今日の記事は、どちらかというと、
すでに物件を持っている方よりも、
まだ物件を持っていない方向けの記事です。
すでに何棟も所有している強者は、
昔を懐かしみながら読んで頂ければ幸いです。
◆私が大きく影響を受けた本
これまでの人生、
私は素晴らしい本との出会いによって、
大きな影響を受けてきました。
振り返ってみると、
本を読む前と、読んだ後では、
まるで違う人生になったことも珍しくありません。
その中でも特に私の人生に強い影響を及ぼしたのが、
今から約18年前の2010年11月に出版された、
「金持ち父さん貧乏父さん(筑摩書房)」です。
この本は、不動産投資家だけでなく、
多くのサラリーマンに強い影響を及ぼした本だったと、
言っても過言ではないでしょう。
きっと今読んでくださっているあなたも、
一度は読んだことがあるのではないでしょうか?
しかし、もっと強い影響を及ぼしたのは、
同シリーズのこの本でした。
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント(筑摩書房)」
この本は、金持ち父さん貧乏父さんが出版されてから、
約1年後の2001年に出版されました。
金持ち父さん貧乏父さんは入門書という位置づけで、
この本はより具体的な実践書という位置づけ。
その中でも、
「キャッシュフロー・クワドラント」という概念は、
衝撃を受けたことを今でも覚えています。
※ちなみに「クワドラント(Quadrant)」とは、
「円を4分割したもの」という意味です。
<四つのクフドラントとは?>
E(従業員)
S(自営業者)
B(ビジネス・オーナー)
I(投資家)
私たちはみんな、この四つのクフドラントのうち少なくとも一つに属している。どこに属するかは、お金がどこから入ってくるかによって決まる。たいていの人は給料がおもな収入源だから従業員(E)だ。
そのほかに、自分の雇い主は自分だという自営業者(S)もいる。この従業員と自営業者がキャッシュ
クワドラントの左側に来る。右側にいるのは自分が所有するビジネスや投資から収入を得ている人たちだ。
この本はビジネスの世界を形作る人間を、四つの異なるタイプに分ける考えをもとに書かれている。この本を読み、それぞれのクフドラントに属する人がどんな人間で、どんな点が異なっているかがわかれば、いま自分がどこに属するか、経済的に自由になりたいと思ったらどこに属したらいいか、そこへ到達するにはどんな道をたどったらよいか……そういったことがわかってくると思う。
四つのクフドラントのどこに属していても経済的に自由になることは可能だが、ビジネスオーナー(B)あるいは投資家(I)が持つ技術を使えば、もっと速くゴールに到達することができる。
~ ここまで ~
◆左側のクワドラントにいるリスク
当時の私は、一部上場企業する直前の企業に、
サラリーマンとして働いていました。
つまり「E(従業員)」として、
収入を得ていました。
出世にはあまり興味はありませんでしたが、
サラリーマンとしてコツコツ働くことで、
大きな収入を得ることを思い描いていました。
しかし、すぐに限界を感じます。
すぐそばに座る上司が、
20年後の自分の将来だと分かったからです。
さらに、リスクも感じるようになりました。
同僚がうつ病で休職することになった時に、
強く感じたのです。
「自分が何かしらの理由で働けなくなったら、
収入は途絶えてしまう。。。」
左側のクワドラントにいるリスクを、
実感した瞬間でした。
◆アイドルのリスク
おそらくほとんどの方が、
本日のニュースを見て、
驚いたのではないでしょうか。
TOKIOの山口達也氏が、
16歳の女性に同意なくキスなどをしたとして、
強制わいせつで書類送検されたニュースです。
これにより、山口氏は、
無期限謹慎となったと報じられています。
冠番組やCMはすべて打ち切り。
46歳という人生の半ばにして、
収入は途絶え、多額の違約金を、
背負うことになりました。
アイドルは、左側のクワドラントの、
「E(従業員)」ないし「S(自営業者)」です。
山口氏は、ジャニーズ事務所に雇われていた、
「E(従業員)」ということになります。
罪を犯したことは許される事ではありませんが、
つくづく左側のクワドラントでいることのリスクを、
痛感した次第です。
◆右側のクワドラントにいた芸能人
一方で、同じようにスキャンダルを報じられ、
引退せざるおえなくなった芸能人がいます。
名前はあえて伏せますが、
暴力団とのつながりを指摘され、
事務所から解雇されてしまった人物です。
彼は、芸能活動をしている頃から、
何十棟と賃貸物件を購入しており、
引退するころには、
相当の家賃収入があったと言います。
さらには、いくつかのお店なども経営し、
収入を得ていました。
つまり、I(投資家)であり、
B(ビジネス・オーナー)だったワケです。
ですから、事務所を解雇されても、
痛くも痒くもなく、
現在も悠々自適な生活を送っていると言います。
※もしかしたら山口氏も、
右側のクワドラントに、
いるのかもしれませんが・・・
◆まとめ
本の中では、こう書かれています。
~ 本から一部抜粋 ~
四つのクフドラントのどこに属していても経済的に自由になることは可能だが、ビジネスオーナー(B)あるいは投資家(I)が持つ技術を使えば、もっと速くゴールに到達することができる。Eとして成功している人も、Iとして成功する可能性は充分ある。
私が左側のクワドランドにとどまるのをやめた大きなきっかけは、高い教育を受けたがいつもお金に苦労してい実の父が、職場で自分としては最高の地位までのぼったときに起こった出来事だ。
高い教育を受けた実の父が、自分のまったく知らない世界、ビジネスの世界で成功を収めようと、自宅の電話の前でじっと電話がかかるのを待っていた、あの哀れな姿が記憶に深くきざまれていたからだ。
~ ここまで ~
私もこの本に衝撃を受け、不動産投資を始め、
今は右側のクワドラントを生きています。
そして、自分が働かなくても、
ある程度の収入を得る体制が整いつつあります。
子供や家族と多くの時間を過ごし、
自分の人生を自由に描くことができるように、
なってきました。
あなたは、
左側のクワドラントも右側のクワドラントも、
どちらも選ぶことができるとして、
どちらもお金持ちになることができるとしたら、
どちらを選ぶでしょうか?