残された謎・なぜスルガ銀行はそれでも融資をしたのか?(3) | 不動産投資で人生を自由に豊かに描く!「ライフデザイン実践会」

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わたしはど素人からスタートとして5年で家賃収入1500万円を達成し、2012年9月サラリーマンを卒業しました。ライフデザインの手段として不動産投資は最適です。不動産投資のノウハウや有益な情報や人生を豊かに描く方法をどんどんシェアしていきます。


前回の記事では、
現在急落しているスルガ銀行の株価ですが、
一時的には上がるのではないかということを書きました。


しかし、一時的に上がったとしても、
長期的には下落していくことが予想されます。


そのことが有価証券報告書からも、
読み取れることができます。

前回記事「残された謎・なぜスルガ銀行はそれでも融資をしたのか?(1)

前回記事「残された謎・なぜスルガ銀行はそれでも融資をしたのか?(2)

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◆スルガ銀行の有価証券報告書から分かること

「有価証券報告書」とは、簡単に言ってしまえば、
上場企業などに報告を義務付けている企業の成績表です。


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有価証券報告書

 融商品取引法で規定されている、事業年度ごとに作成する企業内容の外部への開示資料である。略して有報(ゆうほう)と呼ばれることもある。

 

(Wikipediaより)

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この有価証券報告書を読めば、決算書とともに、
企業が今どのような状況なのかが見えてきます。


スルガ銀行が報告している、
「平成30年3月期第3四半期 有価証券報告書」によると、
以下のようなことが分かってきます。



◆増加する「貸倒引当金繰入額」

貸し出している融資(債権)が回収できなくなることを、
「貸倒(かしだおれ)」と言います。


「貸倒引当金繰入額」とは、
回収困難になるであろうとスルガ銀行が考えている債権が、
ここの数字に現れてきます。


この貸倒引当金繰入額の同時期の数字を、
過去に遡って見ていくと、
ものすごい勢いで増えていくのが分かります。


平成26年4月1日~12月31日 0円

平成27年4月1日~12月31日 764百万円

平成28年4月1日~12月31日 1,685百万円
 
平成29年4月1日~12月31日 2,282百万円



平成30年3月期第3四半期では、
「22億円以上の貸し倒れリスクがある」と、
スルガ銀行は考えているのです。


そして、実際に、
「破綻先債権額」や「3ヵ月以上延滞債権額」は、
増えていることが分かります。


破綻先債権額は22億円を超え、
3ヵ月以上延滞債権額は13億円を超えています。


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今後は、かぼちゃの馬車を始めたとした
シェアハウス投資への融資が焦げ付き、
これらの額が増えていくことが予想されます。


そのため、直近では、
ブラックロックのようなヘッジファンドが、
大量に買い漁ることにより、
株価は一時的に上がるかもしれません。


しかし、長期的に見ると、
サラリーマン不動産投資の終焉ともに、
起死回生の逆転プランがない限り、
株価は下降線を辿るのではないでしょうか。

 

◆シェアハウスが続々と競売に・・・

実際に融資の焦げ付き現すように、
すでに続々とシェアハウス物件が競売に出てきます。


今、競売に出ているのは、
かぼちゃの馬車の類似シェアハウス投資物件である、
サクトインベストメントパートナーズの手がけた物件です。


1つはすでに結果が出ており、
4944万円からスタートし、4件の
6255万円で個人の方が落札しています。

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もう1つの物件は、
どのような落札結果になるのでしょうか・・・。


サクトインベストメントパートナーズのシェアハウスは、
かぼちゃの馬車に先駆けて破綻しており、
こちらも100名を超すオーナーがいるとされています。


これからさらにシェアハウス物件を、
見ることになりそうです。

 

そして、6月末の株主総会の後に、

どのような結果が待っているのか・・・。

 

 

今年6月下旬に報告される、

「有価証券報告書」に注目されるところです。



長くなったので次回に続きます。