昨年の年末、テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」で、
衝撃的な放送がなされました。
レオパレスが、大家に対して、
家賃保証(サブリース)を強引に解除or減額する通知を、
全社的に行ったという事実が明るみになったのです。
2008年ごろのリーマンショックを端に発した、
賃貸需要の著しい低下により仕方が無かったとし、
大家の同意の元で行ったものとしました。
「強制的」といったことは否定。
しかし、番組では、レオパレスが組織ぐるみで行った証拠として、
トップダウンで指示を出しているメール本文を入手。
その名も「終了プロジェクト」。
レオパレス社長に、そのメールを突きつけて、
「組織的に行ったものではないか」と詰め寄っています。
社長は、言葉に詰まり、
「ノーコメント」として、最後は逃げてしまいます。
ところで、家賃保証(サブリース)は、
不動産投資の甘いワナの1つとして知られています。
あたかも30年間、家賃が保証されているかのように説明。
安心させることで契約に持ち込み、
入居率が悪くなったり、相場家賃が下がってくると、
数年後には、一方的に家賃保証を解除or減額してしまうのです。
古くは新築ワンルーム投資、
最近ではかぼちゃの馬車のような寄宿舎型シェアハウスで、
利用されている営業手段です。
すべての家賃保証(サブリース)が「悪」というワケではありませんが、
その多くは一方的に業者が儲かるようにできています。
投資家を生かさず殺さず、
長期間に渡って甘い汁を吸うための、
恐ろしいスキームです。
普通に考えれば、新築から10年ぐらいは、
家賃保証(サブリース)は必要ありません。
新築の時はあまり苦労もなく満室を維持でき、
家賃は入ってくるからです。
本来であれば、築10年ぐらいから建物や設備が古くなり、
競争力が弱くなったころに、家賃保証(サブリース)は、
必要になってくるのです。
築10年以内で入居募集に苦戦するような物件は、
そもそも失敗の可能性が高いとも言えます。
このブログを読んでくださっている不動産投資家の方は、
勉強熱心な方が多いので、大丈夫かと思いますが、
くれぐれも家賃保証(サブリース)といった、
甘い言葉に乗ることの無いようにご注意ください。
◆追伸1
万が一、家賃保証(サブリース)付きの物件を買ってしまった人は、
なるべく早めに対策を練り、準備をする必要があります。
ライフデザイン実践会のメンバーの中にも、
家賃保証(サブリース)付きの物件を買ってしまったものの、
すぐに対策を取り、救い出す事ができた人もいます。
以下のような人は、すぐに相談ください。
・家賃保証(サブリース)付き物件を買ってしまった。。。
・家賃保証(サブリース)を一方的に解除された。。。
もし私に相談するのは「ちょっと・・・」という方は、
全国にある大家塾などでもいいので相談すると良いかなと思います。
◆追伸2
ご希望者が多いようでしたら、
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シェアしたいなと思います。
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