森本学園の改ざん問題は、
とんでもない事件に発展してきました。
まだ森本学園との関わりについては明らかになっていませんが、
当時「森友学園」への国有地売却を担当した職員が、
自殺するほどの事件となっています。
~ 記事抜粋 ~
死亡した近畿財務局職員「常識壊れた」…親族に
財務省近畿財務局で学校法人「森友学園」への国有地売却を担当した部署に所属し、7日に自殺したとみられる男性職員の親族が12日、取材に応じ、男性が昨年夏、仕事に関して「常識が壊れた」と話していたことを明かした。
男性は財務局が学園と売買交渉を行っていた2016年を含むここ数年、国有地売却などを行う管財部門に在籍。親族によると、約30年の勤務歴の中で弱音を聞いたことは一度もなかったが、昨年8月に電話した際、長時間の残業で心身の不調を訴え、「異動できると思って頑張っていたが、かなわず残念だ」と話していたという。
休職中の昨年末には「年明けから職場復帰を考えているが、心と体がついていかない」とのメールが男性から親族に届いたという。
(2018年03月13日 読売新聞)
~ ここまで ~
この記事の中では、この職員の方が、
「仕事に関して「常識が壊れた」」と報じられていますが、
上司およびその上(?)から理不尽な仕事を指示され、
きっとやるせない気持ちになったのではないでしょうか。。。
私も以前の記事で、
会社を退職した理由で書きましたが、
上司や会社からの理不尽な仕事の指示がありました。
2018年3月11日「7年前の東日本大震災、会社を退職する決心をしました。」
「いったい何のために働くのだろう・・・」
「いったい誰のために働くのだろう・・・」
朝の通勤電車の中で、
繰り返し自問自答し、
会社を退職する決心をしたのです。
ほんとうはあってはいけないことだと思いますが、
おそらくどの会社でもあることなのではないでしょうか・・・?
◆理不尽な仕事の指示は山ほどある
私がサラリーマン時代に感じた、
理不尽な仕事の指示はいっぱいあります。
・役員への社内報告の数字を、評価されるように、
数字を良く見せるように指示された。
・役員間の派閥や部署間の争いだけのために、
法律的や道徳的に問題のある仕事をするよう指示された。
・顧客の不利になるようなことも、
会社の方針で決められた仕事をやらされた。
などなど、挙げたらきりがありません。
さらには、特に非道い上司だった時は、
仕事の指示もありますが、とにかく精神的にきつかったです。
・上司が帰る前に部下は帰ってはいけない。だいたい21時以降。
・1週間に数回、上司の飲みに付き合うように強要される。
しかも、飲み会は説教の場で、2時間ぐらい立たされる。
・上司の思い通りの報告がなされないと、
ずっと長時間立って怒られ続ける。
・どんなに道徳的におかしい指示であっても、
役員からの指示は絶対に実行しなければならない。
一部上場の企業ではありますが、
いわゆる体育会系の会社でした。
そのため理不尽な指示というのは、
日常茶飯事でありましたし、
すべての部署ではありませんが、
鬱になる社員や過労や自殺で命を落とす社員までいました。
◆上司や会社は責任を取らない
では、このような上司や会社からの理不尽な指示に、
どう対応したらいいでしょうか?
「断る」というも1つの手段ではありますが、
おそらくサラリーマンが難しいのではないでしょうか。
特に優秀で真面目な人ほど、
難しいのだと思います。
財務省近畿財務局の自殺されてしまったこの方も、
きっととても優秀で真面目な方だったのではないでしょうか。
しかし、上司や会社の指示された通りにやっても、
万が一問題が発生した時に、責任を取らされるのは下からです。
上司や会社は責任を取ってくれません。
中には、素晴らしい上司がいて、
会社のために責任をとって部下をかばってくれる人もいますが、
その上司が飛ばされて終わりです。
理不尽な会社というのは、
結局理不尽な役員や上司が残ります。
◆理不尽な仕事の指示にどう対応するか?
理想は、いつでも仕事をやめられるように、
給与収入を超える収入を確立しておくのが1つの手段です。
理不尽さを耐えながら、
それをエネルギーとして行動している人は、
結果を出してる気がします。
不動産投資も1つですし、
その他にも収入を得る手段はたくさんあります。
ライフデザイン実践会のメンバーも、
不動産投資にかぎらず、
それぞれ得意のジャンルで収入源を作っています。
しかし、一朝一夕にはいきませんよね。
そこで、理不尽な仕事の指示を耐えながら、
やっておくと良いことを1つだけお伝えしておきます。
それは、必ず「どういった指示だったか?」を、
毎回細かくメモしておくことです。
音声を録音できるのが一番ですが、
それは難しいかもしれませんので、
とにかくメモっておくのです。
そして、いよいよ耐えられなくなってきた時に、
然るべきところへメモを持って訴えるのです。
然るべきところというのは、
会社の規模などによっても違います。
大きい会社であれば、
コンプライアンス室のような部署があるでしょう。
社内は言いにくかったり、小さい会社であれば、
労働基準局のような公共機関でもいいでしょう。
とにかく一方的に理不尽な指示に従うのではなく、
相談できる人がいるなら相談するなどして、
逃げ道を用意しておくことをオススメします。
そうしないと心が病んでしまいますよね。
会社というのは、どこか逃げられない空気があり、
本当に独特の世界があります。
サラリーマンをやめて、なおさら思います。
どうか、理不尽な会社や上司なんかのために、
命を落とすことだけはしないで欲しいなと思います。
かぼちゃの馬車を販売やサポートしていた、
従業員がそうだったかもしれません。
スルガ銀行の職員も、かぼちゃの馬車の融資をする上で、
無情さを感じていたのかもしれませんね。。。
私たちの人生は、会社や上司のためではなく、
自分達のために自由に描いていきましょう!