表した業績予想では、
115億円の黒字を見込んでいたところ、
50億~70億円の赤字へと修正したのです。


過去に建設したアパートの不備が、
当初の想定より増える見通しとなり、
補修工事などの損失引当金を積み増しているためです。


(平成30年10月29日「業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ」より)
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そして、平成31年3月期第2四半期(2018年4~9月期)
の連結最終損益も58億円の赤字になっています。

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◆衝撃的な調査結果の内容・・・

今回赤字の原因となった界壁問題ですが、
同社は現在全棟調査を実施しています。


まず手始めに問題とされている、
「ネイルシリーズ」「6シリーズ」について、
調査を行っているのですが、
進捗と結果をホームページで報告されています。


その調査結果がとんでもない内容だったのです。


その調査結果の内容とは・・・?


(次回に続きます。)


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